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昭和の時代に使われていた「チーマー」という言葉について解説していきます。
聞いたことはあるけどその意味を詳しく知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回は「チーマー」について意味や語源と言った基本的なことから、その語源やヤンキーとの違いについてもご説明いたします。
「チーマー」の意味
「チーマー」とは、駅前やコンビニエンスストア前などにたまっている素行の悪いグループやそのグループに所属している人を指す言葉です。
1人で居る不良を指してチーマーとは言わず、あくまでも「グループ・集団」で居たり属している不良少年・少女を表現する言葉です。
「チーマー」の語源
「チーマー」の語源は、誰もが知っている「Team(チーム)」という英語です。
団や組といった意味を持つ「Team」に、「〇〇をする人」という意味の「er」を付けて作られた造語です。
中国にも「チーマー」という言葉があり、これが語源と言われる事もありますが中国で使われている「チーマー」は「馬に乗る」という意味を持っており、日本におけるチーマーとは全く違う意味であることが分かりますね。
「チーマーファッション」って何?
1991年頃に大流行したアメカジというストリートファッションがチーマーファッションの基本だと言われています。
その後革ジャンブームやエンジニアブーツブームが来たりと、ベースとなるのはアメリカの若い不良少年達が着るようなファッションスタイルでした。
リーバイスのデニムに革ジャン、足元はエンジニアブーツというクールなアメリカンスタイルがチーマーファッションと呼ばれていました。
一部ではグループ名が刺繍されたスタジャンなども着用されていましたが「おそろいはちょっと…」と考える若者が増えたため、すぐにお揃い文化は無くなってしまいました。
「チーマー」と「ヤンキー」の違い
現在では「チーマー」も「ヤンキー」もほぼ同じようなニュアンスで使われていますが、実は若干の違いがあるとされています。
チーマーはそのファッションがアメカジなどのカジュアルかつストリート系であるのに対し、ヤンキーは改造した学生服を基本としたものであるという違い。
10代の不良少年・少女を指すのが「ヤンキー」で、20代の社会人が集団で迷惑行為をするのが「チーマー」だという考え方もあります。
まとめ
現在ではほぼ使われなくなった「チーマー」という言葉についてご説明いたしました。
使われなくなった背景には「チンピラ」「ヤンキー」といった似たような意味の言葉に置き換えられてしまったという理由もあるのではないでしょうか。