言葉の意味と使い方

「白々しい 」の意味や使い方と語源は?「わざとらしい」との違いについて解説!

「白々しい 」の意味や使い方と語源は?「わざとらしい」との違いについて解説!

「白々しい態度」

「白々しい雰囲気」

この「白々しい」という言葉は、日頃色々な場面で使われます。

あまり良い意味ではなさそうですが、この「白々しい」には複数の意味があります。

正しく理解して使えるように、ぜひ確認しておきましょう。

今回は、「白々しい 」の意味や使い方と語源は?「わざとらしい」との違いについて解説!についてご説明いたします!

【スポンサーリンク】

「白々しい」の意味

「白々しい」は「白く見えるさま」「興ざめなさま」「本心でないことが見え透いているさま」「知っていながら知らないふりをするさま」という意味です。

「しらじらしい」と読みます。

「しろしろしい」とか「はくはくしい」などと読みまちがえないように、しっかり覚えましょう。

「白々しい」には上のように色々な意味がありましたが、「白く見える」という意味では、現代ではあまり使われないようです。

主に「嘘や、本心ではないことがはっきりわかる」「知っていながら知らないふりをする」「興ざめである」というよくない意味で使う言葉です。

「白々しい」の語源

「白々しい」は、「白」という字を書きますね。

「白々」というのは、「白く明るく見える」ということです。

例えば非常に黒いことを「黒々」と言ったり、他にも「赤々」「青々」などと言うように、色彩を表す同一の語を繰り返すことで、強調する言葉です。

「白々」も、とても白い、白く明るく見えるということで、「菊の花が白々としている」「世が白々と明ける」などと言います。

この「白く明るく見える」ということから、「明白な」という意味になり、さらに「(嘘などが)すぐにバレる」「見え透いている」というような意味になったのが「白々しい」です。

もともとは白く見えるという、どちらかといえば美しいいい意味の言葉だったのが、嘘がバレバレ、本音が透けて見えているというような悪い方の意味になったというのが面白いですね。

「白々しい」の使い方

「白々しい」は、「嘘が見え透いている」「知っているのに知らんふりをする」「興ざめだ」という意味で使います。

本心ではないことを言っているのが見え見えである。

都合が悪いことを隠すために知らんふりをしている。

盛り上がっていたのが一転してつまらないしらけた雰囲気になってしまう。

このような悪い意味で使う言葉です。

また、あまり使われませんが「白々」という元々の意味どおり、「白く見える」「はっきり見える」という意味でも使えます。

例文で色々な使い方を確認しておきましょう。

【例文】

  1. 彼は「そんなこととは知らなかった」などと白々しいことを言う。
  2. 彼女は白々しいお世辞を言った。
  3. 大臣のコメントは誠意がなく、白々しいものに感じられた。
  4. 相手が小学校時代の同級生だと気づいていたが、白々しく初対面の挨拶をした。
  5. 彼がつまらないギャグを言ったせいで教室中が白々しい雰囲気になった。
  6. 月の光が白々しくあたりを照らす。

「わざとらしい」との違いは?

「白々しい」には「知っていながら知らんふりをする」「嘘がみえすいている」という意味がありますね。

同じように使う言葉に「わざとらしい」があります。

こちらも、「わざとらしい態度」とか「わざとらしいお世辞」とか、いやな感じを表す言葉ですよね。

似ていますが、「白々しい」と「わざとらしい」の違いは、

  • 「白々しい」は「本心ではないことが明らかである様子」
  • 「わざとらしい」は「大げさで、いかにも意識してしたような不自然な様子」

となります。

「白々しい」の方は、嘘をついているのが周囲にもわかるような様子を言います。

「わざとらしい」は、意識して不自然に振る舞っているのがわかる時に使います。

意味が重なっていて、「白々しい」でも「わざとらしい」でも表せる場合もあるでしょう。

ですが、「白々しい」は、本心を隠そうとして嘘をつくが、それが周囲にわかるという時に使います。

「わざとらしい」の方は、「わざと」振る舞うという意味なので、その人が意図的に大げさに振舞ったり、不自然な様子をしたりするという時に使います。

似ていますが、「嘘が見え透いている」のか「意図的にやっている」のかの違いということですね。

「白々しい」の類義語

「白々しい」の類義語には次のようなものがあります。

  • わざとらしい
  • 空々しい(わざとらしくて誠実さが感じられない様子)
  • おざなり(その場限りの間に合わせ)
  • 口先(本心でないうわべだけの言葉)
  • 見え透いている(相手の意図や本心が見通せる)
  • 嘘くさい(言動がいかにも不自然であやしいさま)
  • 眉唾物(騙される心配のあるもの)
  • 心にもない(本心ではない)
  • いかがわしい(疑わしい。信用できない)
  • 胡散臭い(なんとなく疑わしい)
  • 素知らぬ(知っているのに知らないふりをするさま)
  • 知らんぷり(知っていて知らないふりをすること)
  • 白けた(興ざめなこと)
  • 冷めた(高まっていた感情や興味が衰える)

「白々しい」の対義語

「白々しい」の対義語は特にありません。
「わざとらしい」の逆である「さりげない」や、「真に迫っている」という意味の「迫真」、「白ける」の逆である「盛り上がる」や「色めく」など、その時々の「白々しい」の意味によって反対の言葉は変わってきそうですね。

まとめ

「白々しい」にはいくつもの意味がありましたね。

大抵は「嘘であることが見え透いている」とか「知らんふりをしている」といった、よくない意味で使われます。

何かを隠そうとか、適当に話を合わせてやり過ごそうなど、その場限りの適当な態度をとると「白々しく」なってしまいがちです。

「白々しい」という言葉を思い出して気をつけたいものですね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。