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「即位」の意味と使い方や成り立ちは?「即位の礼」とは?

即位の意味と使い方「即位の礼」とは

10月22日、「即位礼正殿の儀」が行われました。

テレビ中継などで儀式の様子を見た方も多いでしょう。

今年は元号が平成から令和に変わり、新天皇の即位に伴って5月1日の「即位の日」、10月22日の「即位礼正殿の儀の行われる日」という、今年だけの祝日もありましたね。

この「即位」という言葉、今年は特によく見聞きしますよね。

天皇の「即位」に際して色々な行事があるようですが、どの部分を指して「即位」と言うのでしょうか?

普段使うことのない言葉だけに、この機会に「即位」について調べてみました。

今回は、「即位」の意味と使い方や成り立ちは?「即位の礼」とは?についてご説明いたします!

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「即位」の意味

「即位」は「君主・天皇の位につくこと」「天皇が践祚ののち皇位についた大礼を行うこと」という意味です。

「そくい」と読みます。

「即」は「すぐに」とか「すなわち」という意味でおなじみの漢字ですが、「(地位や位置に)つく」という意味もあります。

「即位」はまさに「位につく」という意味の言葉だということになりますね。

死去、あるいは譲位した君主(天皇や王など)の跡を継いでその位につくこと、また、そのことを民に公示する式を行うことを「即位」というわけです。

「即位」の使い方

「即位」は天皇や国王といった位につくことを言います。

ですから、会社や店を継ぐとか、皇族や王族でない一般家庭で跡継ぎになるとかいった場合には使いません。

あくまでも君主の位を継ぐということですので、使う場面は限られてきますね。

【例文】

  1. 天皇陛下の即位の儀式とはどのようなものだろうか。
  2. 今の天皇陛下が即位され、元号は「令和」になった。
  3. 国王の即位を祝う盛大なパレードが行われた。

「即位」の成り立ち

「即位」はもともと「践祚」という言葉と同義でした。

「践祚」は「皇嗣(皇位継承者)が天皇の地位を継ぐこと」という意味です。

「せんそ」と読みます。

桓武天皇の時代以前は、「即位」と「践祚」は同じ意味だったのですが、それ以降は「即位」に先立って「践祚」を行ったという記録が残っており、これ以降「即位」と「践祚」は別のものとして扱われるようになったと言われています。

先帝の崩御、もしくは譲位にあたって、まず新帝は三種の神器を受けて「践祚」します。

そして、日を改めて「即位」の礼を行い、自分が皇位を継いだということを広く内外に示します。

しかし、このような区別も昭和22年に改正された「皇室典範」では「天皇が崩御した時は皇嗣が直ちに即位する」という記述に変わり、「践祚」という言葉が消えました。

「即位」という言葉が「践祚」の意味も含んで使われているわけですね。

こうして、現在では「即位」は「先帝の崩御や譲位によって、新帝が皇位を継ぐ」ということ自体を表すようになりました。

「即位の礼」とは?

「即位の礼」または「即位礼」とも言いますが、これは天皇が皇位を継承したことを国の内外に示す一連の行事のことを表します。

「即位の礼」という名前の一つの式典などがあるわけではなく、いくつもの儀式をまとめた呼び方なんですね。

10月22日に「即位礼正殿の儀」がありましたね。

天皇・皇后両陛下や皇族の方々が束帯や十二単姿で荘厳な儀式をとり行われました。

この「即位礼正殿の儀」が即位の礼の中心的な儀式で、外国でいうと戴冠式や即位式にあたります。

先帝の崩御や譲位により、新帝に皇位が継承されます。

そこからの主な儀式は次のようになります。

  • 剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)……皇位継承の当日に行われる。新帝が三種の神器を継承する儀式。
  • 即位後朝見の儀…(そくいごちょうけんのぎ)…天皇が即位後初めて三権の長など国民の代表者と会う儀式。
  • 即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)……天皇が即位を国内外に宣明する儀式。皇位継承当日とは日を空けて行う。
  • 祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)……天皇皇后が皇居宮殿から赤坂御所までパレードする儀式。
  • 饗宴の儀(きょうえんのぎ)……即位礼正殿の儀に参列した国内外の賓客に対してもてなすための晩餐会。

これら一連の儀式が「即位の礼」と呼ばれる国事行為です。

令和元年の即位礼では、5月1日に剣璽等承継の儀・即位後朝見の儀、10月22日に即位礼正殿の儀・饗宴の儀、11月10日に祝賀御列の儀となっています。

この後にも「大嘗祭」という祭祀や、色々な神殿などへの拝礼、茶会など、天皇の即位に際しては様々な儀式が行われます。

天皇が即位すると言うことで、国を挙げての様々な伝統的な儀式が行われるわけですね。

「即位」の類義語

「即位」の類義語や言い換え表現は次のようなものです。

  • 皇位につく
  • 皇位継承(天皇の位を皇嗣が受け継ぐこと)
  • 戴冠(国王が即位の印として王冠を頭に乗せること)
  • 戴冠式(国王・皇帝が即位の後公式に王冠を聖職者などから受け、王位・帝位への就任を宣明する儀式)

「即位」の対義語

「即位」の対義語は

  • 退位(君主がその地位を手放すこと)
  • 譲位(君主が位を譲ること)

です。

まとめ

「即位」は今年は特にニュースなどで頻繁に耳にする語ですが、改めて成り立ちやその内容をまとめてみました。

天皇が位を受け継ぐということで、国を挙げての一大行事ですよね。

普段は目にすることのできないような、伝統的な儀式を目にすることになります。

「即位」は、私たちが日本に暮らしていても知らなかったことを色々と知ることができる貴重な機会でもありますね。

ぜひ参考になさってくださいね。

最後までお読みくださりありがとうございました!

ABOUT ME
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三角 彩子
大学卒業後、出版社にて秘書・経理補助などの職種を経験。 退職後は塾講師、高校国語(現代文、古文、漢文) の添削指導員などを経て、長女を出産後は在宅でライターをしています。 社会人経験や国語の知識を活かし、秘書検定やビジネスマナー、国語などに関するライティングを主に行なっています。