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「流儀」という言葉があります。
あまり普段の会話では使わない言葉かもしれませんが、ビジネスシーンや、またテレビ番組のタイトルにも使われていますので、聞いたことがあるという人が多いのではないでしょうか。
ですが、「流儀」とは何なのかと聞かれても、はっきりと実態はわからないかもしれませんね。
自信を持って使えるように、言葉の意味や使い方をしっかり確認しましょう。
今回は、「流儀」の意味と使い方!「流儀に反する」とは?【類語・例文】についてご説明いたします!
「流儀」の意味
「流儀」は「技術・芸術などでその人や流派に伝わっている手法・様式」「物事のやり方」という意味です。
「りゅうぎ」と読みます。
もともとは最初の意味で使われていた言葉で、「流派」とも同じような意味です。
「流」は「流れる」という字で、他にもいろいろな意味がありますが、「しかた。やりかた」という意味で使われています。
他に「流派」「亜流」などの熟語もあります。
「儀」の方は、「礼儀」の「儀」としてよく使うと思いますが、「作法」「手本」といった意味を持つ漢字です。
この「流」と「儀」で、「流儀」はやりかた、しきたりという意味で、技術や芸術の分野で伝わる様式のことを表すのです。
そして、それが転じてひろく「物事のやりかた」という意味で一般的に使われるようになりました。
「流儀」の使い方
「流儀」はもともとは技術や芸術などで伝わっている様式という意味です。
この意味では伝統芸能や伝統工芸などに関してよく使われていますよね。
また、それが転じての「物事のやり方」という意味になると、広くいろいろな物事について使われます。
ビジネスシーンであれば仕事のやり方など、ほかにも地域で伝わるしきたりや、ある人の生き様など、いろいろな場面で使われる言葉です。
単に何かをする方法というだけではなく、そのやり方にこだわりを持っているとか、信念があるといった意味を込めて使われることが多いです。
【例文】
- 師匠から受け継いだ流儀を守る。
- 断られても何度も訪問して頭を下げるのが彼の流儀だ。
- 法事はこの辺りの流儀でとり行う。
- 私には私の流儀がある。
- あなたの流儀にはついていけない。
- プロの仕事の流儀に迫る。
「流儀に反する」とは?
「流儀」の使い方として、しばしば見聞きするのが「流儀に反する」という言い回しです。
そのまま「流儀」に逆らうという風に解釈できますね。
「流儀に反する」とは「従来のやり方に反対する」という意味です。
今までのやり方に逆らって違うことをする。
従来のルールを破る。
このような意味で、「流儀」にそむくようなことをすることを「流儀に反する」と言うのです。
伝統的な決まりに背くという意味でも使いますが、ビジネスシーンであれば、普通のやり方と違うことをする時や、自分の考えややり方にこだわりを持っていて変えたくない時などによく使います。
【例文】
- 出された食べ物を断ることは、この部族の流儀に反する行為だ。
- 流儀に反することかもしれないが、この新しい方法を試してみたい。
- そんなやり方は俺の流儀に反する。
「流儀」の類語
「流儀」の類語には次のようなものがあります。
- やり方(物事を行う方法)
- 習慣(長い間繰り返し行われていて、そうすることが決まりのようになっている事柄)
- 因習(古くから続いているしきたり、主によくないい意味に使う)
- しきたり(昔からの習わし)
- 習わし(これまでの習慣となっていること)
- 風習(その土地や国に伝わる生活や行事などの習わし)
- 慣例(それが普通となっている例。しきたり)
- 慣習(ある社会で長い間に認められるようになったしきたり)
- スタイル(個人や集団などに固有の考え方や行動のしかた)
- 様式(ある範囲の事物、事柄に共通している一定の型、方法)
- ポリシー(物事を行う時の方針や原則)
伝統的な手法、昔から伝わっているやり方という意味であれば、「風習」や「慣例」といった言葉で言い換えられそうです。
また、自分のやり方という意味であれば「やり方」「スタイル」などということもできますね。
【例文】
- 師匠から受け継いだ様式を守る。
- 法事はこの辺りの風習に従って行う。
- 私には私のスタイルがある。
- プロの仕事のやり方に迫る。
- そんなやり方は俺のポリシーに反する。
まとめ
「流儀」は「物事のやり方」という意味でしたね。
単に方法という意味ではなく、伝統的な、または自分が誇りを持っているやり方といったところでしょうか。
「流儀」という言葉を使うことで、そうした意味を表すことができるので、知っておくとよい言葉です。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!