「励行」の意味と使い方!「遵守」との違いは?【類語・例文】

「○○を励行する」

このような言い回し、社会人となるとしばしば見聞きすることがあると思います。

「励行」という言葉は、子供や学生などのうちはあまり使いませんよね。

知らないと「励行」という文字からすぐに読み方や意味はわかりにくいかもしれません。

大人になってもなんとなく前後の文脈から意味を推し量って聞いているという人も多そうです。

この機会に「励行」の意味をきちんと確認しておきましょう。

また、よく似た言葉である「遵守」との違いも合わせて解説いたします。

今回は、「励行」の意味と使い方!「遵守」との違いは?【類語・例文】についてご説明いたします!

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「励行」の意味

「励行」は「決めたことや決められたことをきちんと実行すること」という意味です。

「れいこう」と読みます。

「励」をとっさに読めない人も多そうですが、「奨励(しょうれい)」「激励(げきれい)」の「励」という字です。

この「励」には「はげます」「はげむ、努力する」という意味があります。

「行」は「行い」ですね。

「励行」とは規則などの決まったことを努力してきちんと実行するという意味になるわけです。

「励行」は、同じ「励」を使う熟語の「奨励(しょうれい)」と見た目が似ていますので、使う際に混同してしまうこともあるようです。

「奨励」は「ある事柄を、それを良いこととして人に強く勧める」という意味です。

つまり「決められたことをやろう!」と実行するのが「励行」で、「決められたことをぜひやるように!」と勧めるのが「奨励」です。

例えば同じ行為について言う場合でも、「励行する」のと「奨励する」のとでは全く逆の立場になりますよね。

使う際は注意してくださいね。

「励行」の使い方

「励行」は何かの決まりごとをきちんと実行するという意味でしたね。

ただし、ただお互いに「こうしようね」と決めたことを守る、というだけではありません。

「励行」はその決まりが規則やルール、またはよいとされることであるときに使います。

早寝早起きなどのよいとされる生活習慣についてもよく使われますし、ビジネスシーンであれば、会社や店の規則を守って行うようなことを「励行」と言います。

また「励む」の字が使われている通り、ただ決まりに従うというわけではなく、努力して実行する、一生懸命やるといった意味になりますので、そういったシーンで使うようにしましょう。

【例文】

  1. インフルエンザが流行しているので、手洗いうがいを励行している。
  2. 生活習慣病の予防のため、適度な運動の励行を呼びかけています。
  3. 近頃は早寝早起きを励行しているためか、とても体の調子がいい。
  4. 不良品を出荷することがないよう、特に念入りな最終確認を励行してください。
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「遵守」との違いは?

「励行」に似た言葉に「遵守」があります。

決まりを守る、というときに「遵守する」「遵守してください」など、「励行」と同じように使われているようです。

この二つの言葉の違いを確認しておきましょう。

「遵守」は「規則や法律に従い、それを守ること」という意味です。

「じゅんしゅ」と読みます。

「遵」は「遵守」以外ではあまり見ることのない漢字かもしれませんが、「したがう」とも読み、その通り「したがう」という意味の字です。

「励行」と「遵守」の違いとしては、守って行う対象が、「励行」は「規則やよいとされること」であるのに対し、「遵守」は「規則や法律」となっていますね。

「遵守」の方が規則や法律にそむくことなくそれをきちんと守る、という意味で、「励行」の方はそれがよいことなので努力して守る、というニュアンスになります

ですから、「法令を遵守する」とは言いますが「手洗いうがいを遵守する」とは言いません。

【「遵守」の例文】

  1. 交通規則を遵守する。
  2. 法令遵守。
  3. 利用規約を遵守してください。

「励行」の類語

「励行」に似た言葉には次のようなものがあります。

  • 遵守(規則や法律に従いそれを守ること)
  • 遵奉(道徳、法律などに従いそれを守ること)
  • 遵法(法律に従ってそむかないこと)
  • 守る(決めたことにそむかないようにする)
  • 履行(約束などを実際に行うこと)
  • 実践(実際の状況のもとでそれを行うこと)
  • 実行(実際に行うこと)
  • 努める(力を尽くす、努力する)
  • 精励(勢力を出して勤め励むこと)
  • 厳守(厳しく守ること)

まとめ

「励行」は規則を守るというだけでなく、よいとされていることなどを積極的に行うという意味のある言葉でした。

いろいろな職場でいろいろなことを「励行」するシーンがよくあると思います。

ぜひ社会人として理解しておきたい言葉ですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

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