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「おてんば」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか。
女の子に対して使われる言葉ですが、案外その意味や使い方を知らない人も多いかと思います。
今回はそんな「おてんば」について意味や使い方といった基本的な事から、褒め言葉なの?語源は?などの疑問についても解説していきます。
「おてんば」の意味
「おてんば」とは、男勝りな女の子や、女性らしいしとやかさに欠けている女の子を表現する言葉です。
落ち着きがなく元気いっぱいという意味も持つ言葉です。
「おてんば」の使い方
「しとやかさに欠ける」という意味も持つ言葉なので、「元気がある」という一方で誉め言葉として使われることはほぼありません。
ですが昨今では「活発・元気」という意味で親しみを込めて良い意味で使われているのも事実です。
自分や本当に近い間柄の人を指して「おてんば」というのは問題ありませんが、他人に対して使う際は「おてんば」と言っても大丈夫な関係性であるかどうかを見極める必要がありそうです。
「おてんば」の例文
- うちの子おてんばすぎてすぐ怪我する。
- いたずら大好きおてんば娘!
- 朝から元気良すぎるうちのおてんばニャンコを見てください。
「おてんば」は誉め言葉?
「おてんば」という言葉は基本的には誉め言葉ではないと覚えておくのが無難です。
というのも「おしとやかじゃないね」と言われて嬉しい人は居ないですよね。
例え「元気で活発」という意味で使ったとしても、受け取り手によっては悪口を言われた、馬鹿にされたと感じてしまう事もあるため、他人に対して使う際はかなりの注意が必要となります。
「おてんば」の語源は?
漢字で「御転婆」と書く「おてんば」の語源については諸説あります。
最初は「馴らせない」という意味を持つ「ontembaar(オンテンバール)」というオランダ語が日本に伝わり、訛って「おてんば」となった説が有力と言われていました。
ですが現在は別の説が最有力だと言われています。
その説が、「てばてば」という「女の子が足早に出しゃばって歩く様子」を表した言葉に「お」という接頭語が付き、「おてば」となったものが転じて「おてんば」になったというものです。
18世紀初め頃には「てんば」という言葉が使われており、ここからてばてばという言葉が誕生したと考えられているんですよ。
「おてんば娘」とは?
「おてんば娘」とは「おてんば」同様、活発で男勝りな女性を指す言葉です。
好奇心が強く、色々な事に自分からチャレンジするのが特徴であり、男性相手でも気後れすることなく挑んでいくと言われています。
フットワークが軽いのでその分吸収力も高く、その性格を自分で上手くコントロールすることで誰よりも高みに上っていく事が出来る可能性があります。
ただし、強い好奇心ゆえ思いもよらない行動をとり周囲の人を困らせてしまう可能性もあります。
まとめ
現在では少しいい意味でも使われている「おてんば」ですが、自分以外の人に使う場合は「悪口」だと感じられてしまう事もあるため注意が必要です。
男らしさや女性らしさを求める事自体が昨今では良くない事だと言われているので、基本的にはあまり使わない方がいい言葉なのかもしれません。