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「誇張して話す」
「これは嘘ではなく誇張表現だ」
このように使う「誇張」という言葉があります。
いろいろな場面で使われるものですが、どのような表現のことを「誇張表現」と言うのでしょうか。
今回は、「誇張」の意味と使い方!「誇張表現」とは?|例文・類義語・対義語についてご説明いたします!
「誇張」の意味
「誇張」は「大袈裟に表現すること」です。
「こちょう」と読みます。
「誇」は「ほこる。自慢する。大袈裟に言う」という意味の漢字です。
「張」は「はる、ひっぱる」「広げる。大きくする」「言い張る」などの意味があります。
「誇張」は、文字の意味からも大袈裟に大きく言うことを表すことがわかりますね。
「誇張」は実際よりも大袈裟に表現するという意味の言葉です。
「誇張」の使い方
「誇張」は、「誇張する」などの使い方をします。
実際よりも大袈裟に表すことを指していろいろな場面で使います。
「誇張」の例文
- 面接で、自分の留学時代の経験を誇張して話した。
- 彼はいつも自分のことを誇張して話す癖がある。
- この文章には若干の誇張が含まれているようだ。
- この脚本では主人公の頑固さが誇張されすぎていて、視聴者が共感できないだろう。
- これは誇張ではなく、本当にそうだったんです。
「誇張表現」とは?
「誇張表現」は、「事実よりも大げさになっている表現」のことです。
「誇張」した表現ということですから、そのままですね。
実際の程度よりもはなはだしく表現する、非常に程度の大きいものに例えて説明するといったことで、事実を「誇張」します。
小説や広告などでも用いられるテクニックですし、また会話の中でもあえて「誇張」して話すといったことも多いです。
「誇張表現」の目的・効果
「誇張表現」は広告やキャッチコピー、いろいろな文章でもよく使われます。
会話でも使われます。
なぜわざわざ「誇張表現」を用いるのかというと、次のような目的や効果があるからです。
- 意味を印象付ける
- 魅力的にする
- 面白くする
普通の言葉では的確に伝えられないということも、誇張することで意味をしっかり伝えられます。
また大袈裟に話したり書かれたりすることで、実際にはそれほど印象的でないものも「何だかすごい」となり、「行ってみたい」「買いたい」などと思わせることができます。
また、事実を「誇張」することで滑稽さ、ユーモアを表現することもできます。
このような効果があるので、「誇張表現」はいろいろな場面で使われるのです。
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「誇張表現」の注意点
「誇張」は、あくまでも「事実」を「大袈裟にする」ものです。
ですので、事実ではないことを言ったり書いたりする「嘘」とは違いますし、わざと誤解させるようなものでもありません。
またなんでもかんでも「誇張」していると、「嘘なんじゃないか」「いつも大袈裟な人だ」などと思われて魅力がなくなってしまいます。
- 嘘をつかない
- 誤解を与えるような誇張はしない
- 誇張を多用しすぎない
といったところに気をつけて用いるようにしましょう。
「誇張表現」の例
「誇張表現」は例えば次のように用いられます。
- 熟練の職人技が随所に光る逸品です。
- 風情ある庭園を眺めながら、贅をこらした懐石料理をいただく至福のひととき。
- 車の中から現れたのは、身の丈2メートルはあろうかと思われる岩のような大男だった。
- このメロンの美味しさは、私が生涯で食べた中で最高と言ってもいい。
職人さんが手作りしている、庭園のある料亭で懐石料理が食べられる、体の大きな男性が来た、美味しいメロンを食べたなど、それぞれが事実であっても、そのままではあまり印象的ではありません。
そこで「誇張表現」として「職人技が光る逸品」とか「贅をこらした」「岩のような」「生涯で一番」といった大袈裟な表現をするわけです。
「誇張」の類義語
「誇張」の類義語には次のようなものがあります。
- 誇称(自慢して大袈裟に言うこと)
- 大言壮語(その人の能力を超えた大きなことを言うこと)
- 豪語(意気盛んに大きなことを言うこと)
- 壮語(勇ましいことや偉そうなことを言うこと)
- 広言(あたりを憚らず大きなことを言うこと)
- 大風呂敷(できそうにもない大袈裟な計画)
- 脚色(事実を面白くするために誇張すること)
- 強調(ある事柄を特に強く主張すること)
「誇張」の対義語
「誇張」の対義語には次のようなものがあります。
- 謙遜(自分の能力を控えめに言うこと)
- 過小評価(事実よりも低く評価すること)
- 矮小化(実際よりも小さく見せること。些末にすること)
- 卑下(自分を人より劣ったものとして評価すること)
まとめ
「誇張」は「誇張」は「大袈裟に表現すること」という意味です。
事実を、淡々とありのまま述べるのではなく、大きく表現したり、程度をはなはだしく表現したりすることを「誇張表現」と言います。
小説などで印象的に表現したい時、広告などで魅力的に表現したい時、またビジネスや日常の会話の中でも「誇張表現」はいろいろなところで用いられています。
あまりなんでも「誇張」して話していると信頼感がなくなりますが、適度に使う分には非常に効果的です。
ぜひ参考になさってくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!