豆知識

「ウール」と「カシミヤ」の違いとは?どっちが高い・暖かい?

「ウール」と「カシミヤ」の違いとは?どっちが高い・暖かい?

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冬の衣類に欠かせない「ウール」と「カシミヤ」ですが、その違いは一体どういうものなのでしょうか。

今回は「ウール」と「カシミヤ」の違いについて詳しくご説明するのはもちろん、どっちが高いのか。どっちがより暖かいのかという疑問にもお答えしていきます。

「ウール」と「カシミヤ」の違いとは?

ウール

ウールは一般的には「羊の毛」や「羊の毛を使った衣類」を指します。

広い定義だと羊だけではなく、アルパカやラクダ、アンゴラなどもウールとなりますが、広く浸透しているのはやはり「羊の毛」なのではないでしょうか。

繊維の太さもカシミヤとはことなり、ウールの平均的な太さは20ミクロンとなっています。

カシミヤ

カシミヤは、インド北部に生息するカシミヤヤギというヤギの産毛を使用して作られた毛織物を指します。

カシミヤヤギの生息数は羊と比べて12分の1程度ほどしかなく、1頭から取れる毛の量も少ないので貴重とされています。

ウールよりも細い19ミクロン以下でなければいけない、と繊維の太さも決められています。

「ウール」と「カシミヤ」はどっちが高い?

高価なのは「カシミヤ」です。

その理由は飼育頭数の違いによる希少性の差にあると言えます。

ウールは世界各地で飼育されており、その数はなんと10億頭ともいわれています。

対してカシミヤヤギは世界で約8000万頭ほどしか飼育されておらず、その産地が限られています。

また1頭あたりから取れるカシミヤの量も少なく、希少性により価格がウールよりも高くなっています。

ただし、ウールの中でも希少なメリノウールなどの最上級素材をとなるとその希少性から価格も異なってくるんですよ。

「ウール」と「カシミヤ」はどっちが暖かい?

どちらも保温性・保湿性に優れており、肌触りも柔らかい繊維ですが、どちらがより暖かいのかというと「カシミヤ」に軍配が上がります。

カシミヤは1本1本の繊維の太さが細く、風を通しにくいためウールよりも保温性に優れていると言われているんですよ。

一般的なウールの衣類に比べて8倍暖かいという説もありその暖かさは段違いということになりますね。

またカシミヤはウールに比べて軽量なので着やすく、その肌触りも滑らかで心地よいものとなっています。

まとめ

冬の衣類の定番であるウールとカシミヤですが、一般的にはカシミヤの方が高級品として認識されているのではないでしょうか。

昨今ではカシミヤを上回る繊維の細さを誇る「メリノウール」などの素材も出てきており、様々な素材と質感を楽しめます。

冬ならではの素材の質感をぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。

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