言葉の意味と使い方

「重ね重ね」の使い方!お詫びメールやお礼・お願いする時に使ってもOK?【例文】

「重ね重ねありがとうございます」

このようにつかわれている「重ね重ね」という言葉、聞いたことがありますか?

ビジネスシーンでもよく用いられる言葉です。

丁寧な感じがするので色々な場面で使いたいところですが、正確にはどのような使い方をすればよいのでしょうか。

実は使ってはいけない場面もある言葉なので、気をつけたいですね。

今回は、「重ね重ね」の使い方!お詫びメールやお礼・お願いする時に使ってもOK?【例文】についてご説明いたします!

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「重ね重ね」の意味

「重ね重ね」は「たびたび繰り返して。いくえにも」という意味です。

「かさねがさね」と読みます。

「重ねる」が二つ、重なっていますね(笑)。

同じ言葉を繰り返すということは、その意味を強調しているわけです。

言葉や行為が重なっている、つまり何回もやっている、何回も言っているということになります。

「重ね重ねお詫び申し上げます」などということで、「繰り返してお詫び申し上げます」という意味になります。

何回も同じことを繰り返すさまや、念を入れていうさまを表す言葉です。

「重ね重ね」の使い方

「重ね重ね」は「重ねて」という意味を強調したものです。

一度では足りないぐらいの気持ちで、何度も詫びたり感謝をしたりしたい時に使います。

具体的な使いかたとしては、「重ね重ね~する」、または「重ね重ねの○○」という形になります。

名詞に続く場合は「の」を入れることを覚えておきましょう。

【例文】

  1. 重ね重ねお礼申し上げます。
  2. 重ね重ねお願いします。
  3. 重ね重ねのお願い
  4. 重ね重ねの不幸

お詫びメールやお礼・お願いする時に使ってもOK?

「重ね重ね」はビジネスシーンでも色々な場面で見聞きするような言葉です。

例えばお詫びメールや、お礼、お願いをする時に使えそうですね。

それぞれの場面での使い方を例文とともに確認しておきましょう。

お詫びメールで使うとき

お詫びの気持ちをメールで伝える時、やはり本当に申し訳なく思っているということをなんとか伝えたいですよね。

「重ね重ね」を使うことで気持ちの強さを伝えることができますので、お詫びをする時にも使いやすい言葉です。

「本当に申し訳ありません」とか「ご迷惑をおかけいたしました」などの謝罪の言葉が文中に出てくると思いますが、そのあと最後に「重ね重ねお詫び申し上げます」などと使うことでより一層謝罪の気持ちを強調することができます。

【例文】

  1. この度は当方のミスで大変ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんでした。重ね重ねお詫び申し上げます。
  2. お忙しい中お時間を割いていただきましたのに、ご満足いただける提案ができず申し訳ありませんでした。重ね重ねお詫び申し上げます。

お礼で使うとき

「重ね重ね」はお礼の時も使えます。

「重ね重ね御礼申し上げます」などとして、より一層の感謝の気持ちを伝えることができますね。

【例文】

  1. お忙しい中お越しくださりありがとうございました。また結構なお品を頂戴し、重ね重ね御礼申し上げます。
  2. この度はお買い上げくださり、誠にありがとうございます。また詳しいご感想を賜りまして、重ね重ね感謝申し上げます。

お願いで使うとき

「重ね重ね」は何かをお願い(依頼)する時にも使います。

「重ね重ね恐縮ですが、~いただけますでしょうか」といった形で使うことが多く、何度もお願いして恐縮です、という気持ちを表すことができます。

【例文】

  1. 先日からお願いしておりました件、重ね重ね恐縮ですがお早めにご回答をいただきたく、よろしくお願いいたします。
  2. ○○の件、よろしくお願いいたします。また重ね重ねのお願いで大変恐縮ですが、××についても同じようにお願いしたく存じます。

「重ね重ね」を使う際の注意点

「重ね重ね」は気持ちを強調して伝えることができる便利な言葉でしたね。

ですが、使い方には注意が必要です。

「重ね重ね」の誤用

「重ね重ね」は「重ねて~します」という意味なので、いきなり冒頭で「重ね重ね」は使いません。

お礼やお詫びなど、気持ちを伝えた上で後からもう一度「重ね重ね」で改めて気持ちを伝え直す、という使い方をしますので注意しましょう。

【誤用の例文】

  1. この度はお買い上げいただき重ね重ね御礼申し上げます。さて、……
  2. おはようございます。昨日はご迷惑をおかけして重ね重ねお詫び申し上げます。

「重ね重ね」は「忌み言葉」

「忌み言葉」とは、結婚式やお葬式では使わない方がよいとされている言葉です。

慶事や弔事には、縁起が良くない言葉ということですね。

結婚式のスピーチで「切れる」「別れる」などと言ってはいけない、などというのが有名ではないでしょうか。

同じ言葉を繰り返す「重ね言葉」も慶弔事にはよくないとされていて、「重ね重ね」もこれにあたります。

ですから、結婚式やお葬式で「重ね重ね」は使わないようにしましょう。

【誤用の例文】

  1. (結婚式で)重ね重ねおめでとうございます。
  2. (葬儀で)重ね重ねお悔やみ申し上げます。

「重ね重ね」の類義語

「重ね重ね」の類語には次のようなものがあります。

  • 重ねて
  • 幾重にも
  • たびたび
  • 重々(じゅうじゅう)
  • くれぐれも

まとめ

「重ね重ね」は繰り返して表すことで、お礼やお詫び、お願いと言った気持ちを強調する言葉でしたね。

心から感謝している、詫びているといった心のこもった表現ができますね。

使い方には注意が必要ですが、気をつけて適切に使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
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三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。