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「スエコザサ」とは?特徴や名前の由来は?なぜ流行語にノミネートされたの? 

「スエコザサ」とは?特徴や名前の由来は?なぜ流行語にノミネートされたの? 

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NHKの連続テレビ小説「らんまん」からその名前が知られた「スエコザサ」ですがその特徴や名前の由来を知っているという方は意外と少ないのではないでしょうか。

2023年の流行語大賞にもノミネートされた「スエコザサ」について、今回は様々な角度から詳しくご説明していきます。

なぜ流行語大賞にノミネートされたのかという事についても言及していきますよ。

「スエコザサ」とは?

字面だけ見ると、一体何の名前なのかそれすらもわからない「スエコザサ」ですが、イネ科の多年草で、日本では宮城県・岩手県南部に自生しています。

アズマザサという植物の変種で、その葉の長さは10センチほどです。

寒い地域でも育つことが出来るので、寒冷地の垣根にも使われることがあるんですよ。

「スエコザサ」の特徴は?

スエコザサはその葉に特徴があります。

葉の表面となる部分には白く長い毛が並んでおり、その葉っぱの半分が裏側へと反って皺になるという特徴があるんですよ。

スエコザサ自身の高さは1メートルから2メートルほどで、自生地となっている地域では家具や建物の壁芯として使われることもあるそうです。

「スエコザサ」の名前の由来は?

「日本における植物学の父」とも称される牧野富太郎博士が亡き奥様の名前を付けたのが「スエコザサ」です。

ドラマでは夫婦二人で図鑑をめくり、最後のページにあるスエコザサを見るという感動的なシーンが描かれています。

美しい花を咲かせる植物も多い中、地味な部類であるササに愛する妻の名前を付けた理由は、妻が病気で床に臥せっていた時期にこのササの本種の研究・調査をしていたからなんですよ。

「スエコザサ」はなぜ流行語にノミネートされたの?

高知県出身の植物学者「牧野富太郎」の生涯を描いたオリジナルストーリーが話題となり、毎日の楽しみにしていた人も多い大人気のNHK連続テレビ小説「らんまん」。

そのドラマの大ヒットが流行語大賞にノミネートされた大きな理由だといえます。

時代が明治から大正、そして昭和へと激しく移り変わる中、植物への一途な愛情とその妻を描いたストーリーの最後に出てきたのが「スエコザサ」であり、その感動的な終わり方に朝から涙したという人も多いのではないでしょうか。

まとめ

ドラマから一躍その名が知られたスエコザサ。花言葉は「ささやかな幸せ」であり、まさに博士と奥様の幸せを表しているとも言えますね。

博士の自宅跡地に造られた「牧野記念庭園」にもスエコザサは植栽されていますので、ドラマを見て気になったという方はぜひ足を運び、博士が愛した植物と奥様の雰囲気を体感してみてはいかがでしょうか。

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