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言葉の意味と使い方

「中締め」の意味とは?「本締め・締め」との違いは?タイミングやポイントも解説 

「中締め」の意味とは?「本締め・締め」との違いは?タイミングやポイントも解説 

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宴会などでよく聞く「中締め」。

「ここで中締めとさせていただきます」などと使いますが、この「中締め」とはどのようなものかご存知でしょうか。

宴会の「締め」とはどのように違うのかなど、よくわからないまま使っている人もいるかもしれませんね。

今回は、「中締め」の意味とは?「本締め・締め」との違いは?タイミングやポイントも解説 についてご説明いたします!

「中締め」の意味

「中締め」は「宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけ、手締めなどをすること」という意味です。

「なかじめ」と読みます。

「とりあえず一区切り」とある通り、本当に「これでおしまいです!」と閉会宣言をするものではありません。

宴会などの終わりが近づいているということを知らせるための一区切りということです。

早めに退出したい人が、退出しやすいタイミングを作るという配慮でもあります。

「中締め」の使い方

「中締め」は、宴会などが終わりに近づいた頃に一区切りとして挨拶などをすることです。

忘年会や新年会、歓迎会、送別会、同窓会、などなど、人が集まる宴会やパーティーの時に使う言葉です。

  • 中締めをする
  • 中締めの挨拶

などの使い方をします。

挨拶をしたり、手締めや万歳三唱などをします。

「中締め」の例文

  1. 課長から中締めの挨拶を頼まれた。
  2. 私が中締めの挨拶をさせていただきます。
  3. 僭越ながら中締めの音頭を取らせていただきます。
  4. 宴もたけなわではありますが、そろそろお時間ですので、一旦中締めをさせていただきます。
  5. では、中締めを「一本締め」で行いますのでご一緒にお願いいたします。

「本締め・締め」との違いは?

  • 「中締め」は「宴会の終了前の一区切り」のこと
  • 「本締め・締め」は「宴会の終了・お開き」のこと

「中締め」と「本締め・締め」との違いはこのようになります。

「中締め」はお開きの時間が近づいたところで行う一区切りの手締めなどです。

お開きまでいられない人が早めに退出できるタイミングを作るなどの意味で、「本締め・締め」の前に行われます。

「本締め・締め」はいわゆるお開きのことで、宴会の終わりの挨拶や手締めをします。

「中締め」の後はまだ少し歓談を続けるなどして、「本締め・締め」で本当に閉会するという流れになります。

「中締め」のタイミングやポイント

「中締め」のタイミング

「中締め」は、宴会の終わりが近づいたことを知らせる一区切りのことですので、閉会の少し前に行います。

「中締め」と言うからといって、宴会のちょうど真ん中にしなくてはいけないというものではありません。

「終了より少し前」ということで、厳密に何分前などという決まりはありませんので、状況に応じて行います。

  • 終了予定時間の30分前ぐらいに行い、少し歓談してから本締めをする
  • 終了予定時間に行い、客の帰り支度ができたら閉会の挨拶をする
  • コース料理が最後まで出たあたりで行う
  • 終電の時間に合わせて行う

など宴会の内容やメンバー、会場や時間などによりいろいろとパターンは考えられます。

基本的には「もうそろそろお開きの時間を意識してもらいたいな」と思う時間に幹事などが「中締め」をして、みんなの気持ちがお開きへと向かいはじめるということです。

「中締め」のポイント

「中締め」の目的は、その会に一区切りをつけることで、退席したい人を退席しやすくするなどのことです。

  • 締めではなく「中締め」であることがわかるように
  • 手短に

このようなことがポイントとなってきます。

「中締め」は本当の締めではないので、そのあとも少し歓談が続くなどします。

一般的な中締めの挨拶の内容の例は次のようなものです。

  • 手短な挨拶(一旦中締めとさせていただきますなど)
  • 懇親会の感想
  • 締めくくり
  • 手締めや万歳三唱など

全員揃っている中での挨拶なので、会の感想や今後の抱負、参加者への感謝など状況に応じて述べて、最後に手締めなどをするのが一般的です。

手締めの種類

  • 一丁締め(1回)
  • 一本締め(3回・3回・3回・1回)
  • 三本締め(一本締めを3回)

この回数で手をパンと打ちます。

いずれもまず「お手を拝借」と言い、最初と間に「イヨー」「ヨッ」「もう一丁」などの掛け声をかけ、最後に拍手します。

まとめ

「中締め」は「宴会などの終了前にとりあえず一区切りをつけ、手締めなどをすること」という意味です。

もうすぐ終わりということを参加者に知らせる、早めに退出したい人を退出しやすくする、全員が揃っているうちに宴会のけじめをつけるといった目的で行われます。

一般的には中締めの挨拶をして、手締めなどを行います。

終わりの前に一旦区切るという一手間をかけることで、退出したい人などにも配慮することができるわけです。

忘年会新年会など、いろいろと宴会の続くシーズンには「中締め」を任されることもあるかもしれません。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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