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駐在員を経験すると日本に戻りたくなくなる?手当が減って転職を考えている30代男性の話

駐在員を経験すると日本に戻りたくなくなる?手当が減って転職を考えている30代男性の話

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私は都内在住30代後半会社員男性です。

現在は妻と子供と3人で暮らしています。

私は都内の某中小の旅行会社に勤務しているのですが、その関係で台湾に海外赴任をして、駐在員として5年間ほど勤務をした経験が有ります。

昨年赴任先の台湾から日本に戻ってきたわけですが、駐在員として現地に出向く前と現地での状況、そして帰国後の変化という視点から「海外赴任の給与や待遇について」を話したいと思います。

海外赴任の給与や待遇について

まず、わたしは旅行会社で働いています。

旅行会社ということから「薄利多売」という状況を強いられてしまうのが前提としてあるので、駐在員になる前の給与面というのは同世代に比べてかなり低く、

且つ私の所属する会社は残業代もなければボーナスも発生しなかったので日々の生活は非常にギリギリであり、貯金など出来るよしもありませんでした。

特に「東京という物価が高い地域」に済んでいたので、生活の厳しさを余計に感じざるを得ませんでした。

正に「来月どうやって生きていこう」というような環境下で生活せざるを得ないという毎日でした。

しかし、そんな私が会社初の駐在員として当時私が業務上関わりを強くもっていた台湾に出向が決まってからは

その給与に「海外駐在員手当」と「生活補助費」が加えられ、給与自体が約1.5倍になりました。

一般的に駐在員の給与としては「手当が付く」といわれてますが、その手当に関しては出向く国の水準に準ずると言われています。

会社によって手当の規模も違うとのことですが、私の場合は日本より生活水準が若干低い台湾の台北だったのでそれまでに出来なかった貯金が多少なりとも出来るほどでした。

結婚していたので妻を帯同させたのですが、いわゆる「家族手当」というものは私の会社はなく、不満はかなり残りましたがそれでも日本にいたころに比べると生活水準は若干上がりました。

家族が増えても貯金ができていた

現地で発生する税金や社会保険関連に関して、もし2重払いになるのであれば駐在現地分は基本的に会社が全額負担してくれるのでその面での「待遇」というのも感じられました。

私の場合、決して贅沢ができたわけではもちろんありませんが、ビザの関係上は現地で働くことができない妻を養いながら私の収入だけで最低限の生活を続けつつ、且つ多少の貯金もできた程でした。

また、現地で子供を授かりましたが、「家族が増えて出費が増えた」と言う状況であってもそれまでの駐在員生活と変わらず、多少の貯金はできました。

なので、「裕福ではないけれど、日本にいたときに比べて遙かに伸び伸びしながら生活できていた」と言えます。

もちろん、現地で豪遊をしたりすればもちろん手当分もほぼなくなってしまうでしょうが、一般的な生活をしていく分にはそれなりに貯金もしながら伸び伸びと生活は出来ると思います。

ただ、日本より生活水準が高い欧米の国々に行った場合は、例えば医療費などが相当高額なのでその分の負担は大きくなると思います。

ただ、行く国々の「危険度」「治安」などにより「生活補助費」の額も変わってくるとは思いますし、会社によっては「どの国に行くにも手当の金額は同じ」というところもあるようですが、世間一般的には「日本にいた頃より収入が増える」というのは確実だと思います。

ただ、以前言われていたような「駐在員になれば家が一軒建つ」というほどではありません。

日本に戻ったらまた手当がなく困窮した生活に逆戻り

私の場合は家族に不幸があり、駐在員という立場から日本に戻ってきたわけですが、

それにより「手当」の部分がなくなったし、家族が一人増えているということもあり、再び以前と同じような困窮した生活を強いられています。

また、駐在員生活をしていた頃のような「海外での生活」という刺激も無ければ収入も少ない、ということで本気で転職をしようと動いています。

駐在員が日本に戻ると、その生活を受け入れられなくて退職する確率が高いと聞きますが、それは「生活環境」と「給与や手当という待遇の面」という視点、そして自分が駐在員という経験をしたからこそ非常に納得できるな、と思いました。

その理由として「駐在員時代にくらべて生活水準が落ちる」というのが大きな理由だと実体験を通して思いました。

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