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「こう考えれば辻褄が合う」
「君の説明は辻褄が合わない」
この「辻褄が合う」という言葉は、日常でも、ニュースやビジネスシーンでも、非常によく使われる言葉です。
「辻褄が合う」の意味は何となくわかるという人が多いかもしれませんが、「辻褄」とは何か、その語源などは調べたことがないという人も多いでしょう。
今回は、「辻褄が合う」とは?「辻褄」の意味や語源を解説!【言い換え表現・例文】についてご説明いたします!
「辻褄が合う」とは?
「辻褄が合う」は「合うべきところがきちんと合う。筋道がよく通る」という意味です。
「つじつまがあう」と読みます。
物事が理屈にかなっている、矛盾していない、ということを表す言葉です。
話を聞いて、内容に矛盾がなく納得がいく場合などに「辻褄が合う」と言います。
「辻褄」の意味
「辻褄が合う」の「辻褄」は、「合うべきところがきちんと合う物事の道理」という意味です。
ですので、物事の道理がきちんと合っているときは「辻褄が合う」と言います。
また、話が食い違ったり、筋道が通っていなかったりと言った場合は「辻褄が合わない」と言います。
きちんと合うべき道理や、一貫すべき物事の筋道というものが「辻褄」なのです。
「辻褄」の語源
では、「辻褄」とは何でしょうか。
道理や筋道のことだとはわかりましたが、それをなぜ「辻褄」と言うのでしょうか。
実は、この「辻褄」は、着物に関係した言葉なんです。
「辻」は裁縫で縫い目が十字に合う部分を言います。
「褄」は着物の裾の左右両端のことです。
着付けの時、この「褄」の位置をしっかり合わせて裾線を決めます。
「辻」も「褄」も、どちらもきれいに合わせるべきものということで、そこから道理などが合うことを「辻褄が合う」、また道理が合わずちぐはぐになることを「辻褄が合わない」と言うようになったのです。
「辻褄」の使い方
「辻褄」は、ほとんどの場合「辻褄が合う」という形で使います。
- 辻褄が合う
- 辻褄が合わない
- 辻褄を合わせる
などの形がありますが、いずれにしても「合う」という言葉とセットで使います。
「辻褄」という言葉の元々の意味(着物の「辻」や「褄」)という意味から考えても、「合わせる」ものであることからわかりますね。
「辻褄が合う」の例文
「辻褄が合う」は、物事の筋道が通っている、矛盾がない、といった意味で使います。
「辻褄が合う」(または「辻褄が合わない」)の使い方を、例文で確認しておきましょう。
【例文】
- 二人の話は辻褄が合っている。
- これで話の辻褄が合う。
- 辻褄が合うようにグラフの数値が改ざんされている。
- 彼女の話では辻褄が合わない。嘘をついているのではないか。
- 彼が発表した論文の内容と、再現実験の結果の辻褄が合わない。
話の内容など、物事が矛盾なくぴったりと合って納得がいくような時に「辻褄が合う」、また話や結果などが食い違っていておかしいという時に「辻褄が合わない」と使います。
「辻褄が合う」の言い換え表現
「辻褄が合う」の言い換え表現には次のようなものがあります。
- 矛盾がない(矛盾=二つの物事がくいちがっていて、つじつまが合わないこと)
- 理にかなう(理屈や道理に合っていること、合理的であること)
- 筋が通る(物事が正しく行われている。首尾一貫していること)
- 道理に合う(道理=物事の正しいすじみち。また、人として行うべき正しい道)
- 整合性がある(整合性=物事や言動に矛盾がなく、整っていること)
- 一貫性がある(一貫性=始めから終わりまで同じ一つの方針・考えによっていること)
- 帳尻が合う(物事のつじつまが合う。つりあいがとれる)
まとめ
「辻褄が合う」の意味や使い方はおわかりいただけたでしょうか。
裁縫や着物に由来する言葉だというのは意外だったかもしれませんね。
合うべきところがきちんと合っている時や、逆に矛盾していて合っていない時など、日常でもビジネスシーンでも、いろいろな場面で「辻褄が合う」とか「辻褄が合わない」などという機会があると思います。
ぜひ言葉の意味を理解して使ってみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!