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日本企業での転職時の面接はある程度対策を打てますが、外資系の企業となるとどんなことを聞かれたり、どういうところを見ているのか謎な部分が多いですよね。
そこで今回は、外資系企業で面接官をしていたH面接官に
- 面接者のどういう点を見ていたのか
- いつもしていた質問
- こういう面接者はNG
など教えていただきました。
インターナショナルな職場への転職を考えている方は参考にしてみてください。
外資系企業での転職面接はどこを見てる?
面接官プロフィール
名前 H面接官
業種 接客業
私は新卒で海外との合同出資会社へ入社し、初年度から面接も担当させて頂いています。
職場はインターナショナルさを重視しているため、面接も日本の企業の様なガチガチな雰囲気でもなく、面接に来る人も私服の割合が圧倒的に多い、その様な雰囲気の面接です。
私がまず重視するのは家族構成です。
家族構成あるいは恋人の有無は一見プライベートなことで面接には関係ない様に思えますが、これはバックグラウンドととの人の生活環境を知る上で非常に重要な質問であると私は思っています。
なぜなら、そういった人間関係は少なからず職場環境にも影響し、また本人の働き方には大きく影響するからです。
例えば、家族の誰かに介護が必要であったりした場合、本人が仕事を休むリスクや仕事に支障を来たすリスクがあります。
また、恋人の有無は、特にプライベートを重視されがちなインターナショナルな職場において極めて重要で、恋人との破局が仕事を辞めるきっかけになったり、仕事を休む原因になりやすいからです。
次に重要視するのが学歴です。
学歴といっても頭の良さを見る訳ではなく、本人の育ち方や一般常識、生活水準を見ることが目的です。
例えば中卒だった場合、学力云々以前に中卒であるということにおける一般常識の有無を確認しますし、高校に進学しなかった、あるいはできなかった理由から、本人の育った環境を確認します。
これは差別や見下しているというわけでは決してなく、ある程度の一般常識と教養、ある程度の生活水準の中で育っていないと話が通じないことが多いためです。
そこには会社は教育コストをかける必要は無く、採用の段階で絞れます。
面接時に逆質問がない人は不採用!
また、不安要素や質問があるかどうかも重要視します。
特に給料に関する話、質問、交渉が無い場合は日本人であろうと関係なく不採用にします。
なぜなら、給料は一番重要なことであり、給料=労働者の価値であるという判断基準もあります。
そういった中で給料に関する質問や交渉がない場合、大抵の場合は単に職を探している可能性や仕事に対する意識が低い可能性が高いです。
日本人からするとお金の話は聞きづらい、聞いてはいけない様な風潮がありますが、これはとても重要なことです。
仕事ができる人は必ず給料の話をします。
また、会社に対する意識も聞く様にしています。
これは会社にどれほど服従できるかを確認するためです。
会社の言うことを聞く、指示に従えるかどうかは会社にとって重要なことです。
これは様々な聞き方がありますが、一番有効なのは以前の仕事の辞め方や理由を聞くことです。
会社の方針に従えなかったや上司と上手くいかなかった、自分のやりたい事と違ったなどといった様な理由の場合、注意する必要があります。
コミュニケーション能力は常に見られている!
全体を通して、私は仕事とは関係のない話もする様にしています。
趣味や好きなことの話などをすることは、コミュニケーション力を確かめるのに最適です。
特に自分のことを教えたがらない人、逆に自分の話しかせずに相手に対しても質問をしてこない人にはあまりいい印象を持ちません。
面接とはいえ、面接官にも自然に質問を返したり、自分の話を変に隠さないで楽しそうに話せる人はコミュニケーションには問題がないと判断できます。
一方でこちらがフランクな質問や仕事と関係のない話をしているのにも関わらず、その話に乗ってこない場合はコミュニケーション力を再度確認する必要があります。
面接は非常に短い時間で限られた会話しかないため、その短時間で相手の全てを知ることは不可能です。
しかし、仕事に対する姿勢やその人のバックグラウンド、コミュニケーション能力はある程度確認することが出来ると思っています。
そのために適切な質問と雰囲気で面接することが重要です。