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Z世代と呼ばれる若者を中心として使われている「よき」「よきよき」という若者言葉をご存じでしょうか。
「よき」はどこか古めかしい響きも感じられますね。
今回は「よき」「よきよき」の意味や使い方、その由来は古語なの?という疑問にまでしっかりとお答えしていきます。
よき・よきよきの意味
「よき」「よきよき」は、「良いね!」という意味を持つ言葉です。
よきは「良い」という意味なので、それを2つ重ねた「よきよき」は「さらに良い」という意味だと思われがちですが、実は「良い」の程度はさほど変わりません。
どちらも単純に「良いね」という意味なんですよ。
よき・よきよきの使い方
「よき」「よきよき」は、誰かや何かを褒める時に使われる他、予定や気持ちなどを聞かれた時の返答として使われることもあります。
ポジティブな意味合いの言葉で、かつ幅広いシーンで使える使い勝手の良さも大流行した1つのポイントなのではないでしょうか。
よき・よきよきの例文
- この写真のビジュめっちゃよき。
- ゲームのボス戦の演出かっこよくてよき。
- その新しい髪型よきだよ!
- 「明日バイト終わりご飯行こう」「よきよき」
よき・よきよきの由来は古語?
その言葉の響きから古語や古文を連想した人も多いかと思いますが、この「よき」「よきよき」の由来は古語なんです。
古典の文章に出てくる「良きかな」という言葉がその元ネタとされており、使われ始めた当初は「よきかな」とそのまま使われていたんだそう。
それが時代とともに省略されて「よき」になったんですよ。
「よきかな」という言葉自体は誰もが一度は見たことのあるお話「一休さん」です。
一休さんの弟子がぜんざいを作り、それを食べた一休さんが称賛の意味を込めて「善哉(よきかな)」と言ったことがその由来となっています。
また「よきかな」という言葉が若者世代に広まった要因の1つが大人気ジブリ映画「千と千尋の神隠し」なんです。
湯屋で神様が自転車を抜いてもらった際に「よきかな」と言うシーンのインパクトの強さから、使われ始めたんですよ。
奮闘する千尋と、湯屋一同力を合わせて神様を助けようとするあのシーンは確かに印象的ですよね。
まとめ
若者言葉の由来が古語にあるとは驚きでしたね。
古文の授業を思い出したという人もいるのではないでしょうか。
「いいよ」というポジティブな意味合いを持つ言葉ではありますが、あくまでも若者世代の言葉なので目上の人との会話で使用したりビジネスシーンで使用してしまうと「礼儀が無い人」と思われてしまいます。
仲間内でのやりとりでのみ使用するのが無難です。