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妖怪「ポンティアアナック・ポンティアナ」は昨今テレビなどでもその存在が放送され、見たことがあるという方も多いと思います。
ですがまだまだマイナーな妖怪であることは事実です。
今回は「ポンティアアナック・ポンティアナ」について特徴や発祥の地など基本的な事からご説明していきます。
「ポンティアナック・ポンティアナ」とは
「ポンティアアナック・ポンティアナ」とは、マレー半島・インドネシアに伝承が残る吸血する幽霊です。
伝承地域の神話にも登場する存在で、「マティアナック」「クンティラナック」などの別名でも知られています。
日本には「ペナンガラン」という名前で知られている妖怪なんですよ。
子供を妊娠中に死んでしまった女性が幽霊となったものだと考えられており、白い服を着た長い髪の女性として描かれることが多いです。
満月の夜に赤ちゃんの泣き声と一緒に現れるとされており、赤ちゃんの泣き声が穏やかであればポンティアナックがそばに居る事を、泣き声がけたたましいものであればポンティアナックが遠くに居る事を示しているんだそうです。
ポンティアナックが出現する際にはプルメリアの花のいい香りがしますが、その後すぐに悪臭を感じるんだとか。
男性を標的にする攻撃的な妖怪で、ポンティアナックの鋭い爪で体に穴をあけられ、内臓を食べられてしまう、という残虐な伝承が残されています。
「ポンティアナック」の特徴
美女である
たいていの場合ポンティアアナックは美女として描かれることが多い妖怪です。
白い服に長い髪、青白い肌というのは日本の幽霊の基本的な特徴とも一致しますね。
赤ちゃんと一緒に現れる
妊娠中に亡くなってしまった女性なので、おなかの中にいた愛しいわが子と一緒に現れると言われています。
泣き声の具合でポンティアナックがどこにいるかを判別することが出来ると言われているんですよ。
バナナの木の中で過ごす
バナナの木と関係のある妖怪だと言われており、日中などはバナナの木に宿り過ごしているんだそうです。
そこだけ聞けばとても可愛い妖怪に思えますが残虐性はとても高いんですよ。
「ポンティアナック」発祥の地は?
伝承が伝わっているのがマレー半島やインドネシアなので、発祥もその地域だと考えられていますが、正確な発祥の地は未だ判明していません。
「ポンティアナック」への対処法は?
もしもポンティアナックに出会い、命を狙われてしまった場合は「うなじにある穴に爪を差し込む」という方法で回避できると言われています。
回避できるだけではなく、差し込んだ爪が抜けるまでは温厚で美しい女性、良き妻としてそばにいてくれるんだそうです。
差し込まれた爪がいつ抜けるのかは誰にもわからないので、美しく優しい妻のように見えたとしてもそばに居続けるのは危険だと言えますね。
まとめ
心待ちにしていた出産の日を迎えることなく死んでしまった女性が、赤ちゃんとともに現れる。と少し悲しいストーリーを持つ妖怪なんですね。
2010年にはマレーシアの警察官グループによってビデオ撮影が行われましたが全身は映っておらず、その生態は未だ判明していません。