「今後とも」と「引き続き」の違いや返し方は?【類語・例文】

「今後ともよろしくお願いいたします」

「引き続きよろしくお願いいたします」

口頭でも、メールや手紙でもよく使う言葉ですね。

どんな内容でもとりあえず最後はこの言葉で締めくくるという人も多いかもしれません。

大変便利な言葉ですが、さてこの二つの違いや使い分け方というのはあるのでしょうか。

また、相手が「今後ともよろしくお願いいたします」「引き続きよろしくお願いいたします」といってきた場合、どのように返事すればよいのでしょうか。

普段意識せずに使っているような言葉ですが、改めて意味や使い方から考えてみたいと思います。

今回は、「今後とも」「引き続き」の違いや返し方は?【類語・例文】についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「今後とも」の意味と使い方

「今後とも」は「これからも」という意味です。

「今後」は「今」と「後」という字を書きますが、その通り「今からあと」、つまり「これからのち」という意味になります。

「とも」は「共」で、「同じ。一緒」という意味の言葉です。

「~も」という意味になりますので、まとめると「今後とも」は「これからのちも」ということになります。

ビジネス文書では常套句であり、「今後ともよろしくお願いいたします」のような形で頻繁に使われています。

【例文】

  1. 今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
  2. 今後とも変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
  3. 今後ともご協力をよろしくお願いいたします。

「引き続き」の意味と使い方

「引き続き」は「続けざまに。途切れることなく」という意味です。

「引き続く」は「物事が中断せずにずっと続く。あることが終わったあとにすぐに別のことが続く」という意味です。

「引き」という接頭語は動詞の前について、その語の勢いを強める働きがあります。

「引き止める」「引き締める」などというのもそうですね。

こちらもビジネスシーンでは「引き続きよろしくお願いいたします」のような形でよく使われます。

【例文】

  1. 引き続きよろしくお願いいたします。
  2. これからも引き続きご協力をお願いいたします。
  3. 引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。

「今後とも」と「引き続き」の違い

「今後とも」「引き続き」は、どちらも「よろしくお願いいたします」などとセットにして、会話やメール、手紙の最後の挨拶的によく使われる言葉です。

「これからもよろしくお願いします」という無難な挨拶言葉であり、とても使いやすいですよね。

この「今後とも」と「引き続き」の違いとしては、

  • 「今後とも」は「今のやりとりが一旦終わっても、また次の機会にも」よろしくお願いします
  • 「引き続き」は「今のやりとりがまだ続くのでこのまま続けて」よろしくお願いします

ということになります。

「今後とも」は、今のやりとりや取引などが一旦終わって、また別の日時に別のやりとりをするときにもまたお付き合いしましょう、ということを表します。

それに対して「引き続き」は文字通り、取引などの最中に「この後も続けてよろしく」「最後までよろしく」という継続中の意味が強いのです。

例えば取引が一旦終了して挨拶する時は「今後ともよろしくお願いいたします」を使います。

そして、今まさに取引中である相手には「引き続きよろしくお願いいたします」を使います。

このような使い分けができると言えるでしょう。

実際には「今後とも」はやりとりの最中に使っても特に問題ありませんので、どちらの場面にも「今後とも」が使われることも多いです。

逆に一旦やりとりが終了した時に「引き続き」を使うと違和感が出てしまいますから気を付けましょう。

【例文】

  1. この度は大変お世話になりました。おかげさまで今回のプロジェクトも大成功に終わり、社員一同心より感謝申し上げます。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
  2. この度はご協力いただきまことにありがとうございます。おかげさまでこのプロジェクトも完成まであとわずかというところまでこぎつけました。引き続きご指導のほどよろしくお願いいたします。

「今後とも」と「引き続き」への返し方

さて、「今後ともよろしくお願いいたします」「引き続きよろしくお願いいたします」と相手にいわれた場合、どのように返事すれば良いのでしょうか。

「今後ともよろしくお願いいたします」「引き続きよろしくお願いいたします」と同じ言葉を返してもよいのですが、なんだか不自然ですよね。

もちろん基本的には自分も「よろしくお願いいたします」などでよいわけですが、もう少し工夫したいところです。

例えば

  • こちらこそ、よろしくお願いいたします。
  • こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。
  • 至らない点もあるかと思いますが、こちらこそよろしくお願いいたします。

のように、「こちらこそ」などの言葉をつけることで相手の言葉をしっかり受け止めているということを表せます。

少しの工夫で印象がよくなりますね。

「今後とも」と「引き続き」の類語

「今後とも」「引き続き」に似た言葉としては

  • これからも
  • 今後も
  • 変わらず
  • これまで通り

などがあります。

「これからもよろしくお願いいたします」とすると少し口語的な印象です。

状況に応じて使い分けるとよいですね。

まとめ

「今後とも」「引き続き」は普段から頻繁に使う言葉ですよね。

身近だからこそ、使い方をしっかり知って場面に応じたアレンジをして使っていけるといいと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました!

スポンサーリンク
スポンサーリンク

合わせて読みたい記事



仕事ですぐ使える語彙力

【ベストセラー1位】

アマゾン語彙力本のなかで一番売れている本。
敬語でなんて返したらいいかの受け答えが書いているだけでなく、他の言い換え表現もいくつか載っているので読むだけでかなり語彙力アップが期待できます。30万部突破も納得の内容。

敬語の意味がしっかりと書かれていて、プラスワンの豆知識や類義語などもあるのでちゃんと理解して言葉を選べるようになります。
挨拶、メールなどビジネスシーンを網羅しているので、お得感のある一冊。

前作の「大人の語彙力が使える順できちんと身につく本」の続編で、よくある場面順になんと表現したらいいかがイラスト入りで解説されているので、前作よりさらに読みやすさがアップ。
「こんなとき、なんて言うんだっけ?」という時は、場面を探して辞書のように使える一冊。

大人の対応は「返し」が違う

職場、友人など、人間関係における40の悩みを、大人の対応力で解決。
もう、むやみに悩まない、傷つかない、腹も立たない。嫌味さえもサラリとかわす。
大人の対応ができれば、あなた自身がもっと楽になる。

この記事が役にたったらシェア!