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言葉の意味と使い方

「水際」の意味と使い方!「水際対策」とは? 【類語・例文】

「水際」の意味と使い方!「水際対策」とは? 【類語・例文】

「水際対策」という言葉、最近頻繁に見聞きしませんか?

よくニュースなどで使われる言葉ではありますが、最近の新型コロナウイルス関連の報道でさらにとてもよく使われるようになりました。

「水際対策のさらなる強化を」

「水際対策から感染蔓延期へ」

などなど、ニュース記事の見出しなどで見たことがある人が多いでしょう。

この「水際」ですが、前後の文脈からもなんとなく意味は分かりそうですね。

ですが、普段あまり自分で使わないという人は、はっきりした意味は知らないかもしれません。

今回は、「水際」の意味と使い方!「水際対策」とは? 【類語・例文】についてご説明いたします!

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「水際」の意味

「水際」は「水面と地面が接するところ」「上陸する寸前」「ものの水面に接するところ」「生け花で、花材が水に接するところ」という意味です。

「みずぎわ」と読みます。

「水」の「際」(きわ=他との境界になるところ)ですから、いずれも水に関係して何かが接する境目のところという意味ですよね。

ニュースでさかんに言われている「水際」というのは、二番目にあげた「上陸する直前」という意味ですので、これについて説明していきたいと思います。

また、「水際」は必ずしも島国など海に囲まれたところでなくても使うことがあります。

例えば、地続きであっても他の国から自国に入る直前のことを指して「水際」ということもあります。

「水際」の使い方

「水際」は水のきわという意味ですが、ニュースやビジネスシーンなどで使われる意味としては「上陸する直前」「国内に入る直前」を表します。

「水際で防ぐ」「水際作戦」「水際対策」といった形でよく使います。

いいものではなく、病原菌が国内に侵入する、敵が攻めてくるといった悪いことを防ぐというときによく使う言葉です。

【例文】

  1. 隣国からの攻撃を水際で防ぐ。
  2. 伝染病の侵入を水際で防がなくてはいけない。
  3. 麻薬の密輸を水際で止める。
  4. 生産国で検品を行い、不良品の輸入を水際で止める。

「水際対策」とは?

「水際」という言葉は、新聞やニュース記事の見出し、テレビの報道などで見聞きすることが多いですが、その場合もっともよく使われている言葉が「水際対策」だと思います。

「水際対策」は「病原菌・麻薬・害虫などが国内に入り込むのを防ぐための対策」という意味です。

外国から飛行機や船などで、そういった悪いものが国内に持ち込まれる危険があるとします。

そういう時に、それを国内に入る直前でなんとか阻止するために空港や港で検疫、検査などを行いますよね。

その検疫や検査といった対策のことを「水際対策」というわけです。

新型コロナウイルスに関する話題で「水際対策」を強化しなくてはいけないとか、「水際対策」が失敗だったのではとか言われているのは、感染した人が国内に入る前になんらかの対策をとらなくてはいけないという意味で使われているわけですね。

この場合の「水際対策」は、港や空港での検疫、また感染者の完全な隔離といった流行初期段階での速やかな対応のことを指しています。

また、「水際対策」は「国に入ってこないようにする」という対策のことですが、国に限らず比喩的に、企業がサイバー攻撃に備える対策に対して「水際対策」と呼ぶなどの使い方もあります。

【例文

  1. 新型コロナウイルスに対する日本の水際対策について意見を述べる。
  2. 水際対策が功を奏し、国内での病気の蔓延はまぬがれた。
  3. テロリストの入国を防ぐためには空港での出入国管理や荷物検査などの水際対策が重要だ。
  4. コンピューターウィルスに対する水際対策。

「水際」の類語

はっきりと「水際」の類義語というのは決まっていませんが、

  • 境界
  • 国境
  • 国内に入る直前

といった言葉で言い換えられるでしょう。

ちなみに、「水際」を「陸地と水の接したところ」という意味で使う場合は、類語は

  • 水辺
  • 海辺
  • 波打ち際

などなどになります。

「水際対策」の言い換えであれば、

  • 水際作戦
  • 検疫
  • 水際で抑える
  • 水際阻止

といった言葉になるでしょう。

まとめ

「水際」は何かが国内に入ってくる直前のところという意味で使う言葉でした。

感染症の流行、国際テロ、麻薬密輸入といった世界的な問題についてよく使われる言葉ですよね。

しっかり理解しておくことで、ニュースがよくわかると思いますのでぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。