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インターネットスラングの1つ「ヲチ」という言葉についてご説明していきます。
ネット用語という性質上、見たことはあってもその意味はよく知らないという人も多いのではないでしょうか。
今回はそんな「ヲチ」について意味や使い方から詳しくご紹介いたします。
ヲチスレという言葉の意味や「アンチ」との違いについても触れていきますよ。
「ヲチ」の意味
「ヲチ」とは、「ウォッチ」という言葉が変化したものです。
「こっそりと観察する」「密かに監視する」という意味を持ち、ヲチ対象を非難することに繋がる場合が多いのでネガティブな意味のネットスラングとして知られています。
ヲチの対象は個人だけにとどまらず企業やメディアも対象となります。
「ヲチ」の使い方
現実の言葉として使われることはなく、主にSNSやインターネット掲示板で使われている言葉です。
インフルエンサーが載せた服装の写真を他の掲示板に転載し、「どう思うか」という議論を始めることは「ヲチ」と呼ばれます。
このような議論はその大半がただの悪口大会へと変化してしまうため、ヲチする人を「ヲチャー」と呼び敬遠する風潮もあります。
「ヲチスレ」とは？
「ヲチスレ」とは、観察・監視して手に入れた情報を元に雑談する掲示板のスレッドを指す言葉です。
日ごろから炎上しがちなタレントの問題行動や発言を書き込み、それについてあれやこれやと雑談や議論をするのが「ヲチスレ」なんですよ。
「ヲチ」と「アンチ」の違い
「ヲチ」はその対象となる人物などの事を嫌いであっても好きであっても行われる行為です。
「アンチ」はご存じの通り「個人や企業など自分が嫌悪している対象に書き込みなどで攻撃をする人」という意味です。
「ヲチ」はあくまでも転載する・晒すなど陰での悪口がメインですが、「アンチ」の攻撃はそれよりももっと激しい事が多いです。
コメント欄を荒らしたりメッセージを執拗に送り付けたりと、アンチによる被害が多発しているのも事実なんですよ。
ヲチ用（X）・ヲチ被害とは？
ヲチ用（X）
「ヲチ用」とはXにおける「ヲチ用のアカウント」という意味の言葉です。
普段発言するアカウントとは別に作られており、その目的は「対象をヲチする」その1つです。
このアカウントの特徴は、対象のポストを監視するだけで自分から発信することはほぼ無いという点です。
ヲチ被害
「ヲチ被害」とは、ヲチされて晒されたり、他の場所で陰口を叩かれた事による被害を意味する言葉です。
名誉棄損や誹謗中傷などに該当する可能性も高く、もしもどこかで晒されてしまった場合は法的処置を考えるのも1つの手段だと言えますね。
まとめ
決して良い意味で使われることはないネットスラングの1つが「ヲチ」です。
使い方ややり方によっては人間関係のトラブルへと発展してしまう可能性もありますので、安易に「ヲチ」するのはやめておいた方がいいかもしれません。