豆知識

七福神で日本の神様は誰?なんの神様?ご利益や由来も解説

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今や日本では縁起物として定番の七福神ですが、日本の神様は誰かご存知ですか?

ここでは、七福神の中で唯一の日本の神様をご紹介いたします。

七福神で唯一の日本の神様のご利益や由来も解説いたしますので、ぜひご覧ください。

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七福神の日本の神様は誰?

七福神の日本の神様は「恵比寿天(えびすてん)」です。

他の神様は中国やインド由来の神様ですが、七福神の中で恵比寿天だけが唯一の日本由来の神様です。

左手に鯛を持ち、右手に釣竿を持ち、立派な福耳とにっこりした顔が特徴です。

元々は海が関係する漁業の神様でしたが、現代では主に商売繁盛の神様として崇められています。

実は恵比寿天は、昔から日本では非常に人気のある神様です。

「えべっさん」「えびっさん」「おべっさん」などの愛称で呼ばれたり、にっこり笑顔のことを「えびす顔」という表現があるほど人々に愛されてきた歴史があります。

さらに恵比寿天は、七福神の中で名前の表現が多い神でもあります。

「恵比寿」をはじめ「ゑびす」「恵比須」「恵美須」「恵美寿」「戎」「夷」「蝦夷」「夷子」「胡」「蛭子」などたくさんの当て字があるのです。

恵比寿天の由来

恵比寿天の由来は2つあります。

1、「蛭子」説

恵比寿天の当て字の一つである「蛭子」から関係しています。

日本創世の神であった「伊弉諾尊(いざなぎのみこと)」「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」の子であった「蛭子」は、3歳まで立つことができず、不具の子として海に捨てられてしまいます。

やがれ人間界に流れ着いた「蛭子」は、人々に崇め奉られ神様となったというお話が一つです。

2、「事代主神(ことしろぬしのかみ)=恵比寿天」説

もう一つは、「事代主神(ことしろぬしのかみ)=恵比寿天」という説です。

事代主神は日本で最初に釣りをしていた大変釣りが好きであった神様とされており、そのお姿が恵比寿天と繋がっているという訳なのですね。

また事代主神は「大国主命(おおくにぬしのみこと)」の子どもとされています。

大国主命は、七福神のメンバーの一人である「大黒天」だと言われていますから、恵比寿天と大黒天はなんと親子だと言う説もあるのです。

よく恵比寿様と大黒様は一緒に飾られている事が多いのですが、その理由も親子だからとなると頷けるものですね。

ちなみに、七福神のメンバーは以下となります。

恵比寿天のご利益は?

恵比寿天のご利益といえばやはり有名な「商売繁盛」ですが、他にも以下のご利益があるとされています。

  • 商売繁盛
  • 海上安全
  • 豊漁守護

恵比寿天は海にまつわる神様とされていることから、海の安全を守る神様、大漁をもたらしてくれる神様として、今でも漁師さんの間でよく信仰されていることが多いようです。

また、海つながりで交易や渡航にも力を貸してくれるとされ、船乗りの方も信仰されていることが多いとのこと。

ちなみに、恵比寿天は、特に商売の地方である関西では人気があります。

全国で商売繁盛祈願のお祭りと言えば「酉の市(とりのいち)」が有名ですよね。

しかし、大阪を筆頭に西日本エリアでは「十日戎(とおかえびす)」というお祭りが毎年1月9日〜11日の3日間開催されます。

酉の市では熊手を購入しますが、十日戎は配られた福笹に縁起物の飾りを購入し、福娘につけてもらうスタイルです。

もし1月に関西に行く予定がある方は、ぜひ十日戎をのぞいてみましょう。

大変賑わって活気あふれる楽しいお祭りです。

七福神一覧

恵比寿天

七福神のうち唯一の日本の神様。元々は漁業の神様で右手に釣竿、左手に鯛を持っている。

現代では商売繁盛の神様として親しまれている。

大黒天

ヒンドゥー教由来の神様で、シヴァ神の化身と言われる。

打出の小槌と大きな袋を背負って頭巾をかぶっている。

元々は農業の神様と言われており、福徳開運、財運を司っている。

毘沙門天

ヒンドゥー教由来の神様。

槍と宝塔を持ち、戦いの神であった名残から甲冑を着て武将の格好をしている。

財福や無病息災のご利益があるとされている。

弁財天

インド由来の神様で、七福神の中で唯一女性の姿をしているとされる。

琵琶を持っている姿で描かれることが多い。

元々は農業の神様であったが、現代では音楽・芸能・学問の神様として人気がある。

布袋尊

実際にいた人がモデルとされている、珍しい神様。

にっこりとした笑顔とまるいお腹、宝物が入った大きな袋とうちわを持っている。

財運と夫婦円満、子宝の神様とされている。

福禄寿

長い頭と大きな耳、長い顎髭が特徴の中国の道教由来の神様。

杖を持ち、長寿の印である鶴や亀を引き連れており、知恵と長寿、招徳人望のご利益があるとされている。

寿老人

福禄寿と同じく、中国の道教由来の神様。

長いひげと杖を持ち、長寿と平和のシンボルである牝鹿や、不老長寿の桃と一緒に描かれることが多い。

福禄寿と同一の神とされている場合もある。

延命長寿、諸病平癒、家庭円満の神様である。

まとめ

七福神の中で唯一の日本の神様は「恵比寿天(えびすてん)」です。

商売繁盛、海上安全、豊漁守護のご利益があると言われており、海に関連する仕事の方からも信仰の厚い神様でもあります。

昔から日本では人気がある神様で、関西の方では十日戎というお祭りが開催されています。

また恵比寿天は「恵比須」「蛭子」など色々な当て字がある神様で、一説によると大黒天と親子関係にあるという由来があります。

ご興味のある方は、お近くの神社にぜひ行ってみてくださいね。

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