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「崇高」という言葉は、「崇高な○○」や「崇高美」といった使い方をします。
使われる場面は、芸術や自然などに対して感動した時などが多いようです。
この「崇高」という言葉ですが、いい意味の言葉であることは文脈からもわかると思いますが、あまり日常会話で「崇高ですね!」などとは使いませんよね。
芸術などについて語る時とか、かしこまった言葉遣いの場面で使うような言葉です。
使いなれない人もいると思いますので、意味をしっかり確認しましょう。
似たような言葉の「高尚」との違いも調べてみました。
今回は、「崇高」の意味をわかりやすく解説!「高尚」との違いは?【例文つき】についてご説明いたします!
「崇高」の意味
「崇高」は「けだかく尊いこと。また、そのさま」という意味です。
「すうこう」と読みます。
「崇」は「たっとい。とうとい。気高い」といった意味のある漢字です。
それに「高い」ですので、字の通り気高い、尊いといった意味になります。
「崇高」は自然などの偉大なものや素晴らしい精神などに対したときに抱くような、気高さや尊さを言う言葉なのです。
ですので、もちろんいい意味の言葉ということです。
「崇高」の使い方
「崇高」は気高く尊いという意味で使います。
芸術や自然、人の精神などが気高い、尊いというときに使うことが多いです。
あまり気軽な会話の中で使う言葉ではなく、文章中やあらたまった言葉遣いで話すときなどに使います。
【例文】
- そびえ立つ雪山には崇高な美しさがある。
- その絵の崇高さに人々は感動した。
- 彼の崇高な精神を決して忘れない。
- 崇高な理念のもと起業する。
「高尚」との違いは?
「崇高」は気高いことですね。
似た言葉に「高尚」があり、こちらも気高さを表すのに使う言葉です。
「崇高」と「高尚」の違いについて、「高尚」の意味から確認していきましょう。
「高尚」の意味と使い方
「高尚」は「俗っぽくなく、程度の高いこと」と言う意味です。
「こうしょう」と読みます。
学問や言行などの程度が高く上品であることを指して使います。
【例文】
- 彼は自分の研究で一人でも多くの命を救いたいと言う高尚な考えを持っている。
- 彼女はクラシック鑑賞や華道などの高尚な趣味をいくつも持っている。
- 周りの人々の会話が高尚過ぎてついていけない。
「崇高」と「高尚」の違い
「崇高」と「高尚」の違いは、
- 「崇高」は「恐れや驚きを起こさせるほど気高いこと」
- 「高尚」は「知性や品性の程度が高いこと」
となります。
「崇高」の方が、人の理解を超えるようなもので、恐れのような気持ちとともにあがめたくなるような気持ちを起こさせるという意味です。
それに対し、「高尚」は、学問や行動など、人の行うものが上品で知的程度が高いということを表します。
ですので、例えば「絵画を見て崇高さに感動する」ということであれば、その絵を見て恐れ多い気持ちになり感動するということです。
「本を読んだが内容が高尚過ぎた」ということであれば、本の内容が自分にはレベルが高すぎたということですね。
まとめると、
- 「崇高」は畏敬の念を抱くほど気高いことで、美しいものや偉大なものについて使う
- 「高尚」は知的さが高く上品なことで、言葉や学問などについて使う
ということになります。
「崇高」の類義語
「崇高」の類義語には次のようなものがあります。
- 神々しい(おごそかで、気高い感じがすること)
- 荘厳(重々しく、威厳があって気高いこと)
- 高潔(人格やその人の思想が立派で気高いさま)
- 高邁(志などがたかく、衆にぬきんでていること。また、そのさま)
- 尊い(崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である)
いずれも精神的に抜きん出ているという意味では共通しています。
それぞれに少し意味やニュアンスの違いはありますので、色々知っておくと使い分けができますね。
「崇高」の対義語
「崇高」の対義語には次のようなものがあります。
- 卑俗(卑しく下品であること)
- 低俗(下品で俗っぽいこと)
- 卑しい(品位に欠けている。下品だ)
まとめ
「崇高」は偉大なもの、尊いもの、気品があるものなどに対面した時、畏敬の念を込めて使う言葉です。
日常的にしょっちゅう「崇高」さを感じるという人はあまりないかもしれませんが、いざそうしたものに出会った時にしっかり表現できるよう、ぜひ覚えておくとよい言葉ですね。
最後までお読みくださりありがとうございました!