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言葉の意味と使い方

「観る将」とは?読み方やいつから始まったの?楽しみ方は?

「観る将」とは?読み方やいつから始まったの?楽しみ方は?

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2023年の流行語大賞にもノミネートされた「観る将」という言葉をご存じでしょうか。

「将」という言葉から戦に関係する言葉だと勘違いしている方も少ないのではないかと思います。

今回はそんな「観る将」について読み方などの基本的な事はもちろん、いつから始まったのか。「観る将」の楽しみ方は?など様々な視点からご説明していきます。

「観る将」の意味と読み方とは?

「観る将」とは、自分自身は将棋を指さないが、テレビなどでプロ棋士の対局を観戦することを楽しむ将棋ファンを指す言葉です。

「みるしょう」と読みます。

書き方としては「見る将」というのもありますが、「観る将」と表記する人の方が多いんですよ。

将棋自体が好きで見ている人はもちろん、ルールは知らないけれど棋士が合間に食べる食事に興味がある、などそれぞれに楽しみ方を見出しているのが特徴です。

「観る将」はいつから始まったの?

将棋が観戦できるようになった時代から見て楽しむ人は一定数居ましたが、この「観る将」という言葉が定着したのは2010年前後と言われています。

2010年前後は動画配信サイト「ニコニコ動画」が全盛であり、「ニコニコ生放送」にも多くの人が集まっていました。

そんな中ニコニコ生放送において多く放送されていたのが将棋の中継です。

色々な将棋ソフトも出始めた時期であり、多くのプロ棋士が将棋ソフトと対決をする様子がそれまで将棋に興味が無かった人の関心も集めたんですよ。

「観る将」の楽しみ方は?

ルックス派

将棋を指すのは年配の方とは限りません。

中には若くしてプロ棋士となりその端正なルックスで女性ファンを虜にしている棋士も多いんですよ。

将棋のルールは知らないけれど、真剣に将棋を指してる顔が好きで「観る将」となっている人は案外多いんです。

食事派

「ひふみん」と呼ばれ若い世代からも人気だった加藤一二三九段は一度の夕食に「カキフライ定食」「チキンカツ定食」を同時に注文したことがあり、「観る将」達はかなりの盛り上がりを見せたんだそうです。

現在でも藤井聡太八冠が頼む食事メニューやおやつがニュースで取り上げられるなどしており、食事に重きを置く「観る将」達は都度盛り上がっているんですよ。

解説派

棋士達の対局ではなく、その解説が好きで「観る将」をしているという人も実は少なくありません。

中にはオヤジギャグを連発しながら解説をする人もいて、その巧みな話術と少しサムくも感じるギャグが癖になると、特定の解説者の時は欠かさず視聴するという人もいます。

「観る将」の類語

「指す将」

将棋の対局を見て楽しむこともありますが、自分でも指して楽しんでいる人を「指す将」と言います。

読み方は「さすしょう」です。

「観る将」と対になっている言葉とも言えますね。

まとめ

将棋の楽しみ方にも色々あるという事が発見できる言葉の一つが「観る将」ですね。

ネットから生まれた言葉であり、「観る将」という言葉自体を「気持ち悪い」と嫌っている人も居ますので使う場合はその軽いニュアンスが分かる人との間でのみ使うのがおすすめです。

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