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「のみならず」と「だけでなく」は、どちらもよく使われている言葉です。
「AのみならずBも」「AだけでなくBも」と、使う場面も使い方もだいたい同じような感じですね。
この「のみならず」と「だけでなく」はどのような違いがあるのでしょうか。
今回は、「のみならず」「だけでなく」の違いは?意味と使い方を解説!|例文つきについてご説明いたします!
「のみならず」と「だけでなく」の違いは?
実は「のみならず」と「だけでなく」は、意味は同じです。
「のみならず」の方がかたい印象の言い方で、ビジネスシーンやニュースなどのきちんとした場や、文章中などで使われることが多いです。
「だけでなく」もビジネスシーンなどで使われますが、もう少し気軽な日常の会話でもよく使われます。
親しい間柄での会話であれば「だけじゃなく」などとも言いますね。
どちらも「○○だけ」「○○に限る」というわけではない、という意味を表します。
また、「のみならず」は一つの文章の途中だででなく、一旦文を区切ったあと「~。のみならず~だ」というように使うこともできます。
「だけでなく」を同じように使おうとすると、「それだけでなく」などへの言い換えが必要になります。
このような使い方の違いはありますが、意味としては「のみならず」と「だけでなく」は同じです。
「のみならず」の意味と使い方
「のみならず」は「それだけではない、他にもある」「さらにそれ以上だ」ということを表す言葉です。
「AのみならずBも」などとして、「Aだけではない、Bもである」ということを表します。
「AのみならずBまでも」「AのみならずBさえも」などとして、Aだけに限らずさらにBまでもそうである」というような、さらに範囲が広がるという意味でも使います。
「Aである。のみならずBである」など、文章を一旦区切った後の文頭にも使えます。
「のみ」という限定の言葉がややかたい印象で、「だけ」に比べると文語的です。
ですので、「のみならず」は気軽な会話ではあまり使わず、きちんとした言葉遣いをするような場面や文章中で使われることが多い言葉です。
【例文】
- 一度のみならず二度までも失敗してしまうとはけしからん。
- 彼は経営者としてのみならず、篤志家としても知られている。
- 今や日本のアニメは国内のみならず世界中で人気を誇っている。
- 彼は自分のミスを黙っていたのみならず、隠蔽工作までしていたそうだ。
- 彼女は人気歌手だ。のみならず、最近は小説家としても才能を発揮している。
「だけでなく」の意味と使い方
「だけでなく」は、「それだけではない、他にもある」「さらにそれ以上だ」ということを表す言葉です。
「AだけでなくBも」という形で、「Aだけではない、Bもそうである」ということを表します。
あるいは、「Aに限らず、Bまでもそうである」と、一層そうであるということを表します。
「AだけでなくBまでも」などの形で強調されることもあります。
普段からよく使う言葉だと思いますので、改めて説明するとかえって分かりにくくなりそうですね(笑)。
「だけでなく」は「それだけではない、他にもある」ということを表す言葉で、日常でもビジネスシーンなどでも、広く色々な場面で使う言葉です。
「だけではなく」「だけじゃなく」などの言い方もあります。
【例文】
- 彼は勉強ができるだけでなく、スポーツもよくできる。
- 彼女は簿記一級だけでなく秘書検定一級も持っている。
- 肉だけでなく野菜も食べなさい。
- 雨だけでなく、雷までもひどくなってきた。
- 私だけでなく、このクラスのみんながその意見に反対している。
「のみならず」と「だけでなく」の言い換え表現
「のみならず」と「だけでなく」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- ばかりでなく(~だけでなく)
- とどまらず(その事柄が狭い範囲だけでなく、もっと広い範囲に影響していることを表す)
- おろか(前者は言うまでもなくそうであるが、後者ですら、そうであると強調する意)
- までも(添加の意を表す)
- さえも(添加の意を表す。までも)
- 限らず(限定しないことを表す)
- それ以外にも(そのほかにも)
まとめ
「のみならず」と「だけでなく」の使い方はおわかりいただけたでしょうか。
「ある物事だけではなくて、他にも」「これだけではなくて、もっとそうである」などということを言いたい時に使える言葉ですね。
ビジネスシーンだけでなく、いろいろな場面で使いやすい言葉ですのでぜひ使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!