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今はあまり聞かれなくなった言葉の1つに「ピーカン晴れ」というものがあります。
若者世代にはその意味がなかなか通じなくなってしまった「ピーカン晴れ」について、意味や使い方、語源といった基本的な事から今回は解説いたします。
もう死語なの?年代は?といった疑問にもお答えしていきます。
目次
「ピーカン晴れ」の意味
「ピーカン晴れ」とは、雲一つ無く気持ちよいほどに晴れ渡った青空を指す言葉です。
朝起きてカーテンを開けた時にこのピーカン晴れの空を目にするとテンションも自然と上がっていきますよね。
人間の心を前向きにしてくれるほど澄み切った晴天を意味する言葉なんですよ。
「ピーカン晴れ」の使い方
その日の空模様を表現する際に使うのが基本的な使い方です。
映画やドラマなどの映像業界で、業界用語として使われている言葉でもあるんですよ。
「ピーカン晴れ」の語源
「ピーカン晴れ」の語源については実は諸説あり、そのどれが正しいのか未だ判明していません。
ここではいくつかの説をご紹介いたします。
缶ピース説
「缶ピ」とも呼ばれる、ピースという銘柄のたばこが入った缶の色が青であり、その青色が澄み切った青空を連想させることから、「缶ピース」がその語源だと言われています。
カメラのピントから来ている説
映画やドラマのロケの際、「カメラのピントを完璧に合わせなくても晴れ渡った空のおかげて良い映像が撮れる」という状態から生まれた言葉だという説です。
ピントの「ピー」と「完璧」の「完」でピーカンなんですね。
ピークのカンカン照りから出来た説
カンカン照りとは太陽の日差しが強く降り注ぐ真夏の晴れの日を指す言葉ですが、このカンカン照りがピークとなった天候を指す言葉として「ピーカン」という言葉が誕生したと言われています。
「ピーカン晴れ」は死語?
「ピーカン」という言葉は実は戦前から使われており、言葉としての歴史はかなり古いものになります。
2000年ごろには既に「若者には意味が通じない言葉」として認識されていますが、実はX(Twitter)などのSNSでは現在も現役で使われています。
また年配の方と話す際などもその意味はもちろん通用する言葉なので、完全に死語になったとはまだ言えないのではないでしょうか。
「ピーカン晴れ」の年代はいつ?
「ピーカン晴れ」という言葉を主に使用していた年代は昭和の後半ごろからだと考えられています。
ピーカンという言葉自体は映画業界において戦前から使われていたと言われているので、それが業界問わず一般の人々にも使われれるようになったのが昭和だという事なんですね。
まとめ
あまり使われることはなくなりましたが、全国各地で「良く晴れた天気」を指す言葉として知られているのが「ピーカン晴れ」です。
運動会などの屋外イベントの前日に「ピーカン晴れになりますように」と祈った記憶があるという方も多いのではないでしょうか。