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ニッチの意味とビジネスでの使い方!コアとの違いやニッチ市場・商品について|英語例文つき

ニッチの意味とビジネスでの使い方!コアとの違いやニッチ市場・商品について|英語例文つき

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「ニッチ」という言葉を聞いたことはありますか?

様々なビジネスシーンにおいて、「ニッチ」という言葉を耳にする機会が増えてきたことと思います。

しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?

ここでは、その「ニッチ」という言葉について解説します。

「ニッチ」の意味とは?

「ニッチ」とは英語の「niche」で、日本では「隙間」という意味の言葉です。

特に日本のビジネスシーンにおいては、「ニッチな」という表現で用いられ「隙間産業」という意味で用いられることが多いです。

大企業、大手がターゲットとしていないような小さな市場に潜在する特有の需要/ニーズを狙った産業/ビジネスという意味です。

「niche」の、もともとの意味は西洋の建築用語で「壁のへこみ」を意味する言葉です。

そこから転じて「隙間」という意味になりました。

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「コア」との違いとは?

似たような言葉で「コア」=「core」があります。

「コア」とは、日本語で「物の中心」や「核」という意味で、そこから転じて「熱心な」とか「本格的な」という意味でも使われています。

このことから、「コア」という言葉は「ニッチ」よりも「マニアック」=「熱狂的な」に近い意味の言葉であると言えると思います。

ニュアンスとしては「コア」の方がゆるく「マニアック」程は熱狂していない様を表していますね。

「ニッチでコアなマーケット」と言った場合は「熱のある(大きなニーズのある)隙間産業」という意味になります。

「ニッチ」の使い方

「ニッチ」とは、日本語で「隙間」を意味する言葉でしたね。

ここでは、「ニッチ」という言葉がどのように使われているか、実際の使用例を見てみましょう。

  • ニッチ市場
  • ニッチ商品
  • ニッチな人

などがあります。

一つずつ、詳細を見てみましょう。

「ニッチ市場」とは

「ニッチ市場」とは、特定の需要がある市場を意味し、「隙間市場」とも言われます。

例えば大量生産には不向きだけれども、スペースシャトルの製造には欠かせない特殊な材料や処理などはニッチ市場であると言えますね。

他社にはない特有の技術力や開発力が必要であるのは言うまでもありません。

この例から見ても、「ニッチ」という言葉が規模の小さではなく、その特有さにポイントがあることがわかるかと思います。

「ニッチ商品」とは

「ニッチ商品」とは、特定の消費者のニーズにマッチする商品のことです。

特定のニーズを持つ限られた消費者や顧客に対する商品です。

大衆的な商品と違い、その特定の顧客と深く長い付き合いが必要とされます。

「ニッチな人」とは

「ニッチ」という言葉を人に対して使うときは、特有な趣味/趣向やスキルを持つ人という意味になります。

英語でネイティブはどのように使う?

「ニッチ」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。

英語圏でも「niche」として、そのままの意味で使うことが出来ます。

しかし、英語圏で用いる場合は二つの注意点があります。

1、「快適な場所」や「得意な分野」という意味がある

まず日本語ではほとんど見られないケースですが、

「niche」は「快適な場所」や「得意な分野」という意味があります。

2、発音

そして、二点目が発音です。

英語圏ではカタカナ語発音の「ニッチ」では通じません。

発音記号では「nítʃ」であり、カタカナで書くと「ニーシ」に近い発音になります。

注意しましょう。

「niche」の英語例文

実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。

Ex 1) He could find his niche at the new environment quickly.

(彼はすぐに新しい環境で快適な場所を見つけた(馴染んだ)。)

Ex 2) We, small company, need to develop a niche market.

(我々のような小さな会社はニッチな市場を開拓する必要があります。)

Ex 3) There are some candles on the niche in the rock.

(岩のくぼみにいくつかのロウソクがあります。)

まとめ

いかがでしょうか?

様々なビジネスシーンで頻繁に使われている「ニッチ」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。

それらを通じて、「ニッチ」という言葉を理解できたかと思います。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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