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「○○さんのたっての希望で……」
「部長のたっての希望で……」
この「たっての希望」という言葉は、会話の中や文章中、ビジネスシーンなど色々なところで使われています。
「希望」の意味はわかっても、「たっての」が分かりにくいという人も多いのではないでしょうか。
「たっての○○」という形で色々な言葉があります。
今回は、「たっての希望」の意味と使い方!「たっての」とは?|類義語・例文についてご説明いたします!
「たっての希望」の意味
「たっての希望」は、「無理を承知で強く希望すること」です。
「たってのきぼう」と読みます。
「たっての」は漢字では「達ての」「強っての」となりますが、ひらがなで書くことが一般的です。
「たっての希望」で、「どうしても実現したい」「ぜひともそうして欲しい」といったことを表します。
普通に「希望する」と言うよりも、非常に強い希望の気持ちを表す言葉です。
「たっての」とは?
「たっての希望」の「たって」は、「無理を承知で強く要望・希望するさま」という意味です。
漢字で書くと「達て」、あるいは「強って」となりますが、これらは当て字です。
もともとの語源は「断つ」という字の「断って」で、「道理を断つ」ということから、「道理や筋道を無視してでも」という意味であったとされています。
無理を承知で、たとえ道理にそむくことであっても、といった、お願いや希望をするときの非常に強い気持ちを表す言葉として使われています。
- たっての希望
- たっての要望
- たっての要請
- たっての頼み
- たっての願い
など、「要望・希望する」意味の言葉につけて、その要望・希望の意を強く表現します。
「たっての希望」の使い方
「たっての希望」は、「無理を承知で強く希望すること」です。
普通に「希望します」と言うのではなく、「たっての」がついていますので、「どうしても」「無理を承知で」「ぜひとも」といった、非常に強い希望を表します。
絶対にそうしたいという強い希望があるときに使いますので、ビジネスシーンでも日常生活でも広く用いられます。
もちろん、「社長のたっての希望」「国王のたっての希望」など、それが仕事や国に大きな影響をもたらすような重要なことにも使いますし、「妻のたっての希望でこのレストランに行く」など、「無理を承知で」とまではいかなくても、非常に強い希望を持っているということを強調して表すために使うこともあります。
「たっての希望」の例文
- 社長のたっての希望で新プロジェクトがスタートした。
- 監督のたっての希望で彼がチームに入った。
- 報道をやりたいというたっての希望がかない、彼女はニュース番組のキャスターに起用された。
- 父のたっての希望で家業を手伝うことになった。
- 妻のたっての希望で広い庭付きの一戸建てを購入した。
- 母のたっての希望で退院し、自宅治療に切り替えた。
- 遠距離通学になるこの学校に入学したのは本人のたっての希望だった。
「たっての希望」の類義語
「たっての希望」の類義語、言い換え表現には次のようなものがあります。
- たっての要望(無理を承知で強く要望するさま)
- 痛切な思い(ある物事が実現するよう心から強く願っているさま)
- 宿望(長い間持ち続けてきた思い)
- 熱望(熱心に望むこと)
- 悲願(どうしても成し遂げようと心の底からの願い)
- 切望(熱心に望むこと)
- 渇望(喉が渇いたとき水を欲するように、心から願望すること)
「たっての希望」の対義語
「たっての希望」の対義語は特にありません。
ちなみに「希望」の反対は「失望」「絶望」などになります。
まとめ
「たっての希望」は、「無理を承知で強く希望すること」です。
シンプルに「希望」と言うよりも、「無理を承知で」「ぜひとも」といった、非常に強く希望する意味を表すことができます。
ビジネスシーンや日常でも使うことがある言葉です。
希望する気持ちを強調して伝えたい時などに便利な言葉ですね。
ぜひ参考になさってください。
最後までお読みくださりありがとうございました!