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「お手数おかけしますが」はビジネスシーンで頻繁に使われる言葉です。
「お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします!」
などと、口頭でもメールでも、しょっちゅう使う便利な言葉ですよね。
あまり意味までは考えずに口癖のように使っている人も多そうです。
この機会に、「お手数おかけしますが」とはどういう言葉なのか、詳しく知ってみませんか。
今回は、「お手数おかけしますが」は多用に注意!使い方と言い換え表現も覚えておこう!【例文つき】についてご説明いたします!
「お手数おかけしますが」の意味
「お手数おかけしますが」は「ご面倒をおかけして申し訳ありませんが」という意味です。
「手数(てすう)」というのは、「てかず」とも言い、「それをするのに要する動作や作業などの数」「他人のためにかける手間」という意味です。
「お手数おかけしますが」ということは、相手が自分のために手数をかけるということです。
忙しいのに、時間を割いて手間をかけてもらってすみませんという感謝やお詫びの気持ちを表す言葉です。
「お手数おかけしますが」の使い方
「お手数おかけしますが」は「ご面倒をおかけしますが」ということですね。
「が」となっていますので、「お手数をおかけしますけれども、よろしくお願いします」などということが省略されたような形です。
「お手数をおかけしますが」「お手数をいかけいたしますが」「お手数ですが」など、少し違う形で使うこともよくあります。
【例文】
- お手数おかけしますが、よろしくお願いいたします。
- お忙しいところお手数をおかけしますが、こちらにご記入くださいますようお願いいたします。
- お手数おかけしますが、ご確認いただけますでしょうか。
- お手数おかけしますが、何卒ご容赦のほどよろしくお願い申し上げます。
「お手数おかけしますが」はクッション言葉でもある
「お手数をおかけしますが」の後には「よろしくお願いいたします」「○○していただけますでしょうか」などの言葉が続くことが多いです。
単に「よろしくお願いします」「○○してください」というのに比べて感謝やお詫びの気持ちを表しながら表現できるので、柔らかい印象になりますね。
「お手数をおかけしますが」は「恐縮ですが」「失礼ですが」「恐れ入りますが」などというのと同じ、「クッション言葉」の一つでもあるのです。
もちろん本当に相手に迷惑をかけてしまうときに「お手数をおかけしますが」ということもあるでしょう。
ですが、ビジネスシーンでは多くの場合、それほど相手にとって負担にならないようなことでも「お手数をおかけしますが」と言うことが多いです。
これは本気で手間がかかりますよと言っているわけではなく、「○○をお願いします」などの言葉がきつい印象にならないように、クッション言葉として「お手数をおかけしますが」を使っているということです。
「お手数おかけしますが」は多用に注意!
「お手数おかけしますが」は、人に物を頼むときなどに使える、丁寧で柔らかい印象の言葉ですね。
上司など目上の人に物を頼むときにも使える便利な表現です。
ですが、「お手数おかけしますが」は多用しないように気をつけましょう。
丁寧な表現ではありますが、何度も言ったのではせっかくの「ご面倒をおかけして申し訳ありません」「お時間をとっていただいてありがとうございます」という意味が薄れてしまいます。
メールなどで何度も「お手数おかけしますが」と書くのも、長くなって読みづらいですね。
「お手数おかけしますが」に限らず、どんな言葉も繰り返して何度も使いすぎるとかえって失礼な印象にもなりかねません。
ときにはほかの言葉でうまく言い換えるなどの工夫も必要でしょう。
「お手数おかけしますが」の言い換え表現
「お手数おかけしますが」の言い換えに使える表現には次のようなものがあります。
- お手数ですが
- 恐れ入りますが
- ご迷惑をおかけしますが
- 申し訳ございませんが
- 恐縮ですが
- ご面倒かとは存じますが
いずれも、何かをしてもらうときに使えるクッション言葉ですよね。
こうした言葉をうまく使って、感謝やお詫びの気持ちを伝えることができるとよいでしょう。
まとめ
「お手数おかけしますが」は、とても使いやすい言葉ですよね。
「お手数おかけしますが」と言えば、人に何か頼むときや、ちょっと迷惑をかけそうな時もきちんと柔らかい印象で伝えることができます。
多用などには注意が必要ですが、うまくこうしたクッション言葉を使ってコミュニケーションを円滑にしていきましょう。
最後までお読みくださりありがとうございました!