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日本語教師は勤務先で仕事内容に違いがある?実際どうなの?

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日本語教師としての勤務先は日本語学校だけでなく、外国人が多く働く工場での日本語教師、小学校で外国人児童に対する日本語教師などさまざまです。

また、日本だけでなく、海外にもあります。勤務形態も常勤、非常勤、ボランティアなどがあります。

そのため、勤務先や勤務形態により、仕事内容は大きく異なります。

日本語教師は授業をするだけでなく、実に色々な仕事があります。実際にどんな仕事内容があるのかみてみましょう。

授業に関する仕事内容はなにがあるの?

日本語教師のメインの仕事はもちろん日本語の授業をおこなうことです。

ただし、テキスト通りに授業を進めるだけでなく、生徒が理解しやすいようにテキストに載っている例文だけでなくできるだけ多くの例を与えたり、発音やイントネーションの指導をしたりする必要があります。

イラストや動画を用いると生徒には分かりやすいため、授業の前に必要なものをしっかりと準備しておくことも大切です。

基本の授業以外にはテスト作成、添削などもあります。

外国人の日本語力を測る日本語能力試験を受験したい生徒や大学入試を目指す生徒などには特別な授業をおこなう必要もあります。

一般の教職員と同様、クラス全体が楽しく、和気あいあいと授業ができるような雰囲気作りも大切な仕事の一つといえます。



一般的な日本の日本語学校での仕事内容

経験が浅く、非常勤教師として採用された場合は基本的に授業に関わる仕事のみを任されます。

授業前の準備やテストに関わることも業務となるでしょう。

しかし、指導経験が豊富で能力が認められた教師は、クラス編成、カリキュラム作成、テキスト作成など幅広く授業に関わる仕事を依頼されることもあります。

また、新米教師に対してアドバイスや指導をする必要もあるかもしれません。

学校の規模によっては宣伝のためのチラシ配りやサイトの更新作業を手伝う必要も出てきます。

月謝管理や年間スケジュール作成など、もはや学校運営ともいえる仕事を依頼されることもあります。

日本にある中規模以上の日本語学校では日本語教師のほかに事務員もいるため、日本語教師は運営に携わる必要はないと言えるでしょう。

しかし、小規模の場所では経験年数に関わらず学校運営に携わる仕事が回ってくる可能性は高いといえます。

海外の日本語学校での仕事内容


日本にある日本語学校同様、規模によっては授業以外に運営に関わる仕事を依頼されます。

それに加え、海外の日本語教師が日本の日本語教師と大きく異なる点は日本の代表者のように扱われるという点です。

日本のことはすべて先生が教えてくれると思われるため、海外で日本語教師をする場合は授業や運営のみならず、日本の習慣、文化などの知識を持ち、それを教えられる能力を兼ね備えていることが望まれます。

もちろん、知らないことは知らないとはっきり伝えて問題はありません。

しかし、できるだけさまざまな知識を得ておくほうがいいでしょう。

折り紙教室や習字教室などを開いてくださいと頼まれるかもしれません。

また、運動会、子供の日、節分など日本独特のイベント開催を望まれるかもしれません。

海外に日本を作り上げるような心持ちが必要となります。

まとめ

ひとことで日本語教師といっても仕事内容は実に千差万別です。

授業以外の仕事を引き受けたくない方は日本で規模の大きな日本語学校での勤務が適しているでしょう。

日本語を指導するだけでなく、活発に色々な経験をしたいという方は海外での勤務が向いています。

自分の性格を踏まえて、勤務先を選ぶようにしましょう。

そのためにも採用面接にてしっかりと仕事内容を確認することが大切です。



ABOUT ME
ソウザ マキ
日本の大学を卒業後、一般企業に勤務。働きながら、420時間以上の日本語教師養成講座を受講した後、2005年にJICAから日本語教師として海外に派遣されました。派遣先にて結婚をし、現在も海外にて日本語教師をしています。また、能力試験N4レベルまでの教科書作成もいたしました。 5歳児から60代の大人まで、個人レッスンやグループレッスンをおこなっています。
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