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出張が多い仕事は嫌がる人もいれば、社内の人とだけ顔を合わせなくてすむし気楽!と考える人もいます。
しかし、もしあなたが社内での出世を念頭においているのであれば、実は出張先での仕事ばかりに目を向けているとあとあと苦労してしまうことになれかねないのです。
今回はichiさん(46)に出張が多い仕事でのメリット・デメリットと考えておくべき、やっておくべきことを伺いました。
目次
出張が多い仕事の2つのメリット
1、人脈と視野が広がる
まず出張が多い仕事のメリットとしては、社内の同僚としか接する機会の無い内勤の仕事と比較すると、客先や同じ会社の他事業所の社員などさまざまな人と接する機会があります。
そのことで単純に人脈が増えるだけでなく、自分の視野が広くなり、さまざまな視点で物事を考えられるようになります。
そして自社や自分だけの常識や先例に囚われることなく、新しい発想ができるようになります。
また、新しい情報や新しい価値観に対する抵抗も小さくなります。
内勤であれば閉鎖的な人間関係に悩むことも多いですが、出張先での仕事相手とは、基本的にお互いに良い仕事をして、仕事を成功させたいという共通の思いがあるので、
やるべきことや優先順位が明確で、他社の人と仕事をする場合でも同志となって仕事をする関係になりやすいです。
逆に出張先の仕事相手との関係がギクシャクしたとしても、一旦、距離を置いて、関係修復に努めることも可能であり、完全に絶縁状態にしてしまうことも可能です。
その代わりに、新しい客先を見つければ、ビジネスとしては困りません。
もちろん、切れない関係の客先もありますが、その場合は、他の人に担当を代わってもらうこともできるので、人間関係を壊さないように気を遣って、思い通りの仕事ができないという事態は避けやすいでしょう。
2、いろんな場所に行くことで気分転換できる
出張そのもののメリットとしては、単純にいろんな場所に行くことで気分転換ができます。
各地の名物を味わったり、名物ではなくても自分のお気に入りの店や場所を見つけて、この出張先では、あの店やあの場所に寄ることができるというように、
仕事以外の楽しみができるので、ルーティンワークとは比べものにならない、メリハリのある働き方ができます。
出張が多い仕事の4つのデメリット
1、移動に時間が取られる
デメリットとしては、まず第一に、移動のために時間と労力が必要なため、その分、仕事にしわ寄せがいくことが挙げられます。
移動中にデスクワークをこなすなど、自分なりの工夫をしなければ、効率の良い働き方をするのが難しいといえます。
2、体調・健康管理が必須
宿泊をともなう出張であれば、自宅で過ごす時間よりも、出張先のホテルなどで過ごす時間が長くなるため、体調管理や、自宅以外の場所でリラックスできる時間の確保、その方法を見つけることに苦労するかもしれません。
また、外食が多くなるため、健康管理も大きな課題となります。
出張先では、接待などでお酒を飲む機会が増え、運動する機会も少なくなるため、健康の維持のためのスケジュールも組み込む必要があります。
3、プライベートの時間確保が難しい
そして、3つめのデメリットとしてアフター5の予定を入れることが難しく、プライベートの時間の確保も難しくなります。
どうしても、出張の予定を軸に、仕事のスケジュールを組むことになるため、プライベートの予定に合わせて、仕事のスケジュールを調整するということがなかなかできず、
働き方としては、プライベートを犠牲にするため、ワークライフバランスが悪いと言わざるを得ないでしょう。
4、社内の人間関係が気薄になる
4つめのデメリットとしては、社外や他事業所との人間関係を構築することができる反面、社内の人間関係が希薄になり、社内の情報にも疎くなってしまうため、社内では少し浮いた存在になることもあります。
また、社内の常識に囚われずに仕事をすると、客先でうまくまとめた仕事が、社内では承認が得られないという、身内に足を引っ張られてしまうこともあるため、そのジレンマに悩むことになるかもしれません。
社内で出世することを目指しているなら、社内の情報に疎く、社内の人間関係が希薄であるというのは、かなり不利であり、社内での仕事もやりにくいため、
中間管理職になった場合には、社内での調整や根回しに大変苦労することになります。
また、閉鎖的な空間や人間関係に耐えられないかもしれません。
出張で各地を、自由に飛び回ることを一度味わってしまうと、内勤の仕事に慣れるのは難しく、社内でじっとして仕事をすること自体がストレスに感じて、転勤や転職を考えるようになるかもしれません。