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オムニバスの意味と使い方オムニバス形式のCD・小説とは?語源や英語での例文つき

オムニバスの意味と使い方オムニバス形式のCD・小説とは?語源や英語での例文つき

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「オムニバス」という言葉を聞いたことはありますか?

芸術、出版や音楽業界などで働く人は、耳にすることも多い言葉かと思います。

もしくは、コアなディズニーランドのファンの方々にとっては、お馴染みの言葉かもしれませんね。

しかし、聞いたことはあるものの、実際に聞かれたら説明は出来ないという方も多いのではないでしょうか?

ここでは、その「オムニバス」という言葉について解説します。

「オムニバス(omnibus)」とは?

メディアや出版、音楽そして芸術の世界では「オムニバス」とは「複数の作者による独立した作品を集め、ひとつにまとめたもの」という意味の言葉です。

「オムニバス」とは、英語の「omnibus」で、日本語では「多数のものを含む」「包括的な」「抱き合わせの」などの意味がある言葉です。

「オムニバス」の語源

「オムニバス」の語源は、ラテン語で「全ての人のために」を意味するオムニブス(omnibus)です。

また、そのラテン語から派生して、近世のフランスで乗合馬車のことを、こう呼んだことから、「乗合馬車」という意味も加わりました。

現代の我々が使っている公共交通機関のバス「bus」は、ここから来ています。

「オムニバス」というディズニーランドの二階建てバスのアトラクションでご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

「オムニバス」の使い方

「オムニバス」とは、日本語で「抱き合わせの」や「多数のものを含む」という意味でしたね。

主に、芸術、出版、メディアや音楽の業界で使用される言葉です。

芸術分野においては、あるテーマに沿って、複数の作者による作品を集め、ひとつにまとめたものものを「オムニバス」と呼びます。

実際の使用例を見てみましょう。

  • オムニバス映画
  • オムニバス形式の小説
  • 音楽業界におけるオムニバス

各分野によって多少意味が変わってくるものもあるので注意が必要ですね。

それぞれ詳細を見てみましょう。

オムニバス映画

「オムニバス映画」とは、あるテーマに沿って、それぞれ独立した作品を集めたものを指します。

短編映画や、アニメ、連続した作品をまとめる場合などに多くみられます。

それがドラマであれば、「オムニバスドラマ」となります。

オムニバス形式の小説

「オムニバス形式の小説」とは、複数の作品を1冊にまとめた「選集」を指します。

小説などの文学作品や漫画の場合は「アンソロジー」と呼ぶこともあります。

音楽業界におけるオムニバス

音楽の場合は、複数のアーティストの音源をまとめたアルバムを「オムニバスアルバム」と呼びます。

また、オムニバスアルバムの中でも、ある特定のテーマに沿って編集したものを「コンピレーション・アルバム」と呼びます。

「夏に聞きたいクラシック音楽集」などが、その例ですね。

英語でネイティブはどのように使う?

「オムニバス」という言葉を実際の英語圏では、どのように使っているのでしょうか。

「omnibus」と言えば、英語圏でも日本語と同じような意味で使えます。

また、大型バスを「omnibus」と呼ぶこともあります。

単に「omnibus」と言ったら、大型のバスを指す方が一般的です。

日本語の「オムニバス」のように言いたいときは「omnibus edition」とした方が明確です。

実際の英語圏での使用例として、以下の例文を参照ください。

「omnibus」の英語例文

Ex 1) A lot of children ride an omnibus to school each day.

(多くの子供が学校へ毎日、大型バスに乗って行きます。)

Ex 2) Every Friday, we watch the TV drama with omnibus edition.

(毎週金曜はオムニバスドラマを見ます。)

Ex 3)Let’s book the omnibus bounding for London.

(ロンドン行きの大型バスを予約しましょう。)

まとめ

いかがでしょうか?

芸術、メディアや出版、音楽業界で使われている「オムニバス」という言葉の意味と、その使い方、そして英語での例を見てみました。

それらを通じて、「オムニバス」という言葉を理解できたかと思います。

最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

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