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言葉の意味と使い方

「落胆」の意味と使い方!「失望」との違いは?【類義語・対義語】

「落胆」の意味と使い方!「失望」との違いは?【類義語・対義語】

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「落胆」は、がっかりしたときに使う言葉ですね。

日常的に色々なところで見聞きする言葉だと思います。

似た言葉に「失望」があり、こちらもがっかりした時に使いますね。

「落胆」とはどういうことを指すのか、「失望」とはどう違うのか、知っているつもりでもきちんと考えたことはあまりないのではないでしょうか。

今回は、「落胆」の意味と使い方!「失望」との違いは?【類義語・対義語】についてご説明いたします!

「落胆」の意味

「落胆」は「気力を落としてがっかりすること」という意味です。

「らくたん」と読みます。

「落」は「落とす」「落ちる」といった意味の漢字ですね。

「胆」は、「きも」とも読み、内臓のことを指します。

また、「胆」はきもはきもでもいわゆる「きもったま」、度胸とか気持ちといった意味もあります。

「落胆」は気持ちを落としてしまう、つまり気持ちががっかりと落ち込んでしまうということになります。

「落胆」は、力を落とすこと、期待などに反してがっかりすることを表す言葉です。

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「落胆」の使い方

「落胆」は、思い通りにならない、期待に反する、などということで、がっかりするときに使う言葉です。

残念で落ち込む、元気が出ないような状態を表します。

「落胆する」「落胆の色を隠せない(落胆した表情を隠せないさま)」といった使い方をします。

会話の中でも使いますが、やや文語的なので文章中でもよく使われます。

例文で確認しておきましょう。

【例文】

  1. コンテストに落ちて落胆した。
  2. 自分の不器用さにすっかり落胆してしまった。
  3. イベントが中止になり、みんな落胆している。
  4. せっかく考えた企画がボツになり、落胆の色を隠せなかった。

「失望」との違いは?

「落胆」に似た言葉に「失望」があります。

どちらもいわゆる「がっかり」、思い通りにならなかった時などに使う言葉ですよね。

非常に似ていますが、この「落胆」と「失望」の違いは、

  • 「落胆」は「期待通りにならず落ち込むこと」
  • 「失望」は「夢や希望を失うこと」

となります。

「落胆」が物事の結果などが思い通りにならずにがっかりすることであるのに対し、「失望」は期待が外れる、これから先の希望が失われるという意味が強いのです。

「胆」を「落とす」のが「落胆」、「望み」を「失う」のが「失望」という、漢字からもこうした意味の違いが見えてきます。

また、「失望」は「先のことや人のことについて、希望を失う」という意味があるので「彼には失望した」などと他人のことについて使うことができます。

ですが、「落胆」の方は、主に自分のことで気落ちする意を表すので「彼に落胆する」という使い方はしません。

まとめると

  • 「落胆」はもっぱら自分のことで、思い通りにならず気落ちする意を表す
  • 「失望」は期待していたことが外れてがっかりすること、先の望みを失うことを表し、他人に対して使うことができる

となります。

【「失望」の例文】

  • 君には失望した。
  • 彼女は世の中に失望している。
  • 彼は前途に失望し、失踪してしまった。

「落胆」は、これから先のことや人に対しては使わないので、このような例文には当てはまりません。

この「落胆」と「失望」を組み合わせた四字熟語に「失望落胆」があります。

「失望落胆」は「希望を失ってがっかりすること」という意味です。

「失望」と「落胆」が重なっていますので、非常にがっかりするという、「失望」や「落胆」をより強調する効果があります。

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「落胆」の類義語

「落胆」の類義語には次のようなものがあります。

  • 失望(望みを失うこと)
  • がっかり(望み通りにならず気を落とすさま)
  • 挫折(目的を持って続けてきた仕事などが中途でだめになること)
  • 気落ち(失望して気力をなくすこと)

「落胆」の対義語

「落胆」の対義語には次のようなものがあります。

  • 有頂天(喜び舞い上がること)
  • 発奮(気を奮い立たせること)
  • 奮起(奮い立つこと)
  • 期待(あることの実現を心待ちにすること)

まとめ

「落胆」は期待通りにならずがっかりすることを指す言葉でした。

「がっかりした」とか「気落ちする」など、口語的な表現もいろいろありますが、「落胆」はかたい言い回しをしたい時や、文章の中でも使いやすい言葉ですね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。
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