言葉の意味と使い方

「こちらこそ」は目上の人に失礼?意味とメールでの使い方!【言い換え表現・例文】

「こちらこそ」は目上の人に失礼?意味とメールでの使い方!

「こちらこそ」は普段から頻繁に使うという人も多い言葉ではないでしょうか。

「こちらこそよろしくお願いします」とか「こちらこそありがとうございます」などと、電話やメールでよく使われますよね。

この「こちらこそ」ですが、親しい人同士でも使う言葉なので、目上の人やビジネスシーンのかしこまった場面などでは不適切なのでは?と気になる方もいるのではないでしょうか。

今回は、「こちらこそ」は目上の人に失礼?意味とメールでの使い方!についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「こちらこそ」の意味

「こちらこそ」は、相手の感謝やお詫びなどを受けて、自分からも相手に同じことを伝えようとする時に使う表現です。

「こちらこそありがとうございます」

「こちらこそごめんなさい」

などとすることで、あなたと同じように私も、もしくはあなた以上に私が、ありがとうございます/ごめんなさいという意味を伝えることができるわけです。

「私の方こそ○○です」というときに使うわけですね。

「深謝」の意味と使い方!「陳謝」との違いは?【例文つき】ニュースを見ていると、よく不祥事を起こした人や企業の代表などが謝罪会見をしています。 誰でも「謝罪」はあまりしたくないものだと思い...

「こちらこそ」は目上の人には失礼?

「こちらこそ」は、相手の感謝や謝罪に対して、自分の方こそ感謝や謝罪をしますよ、という気持ちを伝える言葉です。

この「こちらこそ」は、日常的に親しい間柄で使う言葉でもありますが、

目上の人にも使える表現です。

「こっちこそ」と言うよりも丁寧ですよね。

ただし、前後を省略して「こちらこそ」とだけ言うと、簡単にしすぎて失礼になります。

  • こちらこそ○○です。
  • こちらこそありがとうございます。
  • こちらこそ申し訳ございません。

といった形で、前後の言葉遣いも敬語に気をつけて、全体で丁寧になるように注意しましょう。

さらに、「こちらこそ、○○していただきありがとうございますなどと、具体的に感謝や謝罪などの内容を省略せずに伝えるとより丁寧な印象です。

また、「こちらこそ~」と言うと、相手の感謝や謝罪を当然のように受け入れているという印象になってしまうこともあります。

「とんでもございません」「とんでもないことでございます」などと一旦否定した上で、「こちらこそ○○していただきありがとうございました」などと続けると、謙虚な気持ちで受け止めているということが伝わります。目上の人に対して使うにはより適切でしょう。

【例文】

  1. こちらこそ、お忙しい中ご足労いただきありがとうございます。
  2. こちらこそお心遣いに感謝しております。
  3. こちらこそ、ご迷惑をおかけして申し訳ございません。
  4. とんでもございません。こちらこそ大変失礼いたしました。
  5. こちらこそよろしくお願いいたします。
「お気遣い」と「お心遣い」の違いや意味と使い方!上司や目上の人に使う時は?【例文つき】社会に出て様々な人と関わるようになると、今まで使う機会のなかったような言葉を色々と使いますよね。 言葉は、使い方を間違ってしまうと...

「こちらこそ」のメールでの使い方

「こちらこそ」は、使い方に気をつければ目上の人や仕事相手にも使える言葉でしたね。

ビジネスメールで「こちらこそ」を使う機会も多いと思います。

メールで「こちらこそ」を使う際の注意点は、やはり「○○していただき」といった、感謝や謝罪などの内容を書くようにするということです。

メールだと、会話と違って省略しても話の流れでわかるとか、表情や声の調子で言外に示すということがありませんので、何に対して「こちらこそ」なのかわかるように明確に書いておきましょう。

また、メールでは「こちらこそよろしくお願いいたします」という言葉がよく使われます。

この場合は、「こちらこそよろしくお願いいたします」の前に、自分の意気込みや感謝などを書いて、自分の気持ちを伝えるようにするとよいでしょう。

  • 何に対しての感謝や謝罪であるのかを明確にする
  • 「こちらこそよろしくお願いいたします」の前に自分の思いなどを書く

これらを意識しながら、回りくどくならないように気をつけて書きましょう。

【例文】

  1. こちらこそ、お忙しい中お時間をいただきありがとうございました。
  2. こちらこそ、お手数をおかけして申し訳ございません。
  3. お忙しい中お手数をおかけして恐縮です。こちらこそ、よろしくお願いいたします。
  4. 私どもも一層努力して参る所存です。こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。

「こちらこそ」の言い換え表現

「こちらこそ」を他の言葉に言い換えるなら、

  • むしろ~
  • ○○なのは私です

といった言い回しがあります。

「むしろ」は二つを比べてこちらを選ぶ、またはこちらのほうがよいという意味の言葉です。

「どちらかといえば」ということですね。

「○○なのは私です」「○○なのはこちらのほうです」などという言い方も、自分の方がより○○であるという意味になりますから、感謝や謝罪などの気持ちが自分の方が大きいですよと伝えるということになります。

【例文】

  1. いえいえ、とんでもございません。むしろ○○さんに感謝しています。本日はありがとうございました。
  2. とんでもありません。むしろ私の方がご迷惑をおかけして申し訳ありません。
  3. お礼を言うべきなのは私の方です。ありがとうございました。
  4. お忙しい中無理なお願いを聞いていただいたのは私です。本当に申し訳ございませんでした。

まとめ

普段何気なく使っている「こちらこそ」ですが、色々と気をつけるとより丁寧な使い方ができますね。

ビジネスメールでは何かと目上の人とやり取りする機会も多いので、ぜひ意識して使ってみてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。