言葉の意味と使い方

「購読」の意味とは? 無料の場合も使える?「講読」との違いについても解説

「購読」の意味とは? 無料の場合も使える?「講読」との違いについても解説

「講読」は、雑誌の定期購読や、新聞の購読申し込みなど、日常的に使われている言葉です。

「読み物を購入する」という文字通りの意味で使うことが多いですが、最近では無料のメルマガやYouTubeチャンネルを「購読」するという使い方も目にします。

このような「購読」の使い方は合っているのでしょうか?

今回は、「購読」の意味とは? 無料の場合も使える?「講読」との違いについても解説についてご説明いたします!

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「購読」の意味

購読

「購読」は「書籍・新聞・雑誌などを買って読むこと」という意味です。

「こうどく」と読みます。

「購」は「あがなう。買い求める」という意味の漢字で、「購買」「購入」などの熟語もあります。

「お金を出して買う」という意味なんですね。

ちなみに貝偏などの「貝」は、元々は財貨に関する漢字に使われています。

「財」「貨」「貯」「買」などなど、お金に関係した漢字がいろいろありますよね。

貝が古代中国でお金として使われていたことからできたものです。

「読」は「読む」ですからそのまま「よむ。よみとる」といった意味です。

「購読」は「買って読む」ということになります。

本や雑誌、新聞などの読むものを、お金を出して購入して読むということを表す言葉です。

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「購読」の使い方

「購読」は本や雑誌、新聞などを買って読むことを表します。

「購読する」などの使い方をします。

また、よく見聞きする言葉が「定期購読」で、これは定期刊行物を毎号購読すること、毎号購読するとしてあらかじめ契約してお金を払うことを言います。

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「講読」の例文

  1. 新聞の購読を申し込む。
  2. ビジネス情報誌を購読している。
  3. 雑誌の年間購読はこちらからお申し込みください。
  4. このファッション誌の定期購読を申し込むと特典のエコバッグがもらえる。

無料の場合も使える?

「購読」は、本や雑誌、新聞などを買って読むことです。

ところが、近頃「無料購読」という使い方が増えています。

無料の冊子や無料のメルマガを定期的に送ってもらって読むことを「無料で購読」と言うんですね。

しかし、上で述べた通り、「購読」はお金に関する「購」の字を使っていますから、「お金を払って読む」という意味であるはずです。

本来は、「無料で購読」は間違った表現です。

しかし、実際には無料の場合も「購読」が一般的に使われています。

メルマガなどを「登録して配信してもらって無料で読む」ということを表すちょうどいい言葉がない、ということもあると思います。

「無料で頒布」「無料配信」などとするとよいのかもしれませんが、「(無料で)購読」の方が定着していますのであまり使われていませんね。

まとめると、無料で「購読」するというのは、言葉の意味としては間違いですが、一般的に使われている表現である、ということです。

はっきり「間違い」とは言い切れなくなった言葉ですね。

「講読」との違いは?

「購読」に似た言葉に「講読」があります。

どちらも読みは「こうどく」で、「購」と「講」が形も似ていて見間違えそうですね。

この違いは、

  • 「購読」は「新聞や雑誌などを買って読むこと」
  • 「講読」は「文章を読んでときあかすこと」

となります。

「講読」は書物を読み、その内容を明らかにすると言うことや、その書物について論じたり講義したりすることです。

「購読」は定期購読などしてお金を出して読むということでしたから、見た目は似ていても意味はかなり違っていますね。

【「講読」の例文】

  1. 『源氏物語』を講読する。
  2. ゼミで課題書を講読する。
  3. 仏典を講読する。

「購読」の類義語

「購読」を言い換えるなら「買って読む」などになるでしょう。

「買う」という意味はありませんが、本や雑誌などを読むことを表すなら

  • 読書(本を読むこと)
  • 書見(書物を読むこと)
  • 繙読(書物を紐解くこと)
  • 濫読(手当たり次第に書物を読むこと)

などいろいろな言葉があります。

まとめ

「購読」は、新聞雑誌などを買って読むということを表す言葉です。

「定期購読」「購読のお申し込み」など、身近なところで目にする機会も多い言葉ですね。

本来は、無料で読むことは「購読」とは言いませんが、実際には無料で定期的に読むことも「購読」を使うのが一般的に広まっています。

「講読」との違いもこの機会にしっかり覚えておいてくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。