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証券会社での面接対策は、志望動機はもちろんですが、「業界を選んだ理由」も用意すべきと言われますよね。
金融業界、証券会社は給与が高いため、給与面に惹かれて就職・転職を希望する人も多いですが、その分仕事は体力的にも精神的にも楽ではありません。
ですから、給与だけでなく「なぜこの業界がいいのか」というのは大事なポイントになるのです。
今回は、元々証券会社に営業として入社し、その後人事部として新卒・中途採用の面接をしてきたというM面接官にお話を伺いました。
証券会社の面接対策は?ポイントは自信みなぎる挨拶と「業界を選んだ理由」
名前 M面接官
年齢 39歳
業種 金融業
大学では経済学部でして、金融業界に興味を持ちゼミナールの先輩の紹介もあり証券会社の営業として就職しました。
7年ほど働いたのち人事部と配属されました。
個人的には営業のままでいたかったのですが、同期のまとめ役をしていたことや世話好きな点が買われたのだと今となってはそう思います。
そこから、人事部として新卒・中途採用の面接を3~4年ほどやっておりました。どちらかというと、中途採用は多い会社でした。
まず面接でやってきた人間を見極めるポイントとして個人的に何よりも挨拶の仕方だと思っています。
声量の大小はあるかもしれませんが、はきはきした印象をもってもらうことが重要です。
自分自身に自信があるかないかは挨拶の声質である程度分かります。
どのような部署に配属されたとしても、証券会社に勤める上で大切なのは自信があることだと私は思っています。
次にみるところは服装です。
どんなスーツでも靴でも個性は人それぞれなのでいいのですが、相手にどのようにみられるかしっかり考えることが出来ているなと思わせてくれれば問題ありません。
当時の会社では学歴はさほど重要視していなかったのですが、
サークルやアルバイトなどのコミュニティに属していたか、そしてどのように活動していたかを履歴書から必ずチェックしていました。
これはリーダーシップの有無や協調性、性格を事前に把握した方が採用面接を行うときにスムーズになるので習慣化していたのだと思います。
あと当たり前ではありますが、表情はよくみてます。
能力があっても暗くてはこの業界やっていくのは難しいですから。
いつもしていた質問:この業界を選んだきっかけは?
いつもしていた質問ですが、何がきっかけでこの業界で働いていこうと決めたのか、を毎回誰にでも聞いていました。
それが中途の就職希望者でも質問します。
なぜならば、人は1日の大部分を仕事で過ごします。
ただ、生活をするための賃金を得るためだけでは、精神衛生上よろしいものではないと思います。
証券業は正直大変なことが多いです。
営業はノルマがありますし、市場によって株価などの数値が予想の範囲を越えて上下しますので、気が休まることはありません。
この業界でやっていく志がある程度ないと継続していくことは難しいのです。
このような理由から、当社を選択した理由よりも業界を選んだ理由を質問していました。
不採用になるケース
私がNGとしていた面接者はまず、給料の高さだけを目的にしていることがわかると採用は見送るようにしていました。
先程述べましたように、証券業でやっていくんだという気概がないとやっていけません。
給料の高さだけをモチベーションにしていては長続きはしません。
確かに提示していた給与面は業界の中でも高い方でした。
ただ、それはそれだけ労働する量が多いということです。
営業などは特に結果が全てですから、定時は存在してませんでした。
とにかく、労働条件の一部分しかみていないようでは不採用の確率は上がります。
採用されるケース
では実際に面接者はどのような人間が採用に至るか説明いたします。
冒頭述べたように、まず自分に自信があるか、証券業界で働いていく志があるか、社会的常識はあるか、をポイントにしておりました。
当時は、簡単なグループワークを行っていました。
5人前後のグループを作り、簡単な議題をだし討論させます。
そこでは能力を見るというより、性格を見極めてました。
営業であればリーダーシップタイプや積極的に意見を言うタイプが採用されやすいですね。
それと、みんなの意見をまとめたり、議論がそれていくのを修正するタイプは総務課に採用されやすいです。
グループワークのあとに個人面接を行うという流れでした。
個人的には熱い気持ちがあれば、新卒・中途関係なく採用に有利にしていました。
多少のアラがあっても、入社してから教育指導して修正すればよいと考えていたからです。