※当サイトではアフィリエイト広告を利用しています
二十四節気の一つ、「小暑」。
今回は、小暑の意味や2025年の小暑はいつなのか、旬の食べ物や行事についてご紹介いたします。
小暑はたくさんの風習や行事を楽しめる時期ですので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
小暑の意味とは
「小暑」とは、「この時期から暑さが強まっていき、本格的な夏の始まりが来ること」を意味する二十四節気の言葉です。
読み方は「しょうしょ」と読みます。
2025年の小暑は、7月7日(月)です。
二十四節気は、太陽の位置から季節を24等分して決められています。
小暑はその中で11番目にあたりますので、次の12番目である「大暑」が来るまでの16日間が小暑の季節となります。
なので、2025年の小暑の期間は 7月7日〜7月21日となるのです。
小暑と大暑
「小暑」が終わると、猛暑日が続く「大暑」がやってきます。
小暑と大暑の違いは、文字通り暑さの強さをあらわしています。
小暑は梅雨の終わりと夏が本格化し始めることを意味するということで、「小さく暑い」と書きます。
一方大暑は、猛暑日が続き一年で1番暑い時期という意味で「大きく暑い」と書かれています。
「暑い」という字に「大」「小」が付けられていると、小暑の暑さは大したことがなさそうに思えますが、油断してはいけません。
小暑のこの時期は湿度も高く蒸し暑いため、早くから夏バテになっている方も少なくないのです。
次の項目では小暑の食べ物をご紹介しますので、旬の美味しいものを食べて大暑に備えましょう。
小暑の食べ物(小暑に旬を迎える食べ物など)
小暑の時期に旬を迎える食べ物は、以下になります。
- 桃
- すもも
- スイカ
- オクラ
- ピーマン
- ナス
- トマト
- ホタテ
- スズキ
小暑の時期になると、夏らしい食べ物が人気となります。
桃やスイカなど冷やすとより一層美味しく感じられる果物がメインとしてスーパーや百貨店の青果コーナーに並び始め、お中元などの贈答品としても好評となります。
野菜では、トマトやオクラやピーマン、ナスといったものが旬となります。
夏野菜は赤や緑といった色鮮やかなものが多く、複数の野菜を同時に調理すれば食卓に彩りを与えることができます。
色鮮やかな料理は食欲増進を図ることができるので、夏バテ予防にもつながりますね。
魚介類では、特にホタテがおすすめです。
ホタテは春に産卵を終え、夏になると栄養をどんどん取り込み、貝柱が太く大きくなっていくからです。
ホタテは旨味成分が多く含まれており、風味のある夏野菜との相性も良いのでこの時期にはぜひ食べておきたい一品です。
小暑の旬の食べ物・行事食
小暑から次の大暑の間、夏の定番として食べられるのが、以下になります。
体に溜まった暑気を取り除いて元気に夏を越すための「暑気払い」として、グルメでは素麺やかき氷が恒例の人気メニューとなります。
- かき氷
- そうめん
- ひやむぎ
- 索餅(さくべい) ※七夕
ただし、索餅(さくべい)は七夕の節句にちなんだ食べ物です。
索餅(さくべい)は揚げ菓子の一種で、和名で「むぎなわ」とも言われています。
小麦と米粉を合わせて練り、縄の様にツイストさせたものを揚げたお菓子で、ふんわりとした甘みがあります。
そのままでも良いのですが、アレンジとしてごま、青のりを生地に混ぜたり、揚げた後にきな粉をまぶして食べたりします。
索餅(さくべい)は、中国から日本に伝えられたと言われており、平安時代には無病息災を願った七夕のお菓子として貴族に好まれ食べられていたそうです。
索餅の由来は中国の故事で、中国の帝の子供が悪霊になり疫病を流行らせたため、七夕に好物の索餅(さくべい)をお供えしたところ、疫病がぴたりと止んだからだとのこと。
また、索餅は「本来はお菓子ではなく素麺であった」「索餅は素麺の祖先的なもの」とも研究で言われており、日本では七夕に素麺が給食などのメニューで出るのかもしれませんね。
オレンジ色の部分は文字数が多くなるので切っても良いかもしれません。
小暑の行事
「七夕」
七夕(しちせき)の節句として、古くから日本で親しまれてきた行事です。
日本における七夕の由来は、中国から言い伝えられたものと日本の棚機津女(たなばたつめ)の伝説が合体されてできたとされており、当時は貴族の文化であったのだと言われています。
日本では三大七夕祭りがあり、多くの人が集まって賑わいを見せています。
※七夕は本来は旧暦で今のお盆前後にあたるため、仙台七夕祭りや安城七夕まつりは8月のイベントとなっています。
「お中元」
7月初旬〜中旬までの小暑の頃は、お中元を贈るベストタイミングな時期でもあります。
通販が発達した現在では、一般的に日本全国で7月中旬頃に贈ることが多くなっているからです。
詳しいことを言いますと、お中元を贈る時期は地域によって異なっており、
- 東日本・・・7月初旬〜7月中旬頃
- 西日本・・・7月中旬〜8月のお盆前頃
となっております。
小暑の時期である7月中旬は、日本全国のどこに贈っても失礼がなく安心してお中元を贈ることができる時期なのですね。
お世話になっている方に感謝の気持ちを込めて、お中元を贈りましょう。
「暑中見舞い」
小暑の時期に入ると、日頃お世話になった方へのご挨拶は「暑中見舞い」というかたちになります。
暑中見舞いの時期は諸説あるのですが、一般的に梅雨が明けた小暑〜立秋の前日までとなっています。
「各地のお祭りやイベント」
小暑の時期からは、各地でお祭りやイベントが開催されることが多くなります。
夏にお祭りが多い理由は、都市部で疫病が流行することが多かったため、邪気を払ったり厄除けの意味をこめてお祭りを行なっていたからだと言われています。
また、夏は晴れた日が多いため、人が集まりやすいというメリットもあったとのこと。
お近くのお祭りや夏らしいイベントを調べて足を運んでみてくださいね。
日本三大七夕祭り
仙台七夕まつり 宮城県仙台市
日時:例年8月6日(日)〜8月8日(火)
場所:仙台市中心部および周辺の地域商店街
湘南ひらつか七夕まつり 神奈川県平塚市
日時:例年7月5日〜7月7日頃
場所:JR平塚駅北口商店街を中心とする市内全域(〒254-0043 平塚市紅谷町、明石町が中心)
安城七夕まつり 愛知県安城市
例年8月4日〜8月6日
場所:JR安城駅周辺市街地一円
>>安城七夕まつり公式HPまとめ
「小暑」は「この時期から暑さが強まっていき、本格的な夏の始まりが来ること」を意味する二十四節気の季節の言葉です。
小暑に入ると、かき氷や素麺など夏らしい食べ物がちらほらと目に入る様になり、七夕や祇園祭りといった季節の行事も地域で執り行われます。
小暑は「小さく暑い」と書かれておりますが、実際は蒸し暑くて体調を崩しやすい時期なので旬の美味しい物を食べて体を労わるように心がけましょう。