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「こけし」はお土産としても人気の民芸品ですが、実は怖い意味が隠されていると言われています。
今回は「こけし」について有名な県などから詳しくご説明していくとともに、由来が「子消し」というのは嘘なのか、という説にも触れていきます。
「こけし」とは
「こけし」とは、江戸時代の後期から日本に伝わる木製の人形型玩具です。
日本の伝統工芸品としても知られており、その形状は円柱の胴体と丸い頭となっています。
これは小さな子どもでも握りやすいように設計されたもので中には自立が出来ないこけしもあったんだそうです。
大正時代にはキューピーなどの新しい玩具が次々と登場し、玩具としては衰退していきましたが、お土産品・工芸品としてその地位を確立しました。
現代も残る古いこけしの中には骨とう品としての価値が高いものもあるんですよ。
「こけし」の意味が怖い?
有名人や総理大臣、大統領の顔で作られることも増えてきたこけしですが、実は怖い意味があると囁かれています。
ですが都市伝説として噂されているこけしにまつわる怖い噂には根拠が全く無く、呼び名やその由来からもほぼすべての噂がガセネタだという説が有力なんですよ。
「こけし」の由来が「子消し」は??
こけしにまつわる怖い都市伝説として有名なのが、「こけしは子消しを意味している」というものですが、実はこれは嘘ではないかという見方がとても有力となっています。
飢饉に苦しんでいた江戸時代に「間引き」という悲しい風習があったことは事実ですが、この行為は「戻す」と呼ばれており、子消しと呼ばれていたことは無いとされています。
本当の由来も諸説ありますが「木で作られた芥子人形」という言葉から出来た言葉だという説が最も有力だとされているんです。
「こけし」はなんのために作られた?
江戸時代後期、東北地方の木地師達が湯治場へと移り住み、地元の農民達と接していく中で生まれた「お土産品」がこけしです。
その当時は「天然痘から守ってくれる」という赤い染料で色付けした飾りが人気で、その事を知った木地師達が赤色の人形をお土産品として制作したのが始まりなんですよ。
小さな子どもでも手に持ち遊ぶことが出来るように、と現在の形状で作られたとされています。
まとめ
こけしという名前が一般的に使われるようになったのは昭和15年に開催された「東京こけし会」がきっかけなので、江戸時代の間引きとは関係が無いことがわかりますね。
怖い噂はないと考えることはできますが、一般的に「人型をしているものには魂が宿りやすい」と言われていますので、ぞんざいに扱うのは避けた方が無難です。