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「応対」と「対応」。
日頃からよく使う、また色々なところで見聞きする身近な言葉ですね。
特に仕事をしていると、来客に対して、また接客や電話など、多くの場面で「応対」や「対応」をすることになります。
「応対」と「対応」は字や音も似ていますので、混同したりそもそも使い分けを意識せず適当に使ってしまったりしがちです。
この機会にしっかり確認しておきましょう。
今回は、「応対」と「対応」の意味と違いは?来客や接客、電話はどっちを使う?|例文についてご説明いたします!
関連 「対応」の意味と使い方!「応対」「対処」との違いは?|類義語・対義語・例文
「応対」の意味
「応対」は「相手になって受け答えをすること」です。
「おうたい」と読みます。
「応」は「応じる」という字で、「答える、返事する」などの意味があります。
「対」は「向かい合う」「相手になる」「返事をする」「釣り合う」など色々な意味があります。
「応対」は、人に対して、相手になって受け答えをするという意味の言葉です。
「対応」の意味
「対応」は
- 「向かい合い対になっていること」
- 「ある物事が他の範疇に属する物事と対立・相対する関係にあること」
- 「互いに釣り合いがとれていること」
- 「周囲の状況に合わせて事をすること」
- 「数学で、一つの集合の各要素を第二の集合の要素にそれぞれ結びつける規則」
という意味があります。
「たいおう」と読みます。
いろいろありましたが、日常会話やビジネスシーンで「○○に対応する」などという時は「状況に合わせて行動する」といった意味になります。
「応対」と「対応」の違いは?
「応対」と「対応」は使う漢字も同じ、非常に似ている言葉です。
例えばビジネスシーンでも「電話に応対」「電話に対応」などとどちらも使うことがあるので、混同している人や違いがわからない人も多いのではないでしょうか。
- 「応対」は人に受け答えすること
- 「対応」は状況に応じて行動すること
このように、実は意味は違っていますので使い分ける必要があるのです。
「応対」は人に対して使う言葉で、受け答えすることです。
「対応」は人にも、また人以外の状況にも使うことができる言葉で、状況や相手の目的などに応じた行動をとることを指します。
来客や接客、電話はどっちを使う?
具体的にビジネスシーンなどでの使い分け方を確認しておきましょう。
来客や接客、電話などですが、これは「応対」も「対応」も使います。
ただし、「応対」と「対応」で表す意味は違ってきます。
- 来客に応対する……来客に受付などが名前や用件を聞くなど、受け答えをすること。
- 来客に対応する……来客に担当者が会って商談や打ち合わせなど相手の目的に応じた事をすること。
- 接客応対……お客様とのコミュニケーションをとること。動作や言葉遣い、挨拶や会話などを含むおもてなしのこと。
- 接客対応……注文をとる、会計、商品説明、クレームの対応などの業務で、お客さまの求めに応じること。
- 電話の応対……電話に出て話を聞き受け答えすること。
- 電話の対応……電話の相手の用件に具体的に応じ行動すること。
「応対」も「対応」もビジネスシーンなどでどちらも行うことなので区別して使い分けましょう。
「応対」の例文
- 来客に応対する。
- 上司宛にかかってきた電話に応対する。
- 彼はお客さまにきちんとした敬語で応対した。
- 受付係の応対が丁寧で好感が持てた。
「対応」の例文
- 来客に対応する。
- 上司が取引先からの電話に対応してくれた。
- 彼はどんなアクシデントにもきちんと対応できる。
- 交通事故を起こしたときの対応について勉強する。
まとめ
「応対」と「対応」は、同じような言葉だろうと区別せずに使っている人も多いものです。
「お客さまに応対する」、「お客さまに対応する」など、どちらを使っても意味が通る場合も多いですね。
しかし、「応対」は人に受け答えすること、「対応」は状況に合わせて行動することという違いがあります。
ぜひしっかり区別をつけて、使い分けてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!