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「金婚式」や「銀婚式」という言葉を耳にしたことはありませんか?
これらは結婚記念日の一つで、実は他にもたくさんの結婚記念日があります。
今回は、この結婚記念日の呼び方を一覧にまとめました。
その由来や、何をしたら良いかもご紹介いたしますのでぜひ最後までお付き合いくださいね。
目次
結婚記念日とは?由来は?
結婚記念日とは、言葉そのままに「夫婦となった日」「結婚した日」を記念するお祝いの日です。
結婚記念日は日本発祥のものではありません。
実は外国から伝来したもので、その発祥はイギリスとされています。
では、どうして結婚記念日が現代日本に広まっているのでしょうか。
その理由は、明治27年に明治天皇と皇太后が大婚25周年祝典を行ったことが原点だと言われています。
これは当時の大きなイベントでしたから、日本国民に印象深く、結婚記念日という概念が広まったというわけなのです。
結婚記念日には何をすれば良い?
結婚記念日には、その記念日の名前にちなんだ贈り物や行動をする方が多くいらっしゃいます。
2人で記念日をお祝いするパターンもあれば、家族全体でお祝いするパターンもあり、本当に人それぞれです。
次の結婚記念日一覧で、もっと詳しく解説いたします。
結婚記念日一覧
1周年 紙婚式
白紙の状態から始まった2人の夢を願うという意味のある紙婚式は、紙に関わることがおすすめです。
お互いに手帳をプレゼントしあったり、これから増えていく写真を綴じるアルバムを2人で選んだりすると良いでしょう。
2周年 藁婚式、綿婚式
綿や藁の様に、まだまだ夫婦としては柔い関係を意味しています。
しかし一方で、綿や藁は折り重なったり工夫すればたくさん汎用性があることを意味しており、夫婦としての生活が試される時期をあらわしています。
この記念日には、綿にちなんで木綿素材の物、例えばシャツやタオル等の日用品を贈ることがおすすめです。
また昔は、藁が畳の材料や壁に塗り込んだりと住居を整えることに使われていたことから、カーペットや壁紙やカーテンなどの家具を一緒に選ぶのも良いかもしれませんね。
3周年 革婚式
結婚3年目は忍耐が必要な時期です。
ぐっと耐えて粘り強く夫婦としてのピンチを乗り越え、使い込むほど味が出る革素材の様にになることを意味するのが、この革婚式です。
この記念日には、ぜひ革製品のプレゼントが良いでしょう。
バッグや手帳カバー、財布やベルトなど日用品にたくさんあるので贈り物も選びやすいですね。
4周年 花・果実婚式、書籍婚式
大地に根を張り咲かせる花や、実りを見せる果物の様に結婚生活が安定してきている時期を意味する花・果実婚式。
また、別名 書籍婚式というのもあり、これは夫婦としての思い出が本にできるくらい貯まっているという意味でもあります。
2つの意味を持つ結婚4周年の贈り物は、花束や本が良いでしょう。
5周年 木婚式
夫婦が一本の木として根を張って育っている様子を意味する木婚式は、木に関わることがおすすめです。
夫婦の記念に観葉植物を購入したり、木製の食器などを揃えたりすると良いでしょう。
6周年 鉄婚式
鉄の様にかたい夫婦の絆と愛情を意味する鉄婚式。
贈り物や記念品は、夫婦としての時間を共にするときに使う鉄製の物がおすすめです。
お揃いのカトラリーなどを購入されてはいかがでしょうか。
7周年 銅婚式
銅は古来から人々に生活で愛用されてきた金属の資源の一つ。
銅婚式は、結婚生活の安定と基盤が築けていることを意味しています。
記念品や贈り物でおすすめなのは、暮らしにちょっと良いものとして、銅製品の鍋やポットです。
銅製品は熱伝導が良く、耐食性も高いためこれからの2人の生活を豊かにしてくれます。
8周年 ゴム婚式・青銅婚式
ちょっとのことでは千切れず跳ね返すゴムと、錫(すず)と銅が混ざりあってできる青銅にちなんで2人の絆と愛をあらわすのが結婚8周年です。
ゴムにちなんで選ぶと、ゴム性やシリコン性の時計のベルトなどはいかがでしょうか。
また青銅はブロンズのことなので、ブロンズ像にちなんで美術館デートなども良いかもしれませんね。
9周年 陶器婚式
壊れる陶器になぞらえて、夫婦の関係が壊れぬ様に大切にするという意味を持つ記念日です。
夫婦のお茶碗や湯呑みなどを買い替えたり、記念のアンティーク皿や、飾り皿を購入すると良いでしょう。
10周年 錫婚式 アルミ婚式
錫(すず)やアルミは柔らかく、汎用性があり美しい素材です。
これらの金属の様に、夫婦としての柔軟さと気品を問う錫婚式やアルミ婚式は、箸置きやタンブラーが贈り物にぴったりです。
11周年 鋼鉄婚式
鋼鉄=硬い というイメージから、2人の絆が強いことを意味しています。
贈り物としては、お揃いの食器などの金属製の日用品などが人気です。
12周年 絹婚式
絹は、織れば薄いながらも丈夫で美しく、細やかなキメを持つ上等の織物です。
それにちなんで絹婚式は、絹のようにきめ細やかな気遣いがお互いにできるようになった夫婦を讃える記念日です。
記念品や贈り物では、シルクのスカーフやネクタイ、お揃いのパジャマなどが人気の品となっています。
13周年 レース婚式
手間がかかるレースにちなんで、夫婦の生活が日々織り成していることを意味しています。
もちろん記念品やプレゼントはレース製品がおすすめで、カーテンやコースター、ハンカチなどがよく選ばれています。
14周年 象牙婚式
象牙は徐々に大きくなることから、歳月をかけた夫婦の愛を意味しています。
象牙といえば印鑑やアクセサリーがメジャーですが、高価な上に人によっては不要なため、近年はあまりこだわらず自由にプレゼントを選ぶ方が多くなっています。
15周年 水晶婚式
透き通った水晶の様に、曇りのない夫婦関係を意味しています。
プレゼントにはもちろん水晶が関連したブレスレットやネックレスなどが人気となっています。
20周年 磁器婚式
重ねる年月と共に風合いを帯びる磁器・・・そんな夫婦をあらわしている記念日です。
記念となるような磁器の食器や花瓶を夫婦で探してみると良いかと思います。
25周年 銀婚式
有名な銀婚式は、磨くと輝く銀にちなんだ夫婦愛を象徴する記念日です。
シルバーがモチーフとなったアクセサリーや小物をペアで購入する方が多くいらっしゃいます。
30周年 真珠婚式
「富」「長寿」「健康」を意味する真珠から、長い夫婦の絆と愛を意味しています。
真珠のアクセサリーとカフスボタンなど、男女それぞれ持つことができる小物が人気となっています。
35周年 珊瑚婚式
珊瑚が成長するには長い年月が必要です。
その珊瑚にちなんで、今までとこれからの夫婦愛を意味している記念日です。
珊瑚のアクセサリーや小物、コーラルカラーの持ち物が贈り物としてはよく選ばれています。
40周年 ルビー婚式
ルビーの意味は「情熱」「深い愛情」であり、それを確かめ合う節目として祝われる結婚記念日です。
ルビーのアクセサリーの他、ルビーカラーの赤ワインや赤い花束などが記念品や贈り物におすすめです。
45周年 サファイア婚式
「慈愛」「誠実」「徳望」の石言葉を持っているサファイアにちなんで、誠実と慈愛に溢れた結婚生活を意味しています。
サファイアの装飾品は記念品の定番ですが、現代ではサファイアの様な青い海を見に行くような旅行を計画するご夫婦もいらっしゃいます。
50周年 金婚式
黄金の様な価値のある夫婦生活を営んできた2人を祝福する記念日です。
もちろん贈り物や記念品は金やゴールドカラーがモチーフの物が喜ばれています。
55周年 エメラルド婚式
緑の落ち着いた色のエメラルドのような、穏やかな夫婦の関係に到達したことを意味しています。
記念品はエメラルドの装飾品の他、癒しの森林やエメラルドグリーンの海を記念旅行とするのも現代では人気です。
60周年 ダイヤモンド婚式
ダイヤモンドは「永遠の繋がり」「変わらぬ愛」を意味しており、夫婦の愛は永遠のものだということを表している記念日です。
ダイヤモンドの装飾品も定番ですが、夫婦も高齢のため何も要らないという方も多く、家族でシンプルにお祝いすることも多い様です。
65周年 ブルースターサファイア婚式
ブルースターサファイアは硬度があり傷つきにくい宝石であり、それを夫婦のかたい絆になぞらえた記念日です。
新婚時代の思い出を彷彿させる物を贈ったり、ご家族でお祝いをする方が多い様です。
70周年 プラチナ婚式
「婚姻の約束」「強い絆」という石言葉を持つプラチナの様に、価値のある夫婦愛と絆を讃える記念日です。
余生を夫婦で幸せに暮らすことを家族で願い、結婚生活を振り返る様なお祝いがおすすめです。
最後の結婚記念日として、心が満たされ幸せをなお感じるお祝いになると良いですね。
まとめ
結婚記念日には、その結婚後の年数によって多くの記念日があります。
また、その記念日の名前にちなんだ贈り物や記念品を用意したり、旅行やデートをしたりすることが一般的に人気となっています。
そして結婚記念日は愛する2人だけのものではなく、家族全体においても喜ばしいことでもあります。
この記事が、結婚記念日をお祝いする方々の参考となり、少しでも力になればとお祈り申し上げます。