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5ちゃんねるなどの大型掲示板で多く使われているネットスラング「儲」について今回はご紹介いたします。
「儲」は一見すると読み方さえもわからないネットスラングですよね。
今回は「儲」のネットスラングでの意味や読み方、元ネタまで詳しくご説明していきますよ。
「嫌儲」という言葉についても触れていきます。
「儲」の意味と読み方
「儲」は「熱心なファン、信者」という意味の言葉です。
読み方は「しんじゃ」です。
特定のアイドルやキャラクターにのめりこみ、崇拝するように応援している人を指す言葉なんですよ。
なぜこの1文字でしんじゃと読むのか不思議に思った方もいるのではないでしょうか。
そのからくりは儲の元ネタにあるんですよ。
「儲」の使い方
「儲」はリアルな会話で使われることは無く、主に文章中で使われるネットスラングです。
「あいつ〇〇の熱狂的な信者だよね」などのように使われますが、信者であるという事にそれほど否定的な意味を持つ言葉ではありません。
「儲」の元ネタ
誰が使い始めたのかという事ははっきりとわかっていませんが、儲という漢字をよく見ると「信」と「者」という2つの漢字が組み合わされて出来ている事がわかります。
儲一文字が「信者」という漢字を縮めたように見えるため、面白い誤変換の当て字としてネットスラング化したといわれています。
この由来から読み方はそのまま「しんじゃ」となっているんです。
「嫌儲」って何?
「嫌儲」とは、「掲示板に書かれた書き込みを営利目的で使用する事を嫌う人、営利目的の使用を嫌う事」という意味の言葉です。
2ちゃんねるのスレッド内に書かれた面白い発言などをまとめたサイトや動画などがその転用先に当たります。
自分が許可もしていないのに転用されてしまったら、確かにどこかもやもやしてしまいますよね。
ちなみにこの「嫌儲」という言葉は「現代用語の基礎知識」の2008年度版に「ウェブ言葉」として収録されており、数あるネットスラングの中ではかなり広まっている言葉とも言えるのではないでしょうか。
読み方は実は確立しておらず「けんもう」や「けんちょ」など様々な読み方がありますが、昨今では「けんもう」と呼ぶ人が多くなってきている傾向にあります。
まとめ
〇〇の信者という言葉は聞いたことがあってもネットスラングとしての儲は初めて聞いたという方は少なくないと思います。
あまり浸透している言葉ではありませんが、水面下で静かに使われているネットスラングなんですよ。