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「パケット」という言葉を聞いて、すぐに説明ができますか?
分かるようで分からない、しかも次々と登場していくIT用語。
業界について勉強し始めたばかり!という方にも分かりやすいようにまとめました。
これで「パケット?聞いたことはあるけどよく知らない」から卒業しましょう!
今回は、パケットについて解説したいと思います。
パケット
Packetとは「小包」という意味の英単語です。
ひとつのデータをより小さなブロックに分割した「細切れのデータ」を指します。
インターネットの通信やCD、DVDへのデータ書き込み等で利用されます。
データをパケット化することで、エラー発生時の再送信や再書き込みを最小限に抑えることができます。
パケット交換方式
パケット交換方式は、通信ネットワークにおけるデータの伝送方式の一つで、データを小さな単位(パケット)に分割して個別に送受信する方式です。
送信側の機器は送りたいデータを通信規格などで定められた長さごとに分割し、制御情報を付加して順番に送信します。
通信経路上の中継機器は受け取ったパケットをいったん自身の記憶装置に保存し、次の中継装置へ順次送り出します。
これを繰り返して受信側の機器までパケット群を届け、受信側ではパケットからデータを取り出し順番に連結し、元のデータに復元します。
回線交換方式
通信を行っている間、通信相手までの物理的あるいは論理的な伝送路を占有する方式です。
電話などがこの方式を利用しています。
比較的単純な設備で安定した品質の通信が可能だが、その後生まれた方式に比べると回線の利用効率が悪く、複数の相手との交信や動的な経路選択などができない点がデメリットです。
パケット交換方式のメリット
パケット交換方式では、経路上の回線や交換機を占有しないため設備や通信媒体を効率よく利用でき、継続的にデータを蓄積するため異なる通信速度や通信方式の機器同士を接続しやすいのが特徴です。
占有しないため、1つの回線の上で、複数のデータを一緒に送信することができます。
パケットに含まれるヘッダー情報に、チェックデジット(データの正確性を保つための文字)を含めることで、送信途中で生じたデータの破損を検知して修復したり、再送要求を送ることができます。
あと、経路の選択や変更が容易なため、障害が発生した場合には、問題個所を迂回して通信を続けることが可能です。
パケット交換方式のデメリット
デメリットというわけではありませんが、一番問題となるのは、通信が混雑した場合、パケットが焼失する可能性があります。
ただしこれは、メリットでも記載したとおり、ヘッダー情報にチェックデジットを含めることで、修復や再送要求を行うことで、防ぐことができます。
あとは、経路の途中で混雑する回線があると通信が遅延したり中断することがあり、通信速度や遅延時間の保養が行いにくいことも問題です。
まとめ
代表的な2つの通信方法ですが、パケット交換方式が回線交換方式より優れているというわけではなく、それぞれに特徴があることがポイントです。
回線交換方式
イメージは電話。最初に経路を占有して通信が終わるまで横入りができない。
パケット交換方式
イメージはインターネット。データをパケット単位で通信することで複数の通信を同時に行うことができる。
と覚えておきましょう。