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「対応」は日常生活やビジネスシーンでとてもよく使われている言葉です。
「○○に対応する」などとよく使いますね。
この「対応」とは、正確にはどのような意味の言葉でしょうか。
「応対」や「対処」など、似たような使い方をする言葉もいろいろありますのでこの機会に確認しましょう。
今回は、「対応」の意味と使い方!「応対」「対処」との違いは?|例文についてご説明いたします!
「対応」の意味
「対応」は
- 「向かい合い対になっていること」
- 「ある物事が他の範疇に属する物事と対立・相対する関係にあること」
- 「互いに釣り合いがとれていること」
- 「周囲の状況に合わせて事をすること」
- 「数学で、一つの集合の各要素を第二の集合の要素にそれぞれ結びつける規則」
という意味があります。
「たいおう」と読みます。
色々な意味があり、例えば算数や数学の授業で「図形の対応」とか「yはxに対応している」などと使ったりもしますね。
ですが、日常生活やビジネスシーンでは「周囲の状況に合わせて事をすること」という意味で使うことがほとんどでしょう。
「クレームに対応する」とか「コロナへの対応」といった使い方の場合はこの意味です。
「対応」の使い方
「対応」は、主に「周囲の状況に合わせて事をする」という意味で使います。
- 対応する
- ○○への対応
といった使い方をします。
「お客様への対応」のように人に対しても使えます。
また、「事故への対応」「問題に対応する」など人以外のものにも使えます。
いずれも、周囲の状況や相手の様子をとらえて、何をすべきかを判断して行動するといったことを表します。
「応対」「対処」との違いは?
「対応」に似た言葉の「応対」や「対処」との違いを確認しましょう。
- 「対応」は「状況に応じた態度をとること」
- 「応対」は「受け答えすること」
- 「対処」は「適切な処置をとること」
それぞれの意味や違いはこのようになります。
「応対」との違い
まず「応対」は、「対応」と字も逆になっただけなので非常に混同しやすいです。
しかし、「対応」は人や人以外のものに応じて、状況に合わせて行動するという事です。
それに対して「応対」は人に対して相手になり受け答えをするという事です。
例えば、「来客に対応する」は、来客に担当者が面会して打ち合わせや商談をするとか、クレーム処理をするなど相手の目的に応じて具体的な行動をとることを表します。
そして「来客に応対する」は、来客に受付などが応えることを指します。
挨拶をしたり名前や用件を聞いたりといった受け答えをすることです。
「対処」との違い
「対処」も「対応」と似ていますよね。
「対処」は「あることに対して適当な処置をすること」です。
「対応」は相手の目的に応じて行動するということですが、「対処」は「処置」という意味がありますので、状況を判断して問題解決や事態の収拾のために行動するようなときに使います。
「対応」は人にも人以外にも使いますが、「対処」は物事を処理するという意味で、人に対しては使いません。
「対処」は特に「問題に対処する」「故障に対処する」など問題を解決にもっていくように対策を取るという意味で使われることが多い言葉です。
「対応」の例文
- 来客に対応しているうちにこんな時間になってしまった。
- 彼のいうことにまともに対応しても意味がない。
- 問題に適切に対応する。
- クレーム対応は、謝罪をするだけではなくお客さまの意見をよく聞いて心情を理解することが大切だ。
- あの俳優は街で声をかけたら気さくにサインしてくれて神対応だった。
「対応」の類義語
「対応」の類義語には次のようなものがあります。
- 対処(ある事柄に対して適当な処置をとること)
- 収拾(混乱した状態をおさめてもとのように整えること)
- 対策(相手の態度や事件の状況に応じてとる手段)
- 措置(判断してその物事をとりはからうこと)
「対応」の対義語
「対応」の対義語には次のようなものがあります。
- 不対応(対応しないこと)
まとめ
「対応」は「周囲の状況に合わせて事をすること」という意味です。
ビジネスシーンでも「来客に対応する」「クレームに対応する」「問題に対応する」など、非常によく使う言葉です。
「応対」は人に対して受け答えすること、「対処」は問題などに適切な処置をとることと、似た言葉ではありますが意味や使い方の違いがあります。
いずれもビジネスシーンでもよく用いられ、混同しやすいのでぜひしっかり区別して使い分けてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!