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「露呈」と「 露見」の 違いは?意味と使い方を例文付きで解説!【類義語・対義語】

「露呈」と「 露見」の 違いは?意味と使い方を例文付きで解説!【類義語・対義語】

「露呈」や「露見」は何かが明らかになるような時に使う言葉です。

ニュースや新聞などでもよく使われますし、ビジネスシーンでも何かと見聞きする言葉だと言えるでしょう。

「悪事が露呈する」「悪事が露見する」など、使い方も似ているようですね。

この「露呈」と「露見」、どのように使い分ければいいのかわからない人も多そうです。

この機会にしっかり理解しておきましょう。

今回は、「露呈」と「 露見」の 違いは?意味と使い方を例文つきで解説!【類義語・対義語】についてご説明いたします!

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「露呈」の意味と使い方

「露呈」は「隠れていた事柄が表面に現れ出ること、また、あらわにすること」という意味です。

「ろてい」と読みます。

「露」は「つゆ」という意味ではありますが、「あらわ」「あらわす」といった意味もあり、「暴露」とか「露出」といった熟語もありますね。

「呈」は「しめす。あらわす」などの意味がある漢字です。

「露呈」は、隠れていた事柄が、外から見てもわかるほどにあらわになる、またさらけ出すという意味です。

地面の下に隠れていたものが、土がなくなって現れ出るというときにも使いますが、多くは「隠していたことが明らかになる」という意味で使います。

「矛盾が露呈する」とか「欠陥が露呈する」といったように、

形のないもので、できれば隠しておきたいようなことが明らかになってしまうという意味で使うことが多いです。

「露呈」の例文

  1. 彼はいよいよ本性を露呈した。
  2. 彼女のブログは、政治に対する無知を露呈するものだった。
  3. このテストで、自分の苦手分野が露呈する。
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「露見」の意味と使い方

「露見」は「秘密や悪事があらわれること。ばれること」という意味です。

「ろけん」と読みます。

「露呈」と「露」は同じですね。

「見」は「見る」のほかに「考え」「人に会う」などの意味もありますが、ここは「あらわれる。あらわす」という意味で使われています。

「露見」はいわゆる「バレる」ということで、

秘密や悪事など、隠していたことが表にあらわれるということで、悪い意味で使います。

「露見」の例文

  1. 某国の陰謀が露見する。
  2. 役員の悪事が露見する。
  3. 彼は、自分の犯行が露見することを恐れて証拠隠滅をはかった。

「露呈」と「露見」の違いは?

「露呈」と「露見」の意味はおわかりいただけたでしょうか。

「露呈」も「露見」も、隠れていたことが明らかになるということで、非常に似ていますね。

使い方も似ているようで、混同してしまいがちな「露呈」と「露見」ですが、この二つの違いは、

  • 「露呈」は「隠れていた事柄が現れる」こと
  • 「露見」は「隠していた事柄がばれる」こと

となります。

「露呈」の方は、悪事や秘密といった、悪いものがあらわれるという意味には限りません。

物事の、隠れていた性質などが明らかになるということを指します。

できれば隠しておきたいようなものについて使うことが多い言葉ではありますが、「隠しておきたかったが出てしまった」というニュアンスになります。

それに対し、「露見」は悪事、陰謀、秘密といった悪いことがバレてしまうということを表します。

意図的に隠していたようなことが暴かれるということですね。

  • 「露呈」は「物事の隠れた性質などが明らかになること」
  • 「露見」は「悪事などの意図的な隠し事がばれること」

という違いであると言えるでしょう。

「露呈」と「露見」の類義語

「露呈」と「露見」の類義語には次のようなものがあります。

  • 発覚(隠していたことなどが、現れ出ること。ばれること)
  • 摘発(悪事をみつけ出して、社会的に公表すること)
  • 暴露(秘密・悪事をあばくこと。秘密・悪事が明るみに出ること)
  • ばれる(かくしていたことや噓(うそ)などが明るみに出る。露顕する)
  • 暴く(土を掘って物を取り出す)
  • 晒す(だれの目にもつく、むき出しの状態に置く)

ニュアンスや使い方の違いはありますが、いずれも悪事や秘密などを見つけるとか、それが暴かれるというときに使う言葉です。

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「露呈」と「露見」の対義語

「露呈」と「露見」の対義語には次のようなものがあります。

  • 隠蔽(故意におおいかくすこと)
  • 隠匿(人に見つからないように、こっそりかくすこと)
  • 秘匿(秘密にして隠しておくこと)

いずれもこっそりと隠すことで、「隠蔽」は悪事など、「隠匿」はものについて使います。

「秘匿」は「秘密にする」意味合いが強い言葉です。

まとめ

「露呈」と「露見」は、どちらもそれまで隠れていた物事が明らかになるという点では同じでした。

ですが、「露呈」は隠れていたものが明らかになる、「露見」は隠していたことが暴かれるという違いがありましたね。

犯罪のようなはっきりした悪事に限って使う言葉ではなく、普段仕事をしていく上でも何かの問題が「露呈」したり「露見」したりするということもあるかもしれません。

ニュースなどでもよく出てくる言葉ですので、しっかり区別して理解しておきたいですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。