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日本人が普段、何気なく使っている会話表現でも、外国人にとってはいつどのように使っていいのか分からず、難しく感じるものです。
今回はそんな日本人がよく使う言葉・会話表現などのお決まりフレーズを5つ紹介します。
外国人に対してどのように説明してあげたらいいのか、どんな風に使うことができるのか教えてあげましょう。
ハマる
本来は穴や溝などにぴったりと入り、そこにおさまるという意味があります。
しかし、俗語として趣味などに夢中になり、そこからなかなか抜け出せない様子を表すときにも使います。
外国人に意味を教える時には道と穴の絵を見せ、人が歩いてきてその穴に落ちてしまい、出たくても出られない様子を見せます。
そして、「穴にはまりました。」という本来の意味を最初に教えましょう。
そして、その絵を利用して、「この穴はアニメです。」「アニメにハマりました。」と教えると分かりやすく伝わります。
単に好きなだけではなく、一時的なものでもなく、毎日アニメを見たり、何時間も連続してみたりしてしまうような状態という説明も必要です。
病みつき
本来の意味は「病気のかかりはじめ」です。
「なにかに夢中になっている」という意味でもよく使いますね。「ハマる」と同じ意味だととらえて問題はありません。
しかし、「病」という字があるように「病みつき」は「ハマる」よりも中毒性があるように感じられ、「ハマる」よりはさらに夢中になっている印象を与えます。
「あの店のドーナツはおいしいです。わたしは毎日食べます。もう病みつきです。」のように使用します。
毎日ドーナツを食べる人はほとんどいません。でも、毎日食べてしまい病気のようにどうすることもできないというような時に使いましょう。
空気を読む
「空気」という言葉と「読む」という言葉を知っていたとしても慣用句としては外国人には理解しがたいでしょう。
その場の雰囲気を察するという意味ですが、場を察するということは非常に難しいことです。
外国人だからできないということではなく、日本の文化・習慣を熟知していなければなかなか空気を読んだ行動はできません。
日本人が外国人に「空気を読め!」と言う前に具体的にどうしたらいいのか教えてあげるようにしましょう。
一から十まで
辞書を引くと、「初めから終わりまで、何から何まで、すべて」という意味が載っています。
この意味だけを外国人に教えると「わたしはこのドラマが好きなので、一から十まで見ました。」という間違った使い方をする可能性があります。
日本人が使う場面は「あのお母さんは5歳の息子の面倒を一から十まで見ているのよ。」や「先輩に一から十まで教えてもらいました。」などのように世話や指導の時によく使います。
外国人には辞書の意味よりも実際に使えるような例文を伝えてあげるほうが分かりやすいです。
コツコツ
固いものが触れ合う音としての意味もありますが、よく使うのは「地道に働くさま、やゆまず努め励むさま」の意味のほうです。
多くの外国人は「コツコツ」のような擬態語、擬音語が苦手です。
外国人が親しみやすいようにまずはコンクリートを金づちで叩いて聞かせます。
そして、「働いています。」「コツコツという音がします。」と、まずは音の様子を教えます。
次に、別の使い方として「毎日コツコツ働いています。」とつなげると、両方の意味を同時に覚えることができます。
また、ほかの例文として「コツコツ勉強すれば、合格できますよ!」などを示してあげるといいでしょう。
まとめ
日本人にとっては当たり前のように使っているお決まりフレーズですが、外国人にとっては初めての表現といえます。
日本にハマっている外国人に対して、忍耐強く一から十までコツコツと教えてあげましょう。
すると、外国人は日本語の学習に病みつきになって空気を読むこともたやすく感じられるようになるはずです。