「薫陶」の意味と使い方!「薫陶を受ける」とは?【類義語・例文】 

「薫陶」という言葉をご存知ですか?

ちょっと難しい言葉です。

今まで使ったことがない人や、読み方や意味がわからないという人もいるかもしれませんね。

例えば「⚪︎⚪︎先生の薫陶を受け〜」というような使われ方で、ビジネスシーンにおいてもしばしば見聞きする言葉です。

ぜひ意味や使い方を理解しておきましょう。

今回は、「薫陶」の意味と使い方!「薫陶を受ける」とは?についてご説明いたします!

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「薫陶」の意味

「薫陶」は「優れた人格で人を感化し、教育すること」という意味です。

読み方は「くんとう」です。

人徳や品位のある人物が教育をするということです。

また、ただ勉強や技術を教えるという意味の教育ではなく、人格面を含めた道徳的な教育という意味があります。

「薫陶」の「薫」は香を焚きしめること、「陶」は陶器を作ることという意味の漢字です。

香を焚いて香りを染み込ませ、土をこねて陶器を作り上げる、という意味になります。

そこから、「薫陶」は優れた人格で人を感化して、まるで香を焚きしめたり土で陶器の形を作り上げたりするかのように立派な人物になるよう導くこと、という意味になったのです。

「薫陶」の使い方

「薫陶」は「優れた人格で人を感化し、教育すること」という意味でした。

教える側の人が優れた人格を持っているということなので、教える側の人や、その教育の内容に対して敬意を持って優れている、徳や品格がある、とする言葉です。

ですから、主に「薫陶を受ける」など、優れた人物から教えを受けるということに対して使われる表現です。

第三者が「彼はあの人に薫陶を与えた」という言い方はしますが、自分に対して「私があなたに薫陶を与えよう」などというのは不適切だということになります。

例文で色々な使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 彼の薫陶を受けた弟子たちは国際的に活躍している。
  2. 師匠から薫陶を授かったことは私の誇りです。
  3. これもひとえに先生の薫陶の賜物です。
  4. 彼は多くの弟子たちに薫陶を与えた。

「薫陶を受ける」とは?

「薫陶」は主に「薫陶を受ける」という使い方をします。

「薫陶を受ける」で「人徳や品格のある人から影響されて人格が磨き上げられる」という意味になります。

徳のある人物によい影響を受けるということですね。

これももちろん教えたり影響を及ぼしたりする人物や、その教育の素晴らしさを表す言葉です。

【例文】

  1. オーストリアに留学し、世界的な指揮者であるA氏の薫陶を受ける。
  2. 現社長は創業者である藤田氏の薫陶を受け、同社を成長に導いた。
  3. 家業を継ぎ、祖父から直接の薫陶を受けた。
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「薫陶」の類義語

「薫陶」の類義語をあげてみましょう。

  • 指導 ある目的に向かって教え導くこと。
  • 教育 教え育てること。
  • 教化 人を教え導き、道徳的な影響を与えてよい方向に進ませること。
  • 感化 人に影響を与えて心や行いを変化させること。
  • 啓発 人が気づいていないことを教え導き、より高い理解に導くこと。
  • しつけ 社会生活に適応するため訓練すること。
  • 育英 優れた才能を持った青少年を教育すること。

「人を教え導く」というような意味では、他にも色々な言葉があると思います。

例えば「教育を受ける」は「(知識や技能といったものを)教えられる」、「教化される」は「他からの影響で考えや思想が変化される」という意味になります。

このような他の言葉に比べると、「薫陶(を受ける)」には「すぐれた人格でもって」人を教え導くという意味が強いことがわかると思います。

いずれも類義語ではありますが、意味やニュアンスには様々な差がありますので、状況に合わせて使い分けられるとよいでしょう。

まとめ

「薫陶」は使い慣れない、聞きなれないという人にとっては難しく感じる言葉ですね。

香を焚いたり土をこねたりするようにして、立派な人物になるように導いてやるという、「薫陶」の本来の意味から知ることで、この言葉の意味や使い方を理解していただけたら幸いです。

字のイメージからしても、意味合いからしても、とても品のあるよい言葉です。

ぜひ社会人として、身につけていきたい日本語の一つではないかと思います。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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