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「政局が混迷する」「混迷の時代を生き抜く」
このようにビジネスシーンやニュースなどでよく使われる「混迷」という言葉があります。
漢字の意味からも、とても混乱して迷うような状態であることはわかるかもしれませんね。
ですが、詳しく調べたことのある人は少ないと思います。
「混迷」の詳しい意味や使い方について調べてみました。
今回は、「混迷」の意味と使い方!「混迷を極める・深める」とは?|類語・例文についてご説明いたします!
「混迷」の意味
「混迷」は「混乱して分別に迷うこと。複雑に入り混じって見通しがつかないこと」という意味です。
「こんめい」と読みます。
「混ざる」と「迷う」という字を書くことからも、かなりごちゃごちゃと混ざって迷ってしまうイメージが伝わりますね。
「混」は「まじりあう」、「迷」は「まよう、まどう。こまる」などの意味があります。
「混迷」は、心が迷ってしまって分別が定まらないことや、物事が複雑に入り混じって見通しがつかないことを表す言葉です。
「混迷」の使い方
「混迷」は、分別に迷うことや見通しがつかないことを表して使います。
混ざってしまって、迷ってしまってごちゃごちゃでわけがわからないといった感じですね。
人の心について、混乱して分別に迷うという意味で使う時は「昏迷」と書くこともあります。
また、人の心以外のいろいろな物事について「複雑に入り混じって見通しがつかない」という意味でも使うことができ、こちらの方がニュースなどでよく使われています。
政局や世界情勢、金融市場など、混乱して世の中の先行きが見通せないといった状況を表してニュースなどでもよく使われます。
「混迷を極める・深める」とは?
「混迷」を使う言い回しに「混迷を極める」や「混迷を深める」といったものがあります。
- 「混迷を極める」は「これ以上ないほどに混迷する」
- 「混迷を深める」は「より一層混迷する」
「極める」は「これより先はないというところまで行き着く」「頂点に達する」といった意味です。
なので、「混迷を極める」は、とても混迷してこれ以上はないぐらいになるということですね。
ある事態などが、とても複雑になってこれ以上ないぐらい混乱状態になっているような時に使います。
「深める」は、物事の度合いを深くするということです。
ですから「混迷を深める」というのは、すでに混迷しているものごとが、さらに一層混迷してしまうということを表します。
「混迷を極める・深める」はこうした意味の言葉ですので、ニュースなどでよく使われています。
「混迷」の例文
- 世界の政治情勢は混迷を極めている。
- ロシアのウクライナ侵攻など、世界情勢は混迷している。
- 戦争や感染症が収束の兆しを見せず、現代はまさに「混迷の時代」である。
- 彼が新たな証言をしたので事態は混迷を極める一方である。
- あの店はオーナーが新しくなり、経営が混迷を深めている。
- 二社間の交渉は混迷しており、問題が長期化する恐れがある。
「混迷」の類義語
「混迷」の類義語には次のようなものがあります。
- 混乱(物事が入り乱れること)
- 眩惑(目が眩んで正しい判断ができなくなること)
- 困惑(困ってどうして良いかわからないこと)
- 戸惑い(手段や方法がわからなくてどうしたら良いか迷うこと)
- 混沌(物事が無秩序で入り混じっていること)
- 紛糾(面倒な対立がおこってもつれること)
- カオス(無秩序でごちゃごちゃした状況。混沌)
「混迷」の対義語
「混迷」の対義語には次のようなものがあります。
- 明晰(明らかではっきりしていること)
- 整然(秩序だって整っていること)
- 明瞭(はっきり見分けられること)
- 秩序(物事の正しい順序、筋道)
まとめ
「混迷」は「混乱して分別に迷うこと。複雑に入り混じって見通しがつかないこと」という意味です。
「混迷を極める」「混迷を深める」などで、とても混迷している状態を表します。
世界情勢とか政治、金融などについてのニュースで使われることも多く、ビジネスシーンでの話題にもよく出てきますのでぜひ覚えておきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!