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「狭量」の意味と使い方!「狭量な人」とは心が狭いこと?特徴は?

「狭量」の意味と使い方!「狭量な人」とは心が狭いこと?特徴は?

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「狭量な考え」

「狭量な人」

このように使う「狭量」という言葉をご存知でしょうか。

自分では使ったことがないという人もいるかもしれません。

「狭い」という字からも、あまり良い意味ではなさそうですね。

「狭量」の意味や使い方、また「狭量な人」についても調べてみました。

今回は、「狭量」の意味と使い方!「狭量な人」とは心が狭いこと?特徴は?についてご説明いたします!

「狭量」の意味

「狭量」は「人を受け入れる心が狭いこと」という意味です。

「きょうりょう」と読みます。

「狭」はもちろん「せまい」という漢字ですね。

面積や心が「狭い」ことを表します。

「量」は「はかる」「かさ。容積」などの色々な意味がありますが、ここは「心の広さ。能力の大きさ」といった意味になります。

「狭量」は、「心の広さが、狭い」ということで、度量が狭い、心が狭いということを表します。

合わせて読みたい▽
「狭隘」の意味と使い方!「狭小」との違いは?【類義語・対義語】>>

「狭量」の使い方

電話をする男性

「狭量」は、人を受け入れる心が狭いという意味です。

自分の考えにとらわれて、異なる考えを受け入れられないというようなことを指して使います。

ですから、当然悪い意味で使う言葉です。

もちろん褒め言葉にはなりませんし、人に向かって言うときは注意すべき言葉です。

「狭量」は「狭量だ」「狭量な」などの使い方をします。

また、名詞化して「狭量さ」とすることもあります。

心の狭さを表すので、人の心の狭さを指摘する時や、自分の心の狭さを表す時などに使います。

「狭量」の例文

  1. そんなことを言うなんて、狭量ではないか。
  2. 他人の成功を妬むとは、狭量な考えだ。
  3. 自分の狭量さを自覚して嫌になる。
  4. 彼は人の言うことを聞き入れられない狭量な人間だ。
  5. 彼女のような狭量な人には何を言っても無駄だ。

「狭量な人」とは心が狭いこと?特徴は?

ある人物のことを評して「狭量な人」と言うことがあります。

この「狭量な人」というのは、もちろん「人を受け入れる心が狭い人」ということになりますね。

「狭量な人」=心が狭い人です。

  • 他人に厳しい
  • 思いやりがない
  • 人の成功を喜べない
  • 負けず嫌い
  • 人の親切を素直に受けられない
  • ネガティブ
  • 度量が狭い

「狭量な人」にはこういった特徴があります。

人を信じることや、自分と違う考えでも受け入れるといったことが「心の広さ」です。

それが不足していると、自分が絶対に正しいというプライドの高さが生まれますから、他人の意見を受け入れられなかったり、自分に非があっても謝れなかったりということになります。

周囲からは「心が狭い」と思われるわけですね。

当然ながら「狭量な人」は好かれません。

円滑な人間関係を築くことができず、友人が少なかったり、周囲から避けられていたりすることが多いでしょう。

できるだけ「狭量」にはなりたくないものですね。

「狭量」の類義語

「狭量」の類義語には次のようなものがあります。

  • 狭隘(心が狭いこと)
  • 偏狭(狭いこと。ゆったりしていないこと)
  • 偏屈(性格が素直でなくねじくれていること)
  • せせこましい(こせこせしてゆとりがない)
  • 心の狭い(周囲の状況や他人の言動を受け入れない)
  • 度量が狭い(周囲の状況や他人の言動を受け入れない)

「狭量」の対義語

「狭量」の対義語には次のようなものがあります。

  • 広量(度量が広いこと)
  • 寛容(心が寛大でよく人を受け入れること)
  • 寛大(心が広く鷹揚なこと)
  • 雅量(おおらかで人をよく受け入れる性質)
  • 太っ腹(度量が大きい。豪胆で些事にこだわらないこと)
  • 心が広い(おおらかで、周囲の状況や人の言動を受け入れる)
  • 度量が広い(小事にこだわらないで多くのものを受け入れる心を持っている)

まとめ

「狭量」は、人を受け入れる心が狭いという意味です。

「狭量な人」は、人の考えを受け入れることができなかったり、人を許すことができなかったり、ネガティブな言動が多かったりといった心の狭い人のことを言います。

「狭量な人」にはなりたくないですし、またできるだけ「狭量な人」とは付き合いたくないものです。

人の話を聞き、人を受け入れる気持ちを持つことで「狭量」にならないようにしたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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