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「暑中見舞い」を送っていますか?
年賀状は出すけれど「暑中見舞い」は送ったことがないとか、「お中元」は贈るけれど「暑中見舞い」は贈ったことがないという人もいるかもしれませんね。
「暑中見舞い」は夏の挨拶ではありますが、具体的にいつからいつまでに送ればいいのかなど、基本的なマナーを確認しておきましょう。
今回は、暑中見舞いの時期はいつからいつまで?お中元との違いは?喪中の人には?についてご説明いたします!
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「暑中見舞い」とは?
「暑中見舞い」とは、普段なかなか会えない方やお世話になっている方などに送る夏の挨拶状や贈り物のことです。
「しょちゅうみまい」と読みます。
暑さが厳しい時期に、相手の健康を気遣い、また近況報告の意味も込めて葉書で挨拶状を送ったり、贈り物をしたりすることです。
葉書をや手紙を出すことが多いですが、贈り物の場合は送る場合もありますし相手の家などを訪問して渡すこともあります。
葉書を出す場合は、夏らしい絵柄のものを選んで季節感を楽しむのもオススメです。
内容は概ね次のような構成になります。
- 暑中見舞いの挨拶(「暑中お見舞い申し上げます」など)
- 相手の様子を気遣う言葉
- 自分の近況など
- 相手の健康を願う言葉
- 日付や差出人など
贈り物をする場合は、食べ物や飲み物などが多いですが、特に決まりはありませんので相手の好みや季節感を考えて選びます。
- アイスやゼリー、ジュースなど
- そうめんやハム、調味料、洗剤など→家庭宛におすすめ
- 個包装の焼き菓子や小さめのジュース、コーヒーなど→会社宛におすすめ
「暑中見舞い」の時期はいつからいつまで?
「暑中見舞い」を送る時期は、二十四節気の「小暑(7月7日ごろ)」~「立秋の前日(8月7日ごろ)」です。
実際に暑いかどうかということではなく、暦を基準にして決まっています。
「小暑」の期間は7月7日ごろから「大暑」までの約15日間です。
「大暑」は7月23日ごろから立秋までの約15日間です。
この「小暑」と「大暑」を合わせた約30日間が夏の中でも暑い時期で、「暑中見舞い」を送る時期とされています。
実際は、7月上旬はまだ梅雨の最中であまり暑くない、どんよりして夏らしくないということも多いものです。
なので、梅雨明けを待って「暑中見舞い」を送るという人も多いようです。
立秋の前日までに届かない場合は「残暑見舞い」として8月中には届くように送りましょう。
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>>残暑見舞いの時期はいつからいつまで?暑中見舞いとの違いは?
「お中元」との違いは?
「暑中見舞い」と「お中元」は何が違うのでしょうか。
どちらも「夏の贈り物」というイメージですよね。
「暑中見舞い」と「お中元」はどちらもお世話になっている人などに送る季節の挨拶の品です。
- 「暑中見舞い」は葉書や手紙が一般的。小暑から立秋までに送る。
- 「お中元」は贈り物をする。時期は地域によって違う。
このような違いがあります。
「暑中見舞い」は葉書などで挨拶状を送るのが一般的ですが、贈り物を送る場合もあります。
江戸時代ごろ、お盆に里帰りする際に、先祖の霊にお供物を持参していたということがはじまりで、これがのちにお世話になった方への夏の挨拶として一般的になりました。
時期は先に述べた通り小暑から立秋となっています。
一方、「お中元」はもともとは中国の旧暦の「中元」(7月15日)に由来します。
この日に行われていた仏教のお盆と一緒になって、「お中元」としてお世話になった方に贈り物をするという習慣が定着しました。
- 北海道は7月中旬から8月15日
- 東北・関東では7月初旬から7月15日
- 北陸は地域によって7月、8月に別れる
- 東海・関西・中国・四国では7月中旬から8月15日
- 九州は8月1日から15日
- 沖縄は旧暦7月15日
おおむねこのようになっていて、地域により違いがあります。
関東と関西の人に送るには時期をずらすなど、相手が住む地域に合わせてお中元の時期に届くように手配するとよいでしょう。
喪中の人には?
「暑中見舞い」は相手や自分が喪中でも送ることができます。
体調を気遣ったり近況報告をするための挨拶であり、「おめでとう!」などと書くものではないので、喪中でも大丈夫です。
ただし、次のような点には配慮しましょう。
- 四十九日を過ぎてから送る
- デザインや色が派手すぎないようにする
- 文面に配慮して相手を気遣う
忌明けまでは故人の死を悼む期間なので、それまでは避けた方が無難です。
送る際も、カラフルで楽しいデザインのものよりはシンプルなものを選びましょう。
贈り物の時も紅白ののしなどではなく、白無地に表書きをするなどがおすすめです。
また、内容も故人のことに触れてご遺族を気遣うなどの配慮をしましょう。
同じように「お中元」も喪中でも送ることができます。
こちらも上記と同じく喪中の方への配慮をしましょう。
まとめ
「暑中見舞い」を送る時期は、二十四節気の「小暑(7月7日ごろ)」~「立秋の前日(8月7日ごろ)」です。
おおむね7月中旬〜下旬ごろ、梅雨が明けてから届くように送る人も多いです。
夏らしい気候の時に季節感のある葉書や贈り物が届くと嬉しいものですね。
「暑中見舞い」は、相手の健康を気遣う言葉や近況報告、または贈り物でお世話になった方への感謝の気持ちなどを示すよい機会ではないでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました!