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転職や会社の面接をする時、面接官は必ずしも「人事部」の人間だけではありません。
他部署から採用面接の時だけ人事に携わっている管理職の人もいます。
今回は、食品卸売業の営業企画部署の管理職をされていたSさん(56歳)に面接官としてみていたポイントや面接官に響く言葉などを伺いました!
面接官はどこを見てる?面接官は人事部だけではないことを心得よ!
私は営業企画部署の管理職でした。
総務や人事の部署の人間ではありませんが、自部署への配属を予定されている採用面接については、常に面接官として役員や人事部の人間と同席して対応しています。
採用面接にあたっての留意ポイントはまずは
- 服装 ※特に靴の手入れ
- 表情(笑顔があるか)
- あいさつがしっかりできるか
- はきはきと話せるか
といった第一印象を判定しました。
営業関連部署ですので、社内外問わずに、対人折衝が必要な部署ですので、第一印象で好感の持てない人間は好んで採用はしませんでした。
特に表情に関しては、相手の人格や性格、または本気でこの会社に入社したいのかを見分ける大きなポイントでしたので、特に留意していました。
面接での質疑応答については、まずは相手にとにかく話をさせるように持っていくように心がけていました。
面接官としては、ついつい自分が話過ぎて面接に来た人が受け身になってしまう傾向があるので、
この会社を受けた目的や理由、自分がこの会社でどのような仕事をするイメージを持っているのかを、自分なりにどこまで面接官の心に響くように伝わるのかを評価していました。
ですので、あえて質問はシンプルに曖昧な感じで投げて、相手がどこまで自分の考えを持っているのかを探るというイメージでしたね。
新卒採用の場合は、まだ学生なので、言葉遣いや態度などは少し粗っぽくても気にはせず、どれだけはっきりと自分の意志を伝えられるのか?
そして相手の話す内容では、社会人としてふさわしい常識や知見を習得しているのかを判断する材料にしていました。
その中でのポイントは、その人が自信のあること、または失敗はしたが、その失敗を糧にして得たことなど、前向きでポジティブな内容だと、非常に好感が持てたと思います。
「本当に御社で働きたい!」ということを伝えよう!
中途採用の場合は、第一印象はもちろん、話したりアピールする内容については、即戦力を期待する立場でしたので、よりシビアに聞いていたと思います。
当然ながら、その内容の真偽を確かめるために、ある程度細かい質問も返していたと思います。(同じ業界ならば、なおさらです)。
あとは新卒・中途採用に限らず気にしていたのは、採用を決めれば、本当にわが社に入社してもらえるのかを結構詰めて確認していたと思います。
というのも最終面接段階になるまで、ある程度面接する人を絞り込むわけで、特に最終面接後に採用を出した後に辞退などされると、採用計画に大きな支障を来すことになります。
同じなら「ぜひ御社で働きたいので採用をお願いします」と最後にしっかりと伝えてきた人に関しては、面接後の協議においては、大きなアドバンテージを与えていたと思います。
しかし、結局は「第一印象」が大きくモノを言うのではないかと思います。
仕事をするということは社会と繋がることで、なおかつ多くの人々と繋がるわけで、会社=組織ですので、その中で頭を一つ出してもらおうとすると、どうしても第一印象が重要になると思います。
結局はビジネススキルや知識などは入社後に研修やOJTで磨くわけですので、素材の良さで判断するということが面接官としての究極の結論だと思います。
ぜひ、好印象を残すような面接を自らでイメージして臨んでください。
まとめ
社会生活においては、「人に物事や意志をはっきりと明確に伝える」ことが基本ですが、そのベースとなるものが、あなたが面接官に与える印象です。
面接前日までに面接の趣味レーションをしっかりと行い、面接当日の朝は好印象を与える自分の表情や姿勢を鏡の前で確認し、感じの良い服装に関しては、しっかりと事前に準備して面接に臨んでください。
「段取り7分、仕事3分」何事も事前の準備が肝要です。
そのことも面接官はよく知っていますので。
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