言葉の意味と使い方

「しこたま」の意味や使い方と語源は?方言なの?|類義語・例文

「昨日はしこたま飲んだなあ」

「部長にしこたま怒られたよ」

こんな風に使う「しこたま」という言葉があります。

若い人はあまり使わないかもしれませんが、会話の中で出てくることも案外あるものです。

今回は、「しこたま」の意味や使い方と語源は?方言なの?|類義語・例文についてご説明いたします!

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「しこたま」の意味

「しこたま」は「たくさん。どっさり」という意味です。

漢字表記は特になく、ひらがなで書く言葉です。

「しこたま儲ける」とか「しこたま飲む」などというふうに使い、その量がとても多いことを表します。

古い印象の言葉ですので、年配の方がよく使います。

逆に、若い人はあまり使わないでしょう。

「しこたま」は俗っぽい言葉なので正式な場で使うような言葉ではありません。

「しこたま」は数量が多いことを表す俗な言葉ということです。

>>「すこぶる」の意味や使い方と語源!「すこぶる元気・悪い」とは?|例文つき

「しこたま」の語源は?方言なの?

考える女性

「しこたま」は若い人には聞きなれない言葉かもしれません。

また、ニュースなどで使われるようなきちんとした言葉ではなく俗っぽい言葉なので、「方言では?」と思う人も多いようです。

「しこたま」の語源には諸説あり、方言が元になっているという説もあります。

  • 「どっさりためる」という意味の上方語「しこためる」が変化して「しこたま」になった
  • 九州の方言で、「○○しかない」などと使われる「しか」が変化した「しこ」と、「たんまり」や「貯める」を意味する「たま」が合体した

他にも諸説あり、残念ながら「しこたま」の語源は○○弁である、などと断言はできないようです。

「しこたま」の使い方

しこたま飲む

「しこたま」は「たくさん」「どっさり」など、数量がとても多いことを表して使います。

俗っぽい言葉ですので、ニュースやビジネスシーン、改まった場で使うことはあまり適切ではありません。

会話の中とか、場合によっては小説やドラマなどであえて使われます。

「しこたま」は量が多いことを表すので、特にいい意味でも悪い意味でもありません。

ですが、悪い意味で使うことも多いです。

例えば「しこたま儲けた」のような場合は、何か悪どいことをして多くの金を得たという感じになります。

「しこたま」はくだけた表現で、悪い意味で使われることもよくある言葉ということですね。

「しこたま」の例文

  1. 忘年会で酒をしこたま飲んだ。
  2. 食べ放題の店でしこたま食べたのでお腹が痛くなった。
  3. 仕事でミスをして、上司にしこたま怒られた。
  4. 今日はしこたま仕事をした。
  5. 彼は阿漕な商売でしこたま儲けている。
  6. 彼女はしこたま稼いでマンションを買った。
  7. 彼は音楽が好きで、自宅にはレコードをしこたま持っているそうだ。

「しこたま」の類義語

「しこたま」の類義語には次のようなものがあります。

  • たんまり(たくさんあるさま)
  • 山ほど(山のように多くたまっているさま)
  • うんと(程度や量が甚だしいさま)
  • たくさん(数や分量が多いこと)
  • 大いに(程度が甚だしいこと)
  • どっさり(数量の多いさま)
  • たんまり(たくさんあるさま)
  • 散々(物事の程度が著しいさま)
  • たらふく(腹一杯になるさま)

いずれも量や程度が多い、甚だしいことを表す言葉です。

「たくさん」「山ほど」などが広く使われます。

「たんまり」はお金や時間などがたっぷりあって満足できるという時によく使われます。

「しこたま食べた」「しこたま飲んだ」などの時は「たらふく」にも言い換えられますね。

「しこたま」の対義語

「しこたま」の対義語には次のようなものがあります。

  • ちょっぴり
  • ちょっとだけ
  • ちょっくら
  • 少々

いずれも、量や程度が少ない、ほんのわずかということを表す言葉です。

まとめ

「しこたま」は「たくさん。どっさり」という意味です。

口語的な言葉で、会話の中などでよく用いられます。

たくさん食べたり飲んだりした時、また仕事やお金などがたくさんある時に使います。

「しこたま儲けた」などの場合は、悪いことをして多額のお金を得たような、悪いニュアンスで使われることが多いです。

方言ではなく、全国的に使われる言葉ですが、語源は上方や九州の方言であるという説もあります。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。