「お察し」の意味や使い方!「お察しします」は目上の人に失礼?類語は?

日本語って難しいですよね。「お察し」という言葉を使ったことはありますか?

仕事をするようになると、上司や取引先、お客様に対してなど、会社の中でも外でも敬語を使うことになります。

しかもその時々に応じた度合いの敬語を使い分ける必要があったりしますから、大変です。

今回取り上げる「お察し」も、使い方に迷ってしまいがちな言葉ではないでしょうか。

「お」が付いていて上品な感じ(笑)はしますが、これも敬語なのでしょうか?

今回は、「お察し」の意味や使い方、目上の人に使えるか、また類語などについてご説明いたします!

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「お察し」の意味

「お察し」は「察し」の丁寧表現です。

「察する」というのは、「人の心中や物事の事情を推しはかる、推測する、また、思いやる、同情する」という意味の動詞です。

「お察し」とはそれを名詞にしたもので、「明示されるまでもなく、推測して了解すること」という意味の言葉です。

イマドキ風に言うと「空気を読む」に近いですね。

「その場の雰囲気を推測して了解する」という感じです。

そこにさらに「相手の気持ちを推しはかって同情する」という意味が加わったものと考えましょう。

なんとも日本人的な言葉ですよね。

「お察し」の使い方

「お察し」は「察し」の丁寧表現でした。

これを「お察しください」と使うと、「私の状況や心中を推測してください」という意味になります。

説明はしないけれど、わかってください…ということですね。

自分が説明するのも辛いような状況にある時や、ちょっと言いづらいことだからわかって欲しいというとき、などなどに使えます。

また、「お察しします」と使うと、「相手の状況や心中を推測して了解します」という意味になります。

簡単にいうと「それ、わかります」ということですね。

先ほどとは逆に、相手がとても辛い状況にあるときや、説明してもらうのが大変そうなときなどに「わかりますよ」という意味で使えます。

【例文】

  1. どうかお察しください。
  2. なにとぞ当方の諸事情もお察しいただきたくお願い申しあげます。
  3. ご心労お察しします。
  4. 皆様のご心痛いかばかりかとお察し申し上げます。

「お察しします」は目上の人に失礼?

「お察し」は丁寧な表現でした。

ですので、「お察しください」や「お察しします」も丁寧な表現ということになります。

しかし、「お察しします」と目上の人に言うのは失礼だと言われることも多いんです。

なんとなく、目下の者から「気持ちはわかりますよ~」と偉そうに言われているように感じるから、ということだそうです。

この「お察しします」が目上の人に失礼にあたるのかどうかは、ちょっと難しい問題です。

「お察しします」という言葉自体は、「心情を推察して、同情していますよ」という意味を丁寧に言ったものですから、決して失礼な言葉遣いではありません。

「ご心労、お察しいたします」など、より丁寧な言い方に変えることもでき、敬語として問題なく使うことができます。

ただ、使うシュチュエーションが問題となります。

例えば、相手の状況を第三者から聞いただけで「お察しします」と言うと、相手は「私の何がわかるんだ!」と腹をたてるかもしれません。

本人はたいして悩んでいないのに、「お察しします」と言われたら、「何を察したというんだろう?」と不審に思うかもしれません。

要は、本当に事情を知って、その人の気持ちがわかる状態で使うことが大切なんです。

目上の方だからこそ、気分を害してしまうことがないように注意して使わなくてはいけません。

自分が本当にその人の心情を理解している、という自信がないときは…使わないほうが無難かもしれませんね。

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「お察し」の類語

さて、「お察し」は使い方に注意が必要な言葉でしたね。

では、「お察し」を他の言葉で言い換えるとすると、どうなるでしょうか。

「お察しします」は、「お気持ちはわかります」などになるでしょう。

また、口語よりも、手紙やメールでよく使う表現ですが、「拝察いたします」とすることもできます。

「拝察」は人の心情などを推測することをへりくだっていう言葉なので、「お察しします」よりかしこまった表現になります。

また、状況を推測するという意味合いでは、「お見受けします」というのもあります。

「お察しください」と、自分のことを推測してほしいときは、「ご賢察ください」となります。

「賢察」は相手が推察することを敬っていう言葉です。

他にも「ご配慮」「ご高配」などを使って、相手が気遣いをしてくれることを敬って表現することができます。

ただ、「ご配慮ください」というのも、目下の自分に対して配慮をしてください、と言っていることになりますので、目上の方に使うには少し考えたほうが良い表現です。

いずれも「お察し」とは少しずつ意味合い、ニュアンスが違ってきますので、使う際には場面にあっているかどうかくれぐれも気を付けましょう。

【例文】

  1. さぞかしお力落としのことと拝察申し上げます。
  2. ひどくお疲れのようにお見受けしますが。
  3. 事情ご賢察の上、あしからずご容赦くださいませ。
  4. 当方の諸事情をご配慮いただき、まことにありがとうございます。

まとめ

「お察し」は使い方に注意が必要な言葉でした。

「察する」というのは、「推測する」だけではなく、そこに「気持ちを理解する」「同情する」とうような意味も含まれています。

相手の状況や心情を言葉にせずともわかっていますよ、というのは非常に日本的な言葉だと言えるでしょう。

はっきりと言葉にしなくても、お互いにうまく察して、うまくやっていく。

このような文化の中で生きるからこそ、「お察し」のような言葉をうまく使っていきたいものですね。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!

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